過去2回このトーナメントに勝ったことのあるマーク・カルカヴェッキアが、2日目60というコース・レコード・タイで回る好調さをトーナメントを通じて維持、最終的に通算256ストロークス(ツアー・レコード)、28アンダー(ツアー・タイ)で2位のロッコ・メディエイトに8打差をつけるという圧勝、おかげで勝負としてはほとんど面白くなかった。


しかしこのトーナメントは歴史的に意外なアクシデントが頻発する。初日にはアンドリュー・マギーが17番の、プロなら1オンが可能のパー4で史上初めてダブル・イーグル、つまりホール・イン・ワンを達成、それもその時グリーン上にいたスティーヴ・ペイトのパターに当てて跳ね返ったのがカップ・インするという、まったくの偶然だった。また、連続でパーかアンダー・パーでコースを回る記録を更新し続けていたタイガー・ウッズが、2日目に73(2オーヴァー)を叩き、52ラウンドで連続記録が止まった。ウッズは結局13アンダーで優勝戦線にこそ絡まなかったものの、やっと調子が出てきたかなという感じである。これとは逆に、今シーズン過去3トーナメントに連続して優勝に絡んできたアーニー・エルスが予選落ち、デイヴィッド・デュヴォールやジャスティン・レナードも予選を通過できなかった。エルスはこれで一と月連続のトーナメントということで、そろそろ疲れが出てきてるんだろう。


さて、来週は、昨年ウッズが奇跡的な逆転勝ちをしたAT&Tペブル・ビーチ・プロ・アマである。そろそろこれがPGAだというようなトップ・プロによる競ったゲームを見せてもらいたい。







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フェニックス・オープン

2001年1月25-28日   ★★

アリゾナ州スコッツデイル、TPC・オブ・スコッツデイル

 
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