タイガー・ウッズが優勝に絡む成績ではないながらも予選を通過、とにかくほっとする。ウッズは特にソウグラスと相性がいいわけではなく、メイジャーで勝つよりプレイヤーズで勝つ方が難しそうなところがあったから、上出来と言ってもいいか。


さて勝負の方は3日目を終えて14アンダーで首位はリー・ウエストウッド。13アンダー2位にロバート・アレンビー、12アンダー3位にベン・クレイン、ルーカス・グローヴァー、フランチェスコ・モリナリの3人が並ぶ。この時点でウッズは足切りは通ったものの、遠く圏外の4アンダー45位タイ。


最終日はTVをつけてみると、いきなりウッズが途中棄権したという話から始まる。なんとなくそんな感じのような気がしたよ。ウッズがプレイを途中棄権したのは95年のアマチュア時代のシネコックのUSオープン以来だそうだ。とにかく初心に戻れという天の指令か。


優勝争いは前半ウエストウッドとアレンビーの争いで、この二人のどちらかだなと思わせといて、 中盤4連続バーディなどで二人にするすると追いついて抜き去ったのは、ティム・クラーク。クラークはこの日5アンダー67のベスト・スコアで通算16アンダーまで成績を伸ばしてレギュレイションを終え、アレンビーとウエストウッドを待つ。


アレンビー、ウエストウッド共に14アンダーで迎えた16番パー5で、アレンビーはクラークに追いつくイーグル・パット、ウエストウッドも入れ頃の6フィートのバーディ・パットがあったが、アレンビーのパットはハーフ・インチ右にそれ、バーディ。ウエストウッドのパットも弾かれてパー。池越えの17番パー3と難しい18番パー4で2打縮めるのはまず無理で、ウエストウッドのチャンスはもうないだろう。


17番はそれでもアレンビー、ウエストウッド二人ともデッドにピンを狙い、アレンビーは6フィートにつけるが、ウエストウッドは池に落とし、これで優勝の確率は100%なくなった。アレンビーのバーディ・パットはまたまた入ったと思った途端それる。1打差で迎えた18番ではアレンビーの第2打はグリーンを右に外し、これで9分9厘クラークの勝ちは確実に。アレンビーのパットは3フィート右に外れ、クラークの優勝が決定した。


優勝クラーク16アンダー、アレンビー15アンダー、グローヴァー14アンダー、4位12アンダーにウエストウッド、デイヴィス・ラヴ3世、ヒース・スローカム、ボー・ヴァン・ペルト、クレインの5人が入った。それにしても最終日崩れるウエストウッドというジンクスができつつある。








 

プレイヤーズ・チャンピオンシップ   ★★★

2010年5月6日-5月9日、フロリダ州ポンテ・ヴェドラ・ビーチ
TPCアット・ソウグラス

 
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