ウエスト・マネジメント・フェニックス・オープン  ★★★1/2

2017年2月2日-2月5日、アリゾナ州スコッツデイル

TPCオブ・スコッツデイル

3日目を終わって16アンダーで首位はビョンホン・アン。15アンダー、マーティン・レアード、12アンダー、ジョン・ピーターソン、グレアム・デラト、マイケル・キム、松山英樹が続く。松山は昨年の覇者でもあり、これで4年連続で優勝に絡んでいるが、最終日に4打差をひっくり返すのは可能か。


最終日はアンが伸び悩み、バック・ナインに入って後続に追いつかれる。13番パー5でバーディの松山とアンが16アンダーで首位に並ぶと、そこにルイ・ウーストヘイゼンとウェブ・シンプソも加わる。松山は15番パー5もバーディで、17アンダーと単独首位。その松山に最終18番パー4でバーディをとって追いついたのが、シンプソン。松山も18番で 20フィートのバーディ・パットがあったが、ハーフ・インチ、ショート。勝負は結局17アンダーの松山とシンプソンのプレイオフになった。


18番でのプレイオフは、二人ともバーディ・チャンスがあったが、共に外し、パー。同じく18番でのプレイオフ2ホール目は、松山がティ・ショットをバンカーに入れ、再度バーディ・パットのチャンスのシンプソンが大きなチャンスだが、僅かに左に外す。松山はクラッチ・パットを沈め、共にパー。


プレイオフ第3ホールの10番パー4は、シンプソンが絶妙のバーディ・パットを放つが、4分の1インチ、ショート。松山のレギュレーションの18番のバーディ・パットよりカップに近かった。風が吹けば入っていた。松山はまたも5フィートのクラッチ・パットを沈め、勝負はプレイオフ4ホール目の17番パー4へ。そこでシンプソンのティ・ショットはリーチャブルのグリーンの右端の、パットでカップを狙えないところに達してしまう。一方の松山はグリーン手前までのティ・ショット、第2打をカップまで12フィートにつける。


シンプソンのイーグル・パットはカップ上20フィートにつけ、バーディ・パットは入ったと思ったとたん右に外れた。これで3ホール連続のニアミスだ。一方の松山は12フィートのバーディ・パットを沈め、昨年同様プレイオフの、しかも4ホール目で勝ってこのトーナメント2連勝、ツアー通算4勝と、丸山茂樹を抜いて日本人ゴルファー最多。最近の勝負強さをもってすると、もしかしたら本当に日本人初のメイジャーの覇者が見られるかもしれない。16アンダー3位にウーストヘイゼン、15アンダー4位にリッキー・ファウラーとJ. J. スポーン、14アンダー6位にアンが入った。










 
 
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