PODSチャンピオンシップ

2007年3月8日-3月11日   ★★★

フロリダ州パーム・ハーバー、ウェスティン・イニスブルック・ゴルフ・リゾート、コッパーヘッド・コース

昨季までクライスラー・チャンピオンシップだったこのトーナメント、今季からはスポンサー代わりでPODSチャンピオンシップとなり、開催期日も昨年の10月から今年は3月と大きく変動。まるで別のトーナメントのような気がする。それにしても新スポンサーのPODSってなんだと思っていたら、ストレージの企業だった。そいつはちょっと、知らないやつの方が多いだろうな。あんまりゴルフのスポンサーって感じでもないが、たぶん経営者がゴルフ好きに違いない。

そのポッズ、3日目を終わって9アンダーで首位は、マーク・カルカヴェッキアとヒース・スローカム。カルカヴェッキアは3日目、いきなりコース・レコード・タイの9アンダー62をマークして首位に絡んできた。8アンダー3位はK. J. チョイで、このコースで過去2勝、ディフェンディング・チャンプでもあるチョイは、コッパーヘッドとは非常に相性がいいようだ。その下6アンダー4位には、ルーカス・グローヴァー、パット・ペレス、ブライアン・ゲイら4人が並ぶ。

最終日はカルカヴェッキア、ジョン・センデン、グローヴァーが一時9アンダーで首位に並ぶが、そこからまたカルカヴェッキアが伸び、後続に2打差をつける。その後今度はスローカムが挽回してきて、最後の最後は11アンダーのカルカヴェッキアと10アンダーのスローカムの、最終パーティの争いとなった。

二人ともフェアウェイをキープした18番パー4の第2打はスローカムがピンハイの20フィート、カルカヴェッキアはグリーン手前の深いラフに捕まる。カルカヴェッキアのチップは6フィート残すがスローカムのバーディ・パットも4フィート・ショート。カルカヴェッキアのパー・パットはカップの右端に弾かれる。これを入れればプレイオフのスローカムのパットは、こちらも入ったと思った瞬間に左端に弾かれ、この瞬間、カルカヴェッキアがツアー13勝目を手にした。カルカヴェッキアの優勝スコアは10アンダー、スローカムとセンデンが9アンダーで2位を分け合い、グローヴァーとゲイが8アンダーで4位、チョイとチャールズ・ハウエル3世が7アンダーで6位タイに入った。

ところで惜しくも優勝を逃したスローカムは、先週やはり3フィートのパットを外して優勝を逃したボー・ウィークリーと同郷どころかフロリダの同じ高校出身だそうだ。2週連続で同じ高校の卒業生が手にしかけた優勝を逃したわけで、その高校 (名は忘れた) は失意に沈んでいるという記事が新聞に載っていた。悪いがちょっと笑ってしまった。



 
 
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