ウエスト・マネジメント・フェニックス・オープン   ★★★

2012年2月2日-2月5日、アリゾナ州スコッツデイル

TPCオブ・スコッツデイル

3日目を終わって17アンダーで首位はスペンサー・レヴィン。6打差11アンダーにウェブ・シンプソン、10アンダー、バッバ・ワトソンとジョン・ハー、9アンダーにクリス・ストラウド、ジェイソン・ダフナー、グレッグ・チャーマーズ、ベン・クレイン、そしてカイル・スタンリーがいる。なんか、先週と似たような展開だ。今度は6打差あって最終日にまたひっくり返るなんてことがありうるか。そのスタンリーもいるし。


その最終日の展開は、ちょっと、この日あったNFLのスーパー・ボウルに勝るとも劣らぬ劇的ものとなった。スーパー・ボウルは第4クオーター残り1分を切ってジャイアンツがペイトリオッツを逆転するといドラマティックなもので、殆どルールを知らない私が見てても手に汗握ったが、まさか同様のドラマがフェニックス・オープンにも待っていたとは、夢にも思わなかった。


先週のファーマーズでは最終日5打差、今回は6打差、そして勝ったのは先週最後の最後で5打差をひっくり返されて負けたスタンリーだった。スタンリーはこの日調子の出なかったレヴィンに助けられたという面もあったが、14番パー4でバーディを奪って15アンダーとなって単独首位。最終パーティのレヴィンも14番でバーディを奪って15アンダーでスタンリーに並ぶ。しかしレヴィンは15番パー5でティ・ショットをデザート・エリアに打ち込み、第2打はパターを使って逆に後戻りする。ラフからの第3打は池に落とし、ダブル・ボギーを叩いてスタンリーに2打リードを許して脱落した。


スタンリーもその後ティ・ショットがフェアウェイをキープせず、15番パー5から18番パー4まですべてなかなか外し頃のパー・パットを残したが、今回はすべてこれを沈め、15アンダーでツアー初優勝、先週の雪辱を果たした。こんなに最速で雪辱の機会が巡って来ようとは、本人ですら考えてなかったに違いない。14アンダー2位はクレイン、13アンダー3位にレヴィン、12アンダー4位にD. J. トレイハン、11アンダー5位にワトソン、ケヴィン・ナー、ボー・ヴァン・ペルトが入った。それにしても今回のレヴィンの心中はいかばかりか。









 
 
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