PGA観賞ノーツ


PGAゴルフTV観戦記


2022







 


Jan 6 - 9, 2022  

Sentry Tournament of Champions 

Plantation Course at Kapalua,  Kapalua, Maui,  HI 

 

第3ラウンド終了時点で26アンダーで首位は、キャメロン・スミスとジョン・ラーム。21アンダー、ダニエル・バーガー、20アンダー、マット・ジョーンズ、ソンジェ・イム、パトリック・キャントレイ、18アンダー、マーク・リーシュマンと続く。 

 

最終ラウンドは、好調を維持するスミスとラームにジョーンズが絡むという展開。常にスミスがラームの一歩前にいるという形が最後まで崩れることなく、結局この日スミス8アンダー65の通算34アンダー、ラーム7アンダー66通算33アンダー、ジョーンズ12アンダー61通算32アンダーで、スミスが勝った。26アンダー4位にキャントレイ、25アンダー5位にジャスティン・トマス、コリン・モリカワ、バーガーの3人が入った。 

 

風がないとフェアウェイの広いカパルアはロウ・スコアが出やすいのは確かで、昨年優勝のハリス・イングリッシュの25アンダーもロウ・スコアだと思ったが、しかし34アンダーなんて聞いたことがない。もちろん、2003年アーニー・エルスが同じカパルアで叩き出した31アンダーというレコードを更新しての新レコードだ。 




Jan 13 - 16, 2022  

Sony Open in Hawaii 

Waialae Country Club,  Honolulu,  HI 

 

第3ラウンド終了時点で18アンダーで首位はラッセル・ヘンリー。16アンダー、松山英樹、14アンダー3位にマット・クッチャー、ケヴィン・キスナー、コーリー・コナーズ、アダム・スヴェンソン、ハオトン・リー、シーマス・パワーら6人が並ぶ。 

 

最終ラウンドはフロント・ナインで絶好調に見えたヘンリーがどんどん後続と差を広げ、一時24アンダーまで伸びて19アンダーで2位の松山に5打差つけ、これは圧勝かと思われたが、ヘンリーはバック・ナインで失速、それを追い上げたのが松山。 

 

ヘンリー23アンダー、松山22アンダーで迎えた18番パー5で、松山は2オン2パットのバーディで、ヘンリーと並ぶ23アンダーとなって先にレギュレイションを終える。ヘンリーはこれを入れれば勝ちの8フィートのバーディ・パットがあったが、僅かに右に外し、ヘンリーと松山のプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは、ティ・ショットをレギュレイション同様バンカーに入れ、刻んで行かざるを得なくなったヘンリーに対し、松山は完璧な第2打をカップ5フィートに寄せ、イーグル・チャンス。ヘンリーはフェアウェイからの第3打をグリーン・オーヴァー。返しのチップ・ショットも6フィート左に外し、パー・パットも外してボギー。松山はイーグル・パットを沈めて勝った。19アンダー3位にキスナーとパワー、18アンダー5位にマイケル・トンプソンとルーカス・グローヴァーが'入った。ところでハワイには津波は来なかったのだろうか。 




Jan 20 - 23, 2022

The American Express

Pete Dye Stadium Course,  La Quinta,  CA 


第3ラウンド終了時点で、18アンダーで首位はリー・ホッジスとポール・バージョン。17アンダー、トム・ホギ、15アンダー、ハロルド・ヴァーナー3世、ハドソン・スウォフォード、シーマス・パワー、フランチェスコ・モリナリ、ラント・グリフィンと続く。 

 

最終ラウンドは、12番パー4でバーディを奪ったスウォフォードが21アンダーとなって単独首位に着くも、15番パー4をボギーで20アンダー、そこにこの日8アンダー64でレギュレイションを終えたブライアン・ハーマン、フランチェスコ・モリナリが並ぶ。しかしスウォフォードは16番パー5をイーグルで22アンダー。17番パー3もバーディで、通算23アンダーまで伸びて勝った。21アンダー2位にホギ、20アンダー3位にホッジス、グリフィン、ハーマン、19アンダー6位にモリナリ、ウィル・ザラトリス、デニー・マッカーシーの3人が入った。 

 



Jan 26 - 29, 2022  

Farmers Insurance Open 

Torrey Pines (South),  San Diego,  CA  

 

第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はデイソン・デイとウィル・ザラトリス。13アンダー、ジョン・ラーム、ジャスティン・トマス、アーロン・レイ、12アンダー、ビリー・ホーシェル、ライアン・パーマー、サンジェイ、イム、キャメロン・トリンガレと続く。 

 

NFL中継優先のために土曜に行われた最終ラウンドは、14番パー4でそれまで調子が今一つだったデイの第2打がバックスピンで直接カップに入るイーグルで、デイ、ザラトリス、ルーク・リストの3人が15アンダーで首位に並ぶも、デイは16番パー3、17番パー4を連続ボギーで脱落。ザラトリスは18番パー5で入れれば勝ちの6フィートのバーディ・パットがあったが、カップに入ったかに見えた直前で僅かに左に逸れ、15アンダーのザラトリスとリストのプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは二人ともティ・ショットをバンカーのほぼ同じところに入れ、最初に打ったリストの弾かれた砂がザラトリスのボールに幾らかは被さったように見えた。二人ともフェアウェイにボールを出した後、リストは第3打をピンに絡め、バーディで上がる。ザラトリスは8フィートのバーディ・パットをまたしても左に外し、リストがツアー初優勝。14アンダー3位にラーム、トリンガレ、デイの3人が入った。 




Feb 3 - 6, 2022  

AT&T Pebble Beach Pro-Am 

Pebble Beach Golf Links,  Pebble Beach,  CA 

 

第3ラウンド終了時点で15アンダーで首位はトム・ホギ、アンドリュウ・プットナム、ボー・ホスラーの3人。14アンダー、パトリック・キャントレイ、ジョエル・ダーメン、ジョーダン・スピース、13アンダー、シーマス・パワーと続く。 

 

最終ラウンドは、バック・ナインでこの日好調のスピースが13番パー4をバーディ、18アンダーで首位に立つ。しかし16番パー4の第2打をピンそば3インチにつけてバーディのホギが並ぶ。スピースは17番パー3のティ・ショットをバンカーに入れてボギー、ホギは直後に同じ17番をバーディで、ホギ19アンダー、スピース17アンダーと2打差。スピースは18番パー5をパーで、勝負あった。ホギは19アンダーでツアー初優勝。17アンダー2位にスピース、16アンダー3位ホスラー、15アンダー4位にキャントレイ、トロイ・メリット、14アンダー6位にダーメン、プットナム、マット・フィッツパトリックが入った。 




Feb 10 - 13, 2022  

WM Phoenix Open 

TPC Scottsdale,  Scottsdale,  AZ 

 

 第3ラウンド終了時点で、14アンダーで首位はサイス・シーガラ。13アンダーにディフェンディング・チャンプのブルックス・ケプカ、12アンダー、スコッティ・シェフラー、パトリック・キャントレイ、テイラー・グーチ、ザンダー・ショウフィリ、11アンダー7位に松山英樹、先週ペブル・ビーチ優勝のトム・ホギら5人が並ぶ。 

 

最終ラウンドは9番パー4でバーディのキャントレイが15アンダーとなって首位のシーガラに並び、シーガラが11番パー4をボギーでキャントレイが単独首位に立つも、シーガラは12番パー3をバーディで再び首位に並ぶ。しかしキャントレイは15番パー5をバーディで16アンダー、そして後続のシーガラも15番をーバーディで16アンダーとなって並び返す。 

 

しかしシーガラはリーチャブルの17番パー4でティ・ショットを池に落とし、ボギーで再度後退。キャントレイは18番パー4をバーディのチャンスがあったが外し、16アンダーでレギュレイションを終える。そこに追いついたのが、17番でバーディを奪ったシェフラー。シェフラーは18番で5フィートのサヨナラ・バーディ・パットがあったがこれを外し、キャントレイとシェフラーのプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは二人とも20フィート内外のバーディ・パットがカップの縁をかすめ、パー。同じく18番でのプレイオフ2ホール目は、二人共第2打がグリーンを外すが、共にパー・セイヴを拾う。18番でのプレイオフ3ホール目は、シェフラーが25フィートのバーディ・パットを沈めた後、キャントレイはその半分の12フィートを外し、シェフラーがツアー初優勝。最近やたらと名前を耳にするので、シェフラーが初優勝とは実は思わなかった。一方、キャントレイはプレイオフでは負けないという印象が強かったんだが、必ずしも毎回勝てるわけではない。15アンダー3位にショウフィリ、シーガラ、ケプカの3人、14アンダー6位にビリー・ホーシェルとアレックス・ノレンが入った。 




Feb 17 - 20, 2022  

The Genesis Invitational 

The Riviera Country Club,  Pacific Palisades,  CA   

 

第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はホアキン・ニーマン。16アンダー、キャメロン・ヤング、13アンダー、ヴィクター・ホヴランド、12アンダー、ジャスティン・トマス、11アンダー、コリン・モリカワと続く。 

 

最終ラウンドはフロント・ナインでは精彩を欠いていたニーマンが、11番パー5でグリーン手前からのチップ・ショットを直接カップに放り込むイーグルで21アンダー、16アンダーのヤングに5打差つける。これで勝負あったかに見えたが、15番パー4でニーマンがボギーで19アンダー、ヤングがバーディで17アンダーと2打差。さらにモリカワも17番パー5をバーディで17アンダー。モリカワは18番パー4もバーディ・チャンスがあったが1インチ左に外し、パー。ニーマンは18番を2オン2パットのパーで、19アンダーで勝った。17アンダー2位にヤングとモリカワ、14アンダー4位にホヴランドとアダム・スコット、13アンダー6位にトマスが入った。 




Feb 24 - 27, 2022  

The Honda Classic 

PGA National (Champion),  Palm Beach Gardens,  FL  

 

第3ラウンド終了時点で11アンダーで首位はダニエル・バーガー。5打離れて6アンダーにシェイン・ロウリー、クリス・カーク、セップ・ストラカ、カート・キタヤマの4人、5アンダー6位にアダム・スヴェンソンと続く。 

 

5打差は盤石とは言えないまでも、かなりの確率でバーガーのものだろうと思えた最終ラウンドは、そのバーガーが3番パー5でバンカーに目玉で捕まりまさかのダブル・ボギー、5番パー3もボギーで、8アンダーとなってロウリーと並ぶ。バーガーはさらに6番パー4もボギー、たったの6ホールで首位をロウリーに譲り渡す。 

 

しかしバーガーは7番パー3でバンカーからの第2打を直接カップに放り込んで8アンダー、首位に並び返したのも束の間、11番パー4をボギーで7アンダー、ロウリーが12番パー4をバーディで9アンダーと2打差つく。しかしバーガーは14番パー4でまたもやチップ・ショットを直接カップに放り込んでストラカと共に8アンダー。そしてこれまで常に後ろにいたストラカが、16番パー4をバーディでロウリーに並ぶ。 

 

ここでいきなり強い雨が降り出したがプレイは続行、ストラカは18番パー5をバーディで10アンダー、最後の最後で単独首位に立つ。バーガーはその18番で第2打を池に落とし万事休す。ロウリーは20フィートのバーディ・パットを外し、ストラカが勝った。ロウリーが9アンダー2位、8アンダー3位にキタヤマ、7アンダー4位バーガー、4アンダー5位にゲアリ・ウッドランドとアレックス・ノレンが入った。 




Mar 3 - 6, 2022  

Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard 

Bay Hill Club & Lodge,  Orlando,  FL 

 

第1ラウンドの最大のニューズは、ジョン・ラームの12インチのミス・パット。たぶんツアー史上最小距離のミス・パットか。第3ラウンド終了時点で7アンダーで首位はビリー・ホーシェルとテイラー・グーチ。6アンダー、ヴィクター・ホヴランド、5アンダー、スコッティ・シェフラー、4アンダー、ゲアリ・ウッドランド、3アンダー、ロリ・マキロイ、グレム・マクドウェル、クリス・カークと続く。 

 

最終ラウンドは一時7アンダーのホヴランドが後続に2打差つけるシーンも見られたが、ホヴランドはその後後退、代わって5アンダーで首位に着いたのはシェフラー。しかしウッドランドが16番パー5をイーグルで6アンダーとなっていきなり首位に立つも、続く17番パー3で第2打がバンカーから出ずにダブル・ボギー、5アンダーのホヴランドとシェフラーが首位に並ぶが、ホブランドは17番のティ・ショットをバンカーに打ち込み、ボギー。シェフラーが再度単独首位。5アンダーでレギュレイションを終えたシェフラーに追いつく可能性のあるのは4アンダーのホーシェルだけだったが、ホーシェルの18番パー4での20フィートのバーディ・パットは大きく左に外れ、シェフラーが先月のフェニックスに続いてツアー2勝目を挙げた。4アンダーにホーシェル、ホヴランド、ティレル・ハットン、3アンダー5位にウッドランドとカークが入った。 




Mar 10 - 14, 2022  

THE PLAYERS Championship 

TPC Sawgrass,  Ponte Vedra Beach,  FL  

 

悪天候のために月曜フィニッシュとなったプレイヤーズ、月曜朝の第3ラウンド終了時点で9アンダーで首位はアニブラン・ラヒリ、8アンダー、ポール・ケイシー、サム・バーンズ、セバスチャン・ムノス、ダグ・ギム、7アンダー、キャメロン・スミス、ラッセル・ノックス、トム・ホギと続く。 

 

最終ラウンドはスミスが最初の4ホールをバーディで12アンダーまでスコアを伸ばし、一気に後続に2打差つけ首位に立つ。しかしスミスはその後ボギーが嵩んで後退、スミス、ケイシー、ヴィクター・ホヴランド、ラヒリ、キーガン・ブラッドリーの5人が9アンダーで並ぶ。しかしスミスはその後持ち直し、一人14アンダーとなって後続に3打差つけ最終18番パー4を迎える。 

 

スミスはティ・ショットをフェアウェイ右の林に打ち込んだ後、フェアウェイに戻す第2打を強打し過ぎて池に落とす。直後にラヒリが16番パー5をバーディで12アンダー、2打差となり、スミスがダブル・ボギーになればラヒリと並ぶ。しかしスミスはドロップしての第4打をカップに3フィートに絡め、ボギー、13アンダーでレギュレイションを終える。 

 

ラヒリがスミスに並ぶには18番でバーディを奪うしかないが、グリーン手前からの第3打のチップはわずかに及ばず、スミスが13アンダーで勝った。12アンダー2位にラヒリ、11アンダー3位ケイシー、10アンダー4位ケヴィン・キスナー、9アンダー5位ブラッドリー、8アンダー6位にハロルド・ヴァーナー3世、ノックス、ギムの3人が入った。 




Mar 17 - 20, 2022  

Valspar Championship 

Innisbrook Resort (Copperhead),  Palm Harbor,  FL 

 

第3ラウンド終了時点で18アンダーで首位はデイヴィス・ライリー。16アンダー、マシュウ・ニースミス、15アンダー、ジャスティン・トマス、サム・バーンズ、13アンダー、アダム・ハドウィン、11アンダーにザンダー・ショウフィリら5人が並ぶ。 

 

最終ラウンドはライリーが5番パー5でトリプル・ボギー8を叩いて、トマス、バーンズ、ニースミスの3人が16アンダーで首位に浮上する。その後ライリーは持ち直すもバーンズは18アンダーまでスコアを伸ばして単独首位、後続に2打差つけるも17番パー3をボギーで17アンダー、16アンダーのトマスとライリーと1打差。ライリーは17番をバーディでバーンズと並び、二人のプレイオフとなった。 

 

18番パー4でのプレイオフは共にパー、プレイオフ2ホール目の16番パー4で、20フィートのバーディ・パットを沈めたバーンズが、昨年に続いてヴァルスパー2連覇。16アンダー3位にトマスとニースミス、14アンダー5位にマット・フィッツパトリックとブライアン・ハーマンが入った。 




Mar 23 - 27, 2022  

World Golf Championships-Dell Technologies Match Play 

Austin Country Club,  Austin,  TX 


水-金のグループ・ステージを勝ち抜いて週末のベスト16のトーナメント・ステージに駒を進めたのは、ジョン・ラーム、コリン・モリカワ、ウィル・ザラトリス、シーマス・パワー、スコッティ・シェフラー、ケヴィン・キスナー、タクミ・カナヤ、ダスティン・ジョンソン、リチャード・ブランド、コーリー・コナーズ、アダム・スコット、ビリー・ホーシェル、ティレル・ハットン、ケヴィン・ナー、エイブラハム・アンサー、ブルックス・ケプカ。 

 

土曜午前を勝ち抜いて午後のベスト8に進んだのは、ケプカ、ジョンソン、パワー、シェフラー、アンサー、コナーズ、ザラトリス、キスナー。準々決勝ではジョンソンがケプカを2アップで下し、シェフラーがパワーを3&2で、コナーズがアンサーを2アップ、キスナーがザラトリスを4&3でそれぞれ下した。 

 

日曜午前の準決勝のシェフラー vs ジョンソンは、ジョンソンが一時5ダウンから1ダウンまで挽回したが、結局シェフラーがジョンソンを3&1で下した後、キスナーがコナーズを2アップで下した。午後の決勝は終始シェフラーがキスナーをリードして4&3で危なげなく勝った。コンソレーション・マッチはコナーズがジョンソンを3&1で下した。シェフラーは今季3勝目で、ワールド・ランキング・No.1に躍り出た。 




Mar 31 - Apr 3, 2022  

Valero Texas Open 

TPC San Antonio (Oaks Course),  San Antonio,  TX 

 

第3ラウンド終了時点で10アンダーで首位は、J. J. スポーン、ブラント・スネデカー、ボー・ホスラー、ディラン・フリテリの4人。9アンダー、スコット・ストーリングス、8アンダー、マット・クッチャーと続く。 

 

最終ラウンドはホスラー、次いでスポーンが12アンダーで交互に首位に立つ。スポーンは1番パー4をダブル・ボギーだったのを挽回した。スポーンは14番パー5もバーディで一人13アンダー、後続に2打差つける。結局スポーンはこのリードを守りきって、13アンダーでツアー初優勝。11アンダー2位にクッチャーとマット・ジョーンズ、10アンダー4位にアダム・ハドウィン、トロイ・メリット、チャールズ・ハウエル3世、ホスラーの4人が入った。 




Apr 7 - 10, 2022  

Masters Tournament 

Augusta National Golf Club,  Augusta,  GA   

 

なにはともあれタイガー・ウッズの参戦で注目された今回のマスターズ、折り返し地点までは踏ん張ったが3日目に6オーヴァー78で完全に脱落。スコッティ・シェフラーが折り返し地点で8アンダー、第3ラウンド終了時点でも9アンダーで首位をキープする。6アンダーで続くのはキャメロン・スミス、4アンダー、サンジェイ・イム、2アンダー、シェイン・ロウリー、シャール・シュワーツェル、1アンダー、ジャスティン・トマス、コーリー・コナーズと続く。 

 

最終ラウンドはスミスが1番パー4、2番パー5を連続バーディでシェフラーに詰め寄り、これは面白くなりそうだと思わせといて、スミスは続く2ホールをボギー。その後は安定のシェフラーは崩れない。とはいえ展開が面白くなかったわけではなく、特に盛り上げたのは一緒にラウンドしていたロリ・マキロイとコリン・モリカワ。 

 

マキロイとモリカワは共に13番パー5をイーグルで沸かせ、極めつけは18番パー4で、二人共グリーン右バンカーから50フィートのサンド・ショットを、マキロイはスロープを利用して、モリカワはまっすぐに狙い、共にカップインするバーディで、マキロイは7アンダー、モリカワは4アンダーでレギュレイションを終える。 

 

とはいえ安定のシェフラーは順調に12アンダーまでスコアを伸ばし、9分9厘勝利を手にして迎えた18番グリーンで、4フィートのパー・パットを外し、さらに返しの3フィートのボギー・パットも外してダブル・ボギー。やっぱり緊張してたんだな。しかしそれまでの貯金が効いて、この日1アンダー71、通算10アンダーでメイジャー初優勝、今季4勝目で文句なしのランキングNo.1。2位がマキロイ、5アンダー3位にスミスとロウリー。4アンダー5位にモリカワ、3アンダー6位にウィル・ザナトリスとコナーズが入った。ウッズは3日目、4日目、共に6オーヴァー78と崩れて、通算13オーヴァーで47位、ディフェンディング・チャンプの松山英樹は2オーヴァーで14位タイに終わった。 




Apr 14 - 17, 2022  

RBC Heritage 

Harbour Town Golf Links,  Hilton Head,  SC  

 

第3ラウンド終了時点で11アンダーで首位はハロルド・ヴァーナー3世。10アンダーにパトリック・キャントレイ、シェイン・ロウリー、エリク・ヴァン・ルーエン、9アンダー、マット・クッチャー、セップ・ストラカ、アーロン・ワイズ、ハドソン・スウォフォードが続く。 

 

最終ラウンドは一時14アンダーまで伸びたロウリーが単独首位に立つが、14番パー3でチップ・ショットを強く打ち過ぎて池に落としてしまい、ダブル・ボギー。ストラカと、その時既にレギュレイションを終えていたジョーダン・スピースが13アンダーで首位に立つ。しかしストラカは18番パー4をボギー、代わってキャントレイが17番パー3をバーディで13アンダー、勝負はスピースとキャントレイのプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは二人共セカンド・ショットをバンカーに入れるが、スピースはサンド・ショットをピンに絡めて先にパーで上がったのに対し、目玉で捕まったキャントレイのバンカー・ショットは大きくカップをオーヴァー、返しのパー・パットも外し、スピースが勝った。12アンダー3位にロウリー、クッチャー、ヴァーナー、キャム・デイヴィス、J.T. ポストン、キャメロン・ヤング、ストラカの7人が入った。 

 



Apr 21 - 24, 2022  

Zurich Classic of New Orleans 

TPC Louisiana,  Avondale,  LA 

 

最近好調のパトリック・キャントレイとザンダー・ショウフィリが組んだペアが、初日13アンダー59をマーク。いくらロウ・スコアの出やすいフォー・ボールとはいえ、やはり好調なんだなと思わせる。二人は再びフォー・ボールになった3日目にも60をマーク、29アンダーで最終日を迎える。5打差24アンダーにはガリック・ヒゴ/ブランドン・グレイス、23アンダー、サム・バーンズ/ビリー・ホーシェル、ジェイソン・スクリヴナー/ジェイソン・デイ、アーロン・レイ/デイヴィッド・リプスキー、22アンダー、ウィンダム・クラーク/キャメロン・トリンガレと続く。 

 

フォーサムの最終ラウンドは、調子の出ないキャントレイ/ショウフィリをバーンズ/ホーシェルが猛追し、一時キャントレイ/ショウフィリ29アンダー、バーンズ/ホーシェル28アンダーと1打差まで詰め寄る。しかし、バーンズ/ホーシェルは17番パー3をボギーで27アンダー、その時30アンダーのキャントレイ/ショウフィリに3打差となってレギュレイションを終える。キャントレイ/ショウフィリは18番パー5を安全に行き過ぎてボギーとなるも、この日イーヴン・パー72、通算29アンダーで勝った。バーンズ/ホーシェルが27アンダーで続き、ドク・レッドマン/サム・ライダーが24アンダーで3位、23アンダー4位にヒゴ/グレイス、ハロルド・ヴァーナー3世/バッバ・ワトソン、キーガン・ブラッドリー/ブレンダン・スティール、ウィル・ザラトリス/デイヴィス・ライリー、マシュー・ニースミス/テイラー・ムーア、レイ/リプスキーの6ペアが入った。 

 



Apr 28 - May 1, 2022  

Mexico Open at Vidanta 

Vidanta Vallarta,  Vallarta,  MEX 

 

今季から新しくツアーに加わったメキシコ・オープン、第3ラウンド終了時点で15アンダーで首位はジョン・ラーム。13アンダー、カート・キタヤマ、キャメロン・チャンプ、12アンダー、ネイト・ラシュリー、パトリック・ロジャース、デイヴィス・ライリー、11アンダー、アレックス・スモーリーと続く。 

 

最終ラウンドは一時ラーム、キタヤマ、ブランドン・ウー、トニー・フィナウの4人が16アンダーで首位に並ぶが、ラームは14番パー5をバーディで一人17アンダー、そのまま逃げ切った。16アンダーにキタヤマ、フィナウ、ウー、15アンダー、ライリー、14アンダー6位にチャンプ、デイヴィッド・リプスキー、スモーリー、アーロン・ワイズの4人が入った。 

 

 

 

May 5 - 8, 2022  

Wells Fargo Championship 

TPC Potomac at Avenel Farm,  Potomac,  MD 

 

第3ラウンド終了時点で8アンダーで首位はキーガン・ブラッドリー。6アンダー、マックス・ホマ、4アンダー、アニルバン・ラヒリ、ジェイムズ・ハーン、3アンダー、マット・フィッツパトリック、2アンダー6位にロリ・マキロイら7人が並ぶ。 

 

最終ラウンドは調子の出ないブラッドリーをホマが逆転し、一時9アンダーでブラッドリーに3打差つけるが、ブラッドリーも並び返すも、また3打差つけられる。それでもブラッドリーはまた1打差まで追い上げるが、ホマ8アンダー、ブラッドリー7アンダーで迎えた18番パー4で、ブラッドリーはティ・ショットをバンカーに打ち込み、ボギー、ホマが8アンダーで勝った。6アンダー2位にブラッドリー、フィッツパトリック、キャメロン・ヤング、4アンダー5位にマキロイ、3アンダー6位にラヒリ、ラント・グリフィン、ステファン・イエーガーの3人が入った。 

 

 


May 12 - 15, 2022  

AT&T Byron Nelson 

TPC Craig Ranch,  McKinney,  TX 

 

第3ラウンド終了時点で21アンダーで首位はセバスチャン・ムノス。20アンダー、ジョーダン・スピース、19アンダー、ホアキン・ニーマン、18アンダー、ジェイムズ・ハーン、ジャスティン・トマス、17アンダー、K. H. リー、ライアン・パーマー、シャール・シュワーツェルと続く。 

 

最終ラウンドはザンダー・ショウフィリがこの日11アンダー61、通算23アンダーとなって首位でレギュレイションを終えるが、まずスピースが追いつくも次のホールをボギーで後退、代わって松山英樹が並ぶ。しかしリーは12番パー5をイーグルで一人24アンダー、13番パー4もバーディで25アンダー。松山は24アンダーでレギュレイションを終え、結局26アンダーまでスコアを伸ばしたリーが勝った。25アンダー2位にスピース、24アンダー3位に松山、ムノス、23アンダー5位にトマス、ショウフィリ、パーマー、22アンダー8位にシュワーツェルが入った。 

 

 

 

May 19 - 22, 2022  

PGA Championship 

Southern Hills CC,  Tulsa 

 

ツアー批判の余波がまだ収まらないディフェンディング・チャンプのフィル・ミッケルソンがマスターズに続いてプレイしない今年のPGAチャンピオンシップ、折り返し地点で9アンダーで首位はウィル・ザラトリス。タイガー・ウッズは4オーヴァーでぎりぎり予選通過。 

 

第3ラウンド終了時点で9アンダーで首位はミト・ペレイラ。6アンダー、ザラトリスとマット・フィッツパトリック、5アンダー・キャメロン・ヤング、4アンダー、エイブラハム・アンサー、3アンダー、シーマス・パワー、2アンダー、スチュワート・シンク、ジャスティン・トマス、バッバ・ワトソンと続く。ウッズは9オーヴァー79を叩いて最終ラウンドは棄権した。 

 

最終ラウンドは調子は今一つながらペレイラが踏ん張り、途中ザラトリスに8アンダー、ヤングに6アンダーで並ばれながらも、6アンダーで、5アンダーのトマスとザラトリスに1打リードして18番パー4を迎える。そこでペレイラはティ・ショットをクリークに落としてしまい、痛恨のダブル・ボギーで脱落、勝負は5アンダーのトマスとザラトリスのプレイオフになった。 

 

13番パー5は二人ともバーディ、続く2ホール目のリーチャブルのパー4では、1オンしたトマスがバーディで1打リード。18番パー4ではザラトリスがバーディ・パットを外した後、トマスが20フィートのバーディ・パットを2パットしてメイジャー初優勝。4アンダー2位にペレイラとヤング、3アンダー5位にフィッツパトリック、トミー・フリートウッド、クリス・カーク、2アンダー8位にロリ・マキロイが入った。トマスはバック・ナインに入るまでチャンスはなさそうに見えたんだが。 

 

 


May 26 - 29, 2022  

Charles Schwab Challenge 

Colonial Country Club,  Fort Worth,  TX   

 

第3ラウンド終了時点で11アンダーで首位はスコッティ・シェフラー。9アンダー、ブレンドン・トッドとスコット・ストーリングス、8アンダー、ハロルド・ヴァーナー3世、7アンダー、ジョン・ハー、キャム・デイヴィス、クリス・カーク、パトリック・リードと続く。 

 

最終ラウンドはシェフラーが安定せず、代わってヴァーナーやデイヴィス・ライリーが首位に並んだり単独首位に立つもバック・ナインで後退、その後10アンダーに4人、9アンダーに3人という形で徐々にスコアを落としながら首位が交代するという展開。最終的に既にこの日5アンダー、通算9アンダーでレギュレーションを終えていたサム・バーンズと、この日2オーヴァーのシェフラーが共に9アンダーでプレイオフとなった。 

 

18番パー4でのプレイオフは、グリーン奥フリンジからの30フィートのバーディ・パットを沈めたバーンズが、25フィートのバーディ・パットを外したシェフラーを抑えて勝った。8アンダー3位にトッド、7アンダー4位にトミー・フィナウ、ライリー、ストーリングスの3人が入った。 

 

バーンズはヴァルスパーでもプレイオフで、その時はライリー相手に似たような勝ち方をしていた。プレイオフ向きの体質か。シェフラーは最終日、特にパットの距離感が安定せず、5フィート、オーヴァーしたりショートだったりと、むしろ2オーヴァーで済んでいたのが不思議なくらいだった。 

 

 

 

Jun 2 - 5, 2022  

the Memorial Tournament presented by Workday 

Muirfield Village Golf Club,  Dublin,  OH 

 

松山英樹がウッドのヘッドに認められないマーキングを施したとして初日に失格したメモリアル、第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位は、ビリー・ホーシェル。8アンダー、アーロン・ワイズとキャメロン・・スミス、7アンダー、ダニエル・バーガー、フランチェスコ・モリナリ、ジョナタン・ヴェガスと続く。 

 

最終ラウンドはホーシェルが安定せず、終盤何が起こるかわからないと思わせといて、15番パー5でイーグルを奪い14アンダー、10アンダーのワイズに4打差つける。ホーシェルは続く17番パー4でボギーを叩くも、この日イーヴン・パー72の通算13アンダーでツアー7勝目。ワイズが9アンダーで2位、7アンダー3位にパトリック・キャントレイとホアキン・ニーマン、6アンダー5位にマックス・ホマ、ウィル・ザラトリス、バーガーら5人が入った。 

 

 

 

un 9 - 12, 2022  

RBC Canadian Open 

St. George's G&CC,  Toronto, ON,  CAN   

 

いよいよサウジのオイル・マネーで始まったLIVツアーが英国で始まり、参加しているフィル・ミッケルソンとダスティン・ジョンソンへの風当たりが強いようだ。 

 

さて、3年振りの開催となるカナディアン・オープン、第3ラウンド終了時点で11アンダーで首位はトニー・フィナウとロリ・マキロイ。9アンダーにウィンダム・クラーク、サム・バーンズ、アレックス・スモーリー、ジャスティン・トマスの4人が続く。 

 

最終ラウンドはローズがあわや59というスコアを出すも、勝負はマキロイ、フィナウ、トマスの最終組3人の争いになる。特に好調のマキロイは盤石に見えたが、バック・ナインでいきなりショットとパットがぶれ、16番パー3を終え、マキロイとトマスが17アンダーで並ぶ。 

 

しかし続く17番パー4でマキロイがバーディ、トマスがボギーで2打差、マキロイは18番パー4もバーディで、19アンダーで勝った。17アンダー2位にフィナウ、トマスは18番もボギーで15アンダー3位、14アンダー4位にローズとバーンズ、12アンダー6位にコーリー・コナーズが入った。3年のブランクがあってもマキロイの連覇と言っていた。それにしてもカナディアン・オープンって、こんなにギャラリーがうるさいトーナメントだったっけ? 

 

 

 

Jun 16 - 19, 2022  

U.S. Open 

The Country Club,  Brookline,  MA   

 

LIVツアーの余波で揺れる中、始まったUSオープン、渦中のフィル・ミッケルソンは予選落ち、ダスティン・ジョンソンは1オーヴァーで予選通過。折り返し地点で5アンダーで首位はコリン・モリカワとジョエル・ダーメン。 

 

第3ラウンドはショットの安定しないモリカワに代わって、一時スコッティ・シェフラーが8番パー4で第2打を直接カップインするイーグルで6アンダーまで伸び、後続に2打差つけるがその後失速。その後ジョン・ラームが5アンダーで単独首位に立つも、18番パー4でティ・ショットをバンカーに入れて第2打が顎に捕まってダブル・ボギー。結局第3ラウンド終了時点で4アンダーで首位はウィル・ザラトリスとマット・フィッツパトリック。3アンダー、ラーム、2アンダー、キーガン・ブラッドリー、アダム・ハドウィン、シェフラー、1アンダー、サム・バーンズ、ロリ・マキロイ、ダーメンと続く。 

 

最終ラウンドはザラトリスが脱落したように見えてバック・ナインで挽回する。そこに絡んできたのが、この日5アンダー65のベスト・スコアで回った松山英樹で、3アンダーでレギュレイションを終える。30-40フィートくらいのパットが何度も決まり、本人も驚いたに違いない。とはいえ最終的に勝負はザラトリス、フィッツパトリック、シェフラーの3人による争いとなった。 

 

フィッツパトリックは15番パー4をバーディで一人6アンダー、彼に追いつく可能性のあるのはザラトリスだけだったが、ザラトリスは18番パー4でこれを決めればプレイオフの15フィートのバーディ・パットが、入ったと思った瞬間に僅かに左に逸れ、フィッツパトリックがアメリカではツアー初優勝にしてメイジャー初制覇。5アンダー2位にザラトリスとシェフラー、3アンダー4位に松山、2アンダー5位にモリカワとマキロイ、1アンダー7位にデニー・マッカーシー、ハドウィン、ブラッドリーの3人が入った。 

  


  

Jun 23 - 26, 2022  

Travelers Championship 

TPC River Highlands,  Cromwell,  CT 

 

第3ラウンド終了時点で17アンダーで首位はザンダー・ショウフィリ。16アンダー、パトリック・キャントレイ、14アンダー、サヒス・シーガラ、13アンダー、ケヴィン・キスナー、12アンダー、マーティン・レアード、K. H. リーと続く。 

 

最終ラウンドはスコアを伸ばせないショウフィリにアマチュアのマイケル・ソービョーンセンが絡むが、ソービョーンセンはその後後退、代わって首位を脅かしたのが、シーガラ。シーガラはリーチャブルの16番パー4でバーディを奪って18アンダーのショウフィリに並ぶと、17番パー4もバーディで19アンダー、単独首位に立つ。 

 

しかしシーガラは18番パー4でティ・ショットをフェアウェイ左のバンカーに入れる。第2打はバンカーを出ず、ボギー・パットもカップ左端に蹴られ、ダブル・ボギー。ショウフィリはその18番で第2打をきちりとピンハイ4フィートにつけ、これを沈めバーディ、この日2アンダー68、通算19アンダーで勝った。17アンダー2位にシーガラとJ. T. ポストン、15アンダー4位にソービョーンセン、14アンダー5位にチェっソン・ハドリー、12アンダー6位にキース・ミッチェル、キスナーが入った。 

 

 

 

Jun 30 - Jul 3, 2022  

John Deere Classic 

TPC Deere Run,  Silvis,  IL   

 

第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はJ.T.・ポストン。16アンダー、スコット・ストーリングス、エミリアノ・グリロ、デニー・マッカーシー、15アンダー、カラム・タレン、14アンダー、ボー・ホーグ、クリス・ナイゲルと続く。 

 

最終ラウンドはグリロが20アンダーのポストンに1打差の19アンダーまで詰め寄るシーンも見られたがそこまで。結局ボストンがこの日2アンダー69、通算21アンダーでツアー2勝目。18アンダー2位がグリロとクリスチアン・ベズイデンホート、17アンダー4位にストーリングスとクリストファー・ガターアップ、16アンダー6位にタレンとマッカーシーが入った。 

 

 

 

Jul 7 - 10, 2022  

Genesis Scottish Open 

The Renaissance Club,  North Berwick,  SCO 

 

今季からツアーに加わったスコティッシュ・オープン、スコットランド開催のなぜだかPGAツアーの一環だ。これってEPGAツアーになるべきではないのか? 

 

さて、第3ラウンド終了時点で7アンダーで首位はザンダー・ショウフィリ。5アンダー、ラファ・キャブレラ・ベヨ、4アンダー、ジョーダン・スピース、ライアン・パーマー、ジョーダン・スミスと続く。 

 

最終ラウンドは中盤もたついたショウフリにカート・キタヤマが追いつき、一時7アンダーで単独首位に立つ。しかしショウフィリはその後立て直し、この日イーヴン・パー70、通算7アンダーで今季3勝目。6アンダー2位にキタヤマ、5アンダー3位にジューヒャン・キム、4アンダー4位にパトリック・キャントレイ、トミー・フリートウッドが入った。昨年まで全英と同日程開催のバーバゾルは今回スコティッシュと重なり、25アンダーでトレイ・マリナクスが勝った。 

 

 


Jul 14 - 17, 2022  

The Open Championship 

St. Andrews Links (Old Course),  Fife,  SCO   

 

折り返し時点で13アンダーで首位はキャメロン・スミス。第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はロリ・マキロイとヴィクター・ホヴランド。12アンダー、スミス、キャメロン・ヤング、11アンダー、S.W.キムとスコッティ・シェフラー、10アンダー、ダスティン・ジョンソンと続く。 

 

最終ラウンドはマキロイが一時後続に2打差つけ、そのまま行くかに思えたが、それをひっくり返したのがスミス。スミスはバック・ナインに入って10番パー4から14番パー5まで5連続バーディで19アンダーとなり、マキロイを抜く。スミスは17番パー4で外したら並ばれる12フィートのパー・パットも沈めると、18番パー4もバーディで20アンダーでレギュレイションを終える。18アンダーのマキロイは、スミスに追いつくには18番でイーグルをとるしかないが、グリーン手前からの第2打はカップを大きく越え、返しのバーディ・パットも外し、スミスが20アンダーで勝った。19アンダー2位にヤング、マキロイが18アンダーで3位、14アンダー4位にホヴランドとトミー・フリートウッド、13アンダー6位にジョンソンとブライアン・ハーマンが入った。同日程開催のバラクーダ・チャンピオンシップは、43ポイントでシェズ・リーヴィが勝った。




Jul 21 - 24, 2022  

3M Open 

TPC Twin Cities,  Blaine,  MN 

 

第3ラウンド終了時点で18アンダーで首位はスコット・ピアシー。14アンダー、エミリアノ・グリロ、13アンダー、ダグ・ギム、トニー・フィナウ、12アンダー、トム・ホギと続く。 

 

最終ラウンドは、一時20アンダーまで伸びて後続に5打差つけ勝負あったかに見えたピアシーが、中盤乱れ始める。14番パー4ではティ・ショットがバンカーに目玉で捕まり、第2打はバンカーを出ず、第3打を池に落とし、トリプル・ボギー7を叩いて首位をフィナウに譲る。フィナウは最終18番パー5でティ・ショットを池に落としてボギーを叩くが、この日4アンダー67、通算17アンダーで勝った。14アンダー2位にサンジェイ・イムとグリロ、13アンダー4位にピアシー、ホギ、ジェイムズ・ハーンの3人が入った。 

 

 

 

Jul 28 - 31, 2022  

Rocket Mortgage Classic 

Detroit Golf Club,  Detroit,  MI 

 

第3ラウンド終了時点で21アンダーで首位はトニー・フィナウとテイラー・ペンドリス。17アンダー、キャメロン・ヤング、16アンダー、スティーヴン・イエーガー、15アンダー、パトリック・キャントレイ、14アンダー、スコット・ストーリングスと続く。 

 

最終ラウンドはキャントレイが怒涛の追い込みを見せるが、フィナウは地道にスコアを伸ばし、この日5アンダー67、通算26アンダーで先週の3Mに続いてツアー2連勝。21アンダー2位にキャントレイ、ヤング、ペンドリスの3人、20アンダー5位にイエーガー、19アンダー6位にテイラー・ムーアが入った。 

 

 

 

Aug 4 - 7, 2022  

Wyndham Championship 

Sedgefield Country Club,  Greensboro,  NC 

 

第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はサンジェイ・イム。12アンダー、ジョン・ハー、11アンダー、ジュウヒャン・キム、ブランドン・ウー、10アンダー、キラデック・アヒバーンラット、テイラー・ムーアと続く。なんかアジア・ツアーみたいだ。 

 

最終ラウンドは好調のキムが伸びて、4番パー4でバーディを奪って14アンダーとなって単独首位に立つと、後はリードを広げ、この日9アンダー61、通算20アンダーでツアー初優勝。15アンダー2位にイムとハー、14アンダー4位ベン・グリフィン、13アンダー5位にマックス・マグリーヴィ、ラッセル・ヘンリー、ムーアの3人が入った。 

 

 


Aug 11 - 14, 2022  

FedEx St. Jude Championship 

TPC Southwind,  Memphis,  TN 

 

第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はJ. J. スポーン。12アンダー、セップ・ストラカ、11アンダー、ウィル・ザラトリス、トレイ・マリナクス、キャメロン・スミス、10アンダー、タイラー・ダンカン、トロイ・メリットと続く。 

 

最終ラウンドは、最初の3ホールで3バーディのザラトリスが14アンダーで単独首位に立つと、その後他のゴルファーに並ばれたりしながらも首位に留まり、最後の最後になって勝負は15アンダーのザラトリスとストラカの争いになる。ザラトリスは18番パー4で8フィートのパー・パットを沈め、ストラカは20フィートのバーディ・パットを惜しくも外して、勝負は二人のプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは共にパー、プレイオフ2ホール目の18番で、ザラトリスのティ・ショットはフェアウェイ右のカート・パスに当たって右に大きく跳ねあわやOB、一方ストラカのティ・ショットはフェアウェイ左のクリークにあわや落ちそうなラフに捕まる。ザラトリスの第2打はフェアウェイに戻すだけで、それを見たストラカも冒険せずドロップして第3打をピン奥6フィートにつける。ザラトリスはピン奥12フィートのパー・パットを沈め、ストラカも6フィートを沈める。 

 

プレイオフ3ホール目の池越えの11番パー3で、二人共ティ・ショットがグリーン手前の岩積みに当たり、ザラトリスのボールはバウンスを繰り返してかろうじて岩とラフとの境い目に留まるが、ストラカのボールは弾かれて池ぽちゃ。ストラカのドロップしての第3打はグリーン奥のバンカーに捕まり、第4打はカップまで15フィート残す。 

 

これを見たザラトリスは、無理せずアンプレイヤブルを宣告してドロップ・サークルまで戻り、第3打をカップまで10フィートに寄せ、ボギー・パットを沈めてストラカをうっちゃった。意外なことにザラトリスはこれがツアー初優勝。12アンダー3位にルーカス・グローヴァーとブライアン・ハーマン、11アンダー5位にアダム・スコット、ジョン・ラーム、コリン・モリカワ、トニー・フィナウ、マット・フィッツパトリックら7人が入った。 

 

 

 

Aug 18 - 21, 2022  

BMW Championship 

Wilmington Country Club,  Wilmington,  DE 

 

第3ラウンド終了時点で12アンダーで首位はパトリック・キャントレイ。11アンダー、ザンダー・ショウフィリ、スコット・ストーリングス、10アンダー、アダム・スコット、スコッティ・シェフラー、9アンダー、コリン・モリカワ、アーロン・ワイズと続く。 

 

最終ラウンドは好調のストーリングスが13アンダーまで伸びて一時後続に2打差つけるが、キャントレイが追いついて、勝負は二人の争いになった。ストーリングスは18番パー4で6フィートのバーディ・パットがあったが外し、一方キャントレイは17番パー4で4フィートのバーディ・パットを決め一人14アンダー、そのまま逃げ切って勝った。11アンダー3位にショウフィリとシェフラー、10アンダー5位にスコット、コーリー・コナーズ、K. H. リーの3人が入った。 

 

 

 

Aug 25 - 28, 2022  

TOUR Championship 

East Lake Golf Club,  Atlanta,  GA   

 

第3ラウンド終了時点で23アンダーで首位はスコッティ・シェフラー。17アンダー、ロリ・マキロイ、ザンダー・ショウフィリ、16アンダー、サンジェイ・イム、パトリック・キャントレイ、15アンダー、ジャスティン・トマスと続く。 

 

最終ラウンドは盤石に見えたシェフラーがアウトでボギーが嵩み、あっという間にリードを失い、そこにマキロイとイムが絡む展開。シェフラーとマキロイが共に21アンダーで迎えた16番パー4でシェフラーがボギーを叩いたことで、ついにマキロイが21アンダーで単独首位に立つ。二人共17番パー4、18番パー5をパー・プレイで、マキロイが勝った。シェフラーとイムが20アンダー2位、18アンダー4位にショウフィリ、17アンダー5位にトマスとマックス・ホマが入った。 

 



Sep 22 - 25, 2022  

Presidents Cup 

Quail Hollow Club,  Charlotte,  NC   

 

初日: フォーサム 

 

インターナショナルはファースト・ペアのアダム・スコット/松山英樹を含め、嚙み合ってないという感じで、USAがリードを広げる。最初の3マッチに危なげなく勝ったUSが3-0とリードした時点で、既になんだか勝負は決したような感触強し。 

 

キャントレイ/ショウフィリ(US) 6&5 松山/スコット (I) 

スピース/トマス (US) 2 Up イム/コナーズ (I) 

ヤング/モリカワ (US) 2 Up キム (T)/リー (I) 

キム (SW)/デイヴィス (I) 2 Up バーンズ/シェフラー (US) 

フィナウ/ホマ 1 Up ペレイラ/ペンドリス (I) 

 

US 4 - 1 インターナショナル  

 

 

第2日:フォーボール 

 

初日から流れ変わらず。インターナショナルでランキングが最も高い松山が、なんか一番調子に乗れてない。 

 

スピース/トマス (US) 2&1 スコット/デイヴィス (I) 

キャントレイ/ショウフィリ (US) 3&2 松山/キム (T) (I) 

シェフラー/バーンズ (US) Tied イム/ムノス (I) 

キスナー/ヤング (US) Tied ペレイラ/ベズイデンホート (I) 

ホーシェル/ホマ (US) 1 Up コナーズ/ペンドリス (I) 

 

US 8 - 2 インターナショナル 

 

 

第3日: フォーサム (午前) 

 

少しはインターナショナルが盛り返したが、大勢は変わらず。インターナショナルの唯一の光明は、韓国勢の活躍くらいか。彼らがいなければ、本当に大差の大味な勝負になったところだ。 

 

スピース/トマス (US) 4&3 イム/コナーズ (I) 

スコット/松山 (I) 3&2 ヤング/モリカワ (US) 

フィナウ/ホマ (US) 4&3 キム (SW)/デイヴィス (I) 

リー/キム (T) (I) 2&1 シェフラー/バーンズ (US) 

 

US 10 - 4 インターナショナル 

 

フォーボール (午後) 

 

トマス/スピース (US) 4&3 松山/ペンドリス (I) 

イム/ムノス (I) 3&2 フィナウ/キスナー (US) 

キム/キム (I) 1 Up キャントレイ/ショウフィリ (US) 

スコット/デイヴィス (I) 1 Up ホーシェル/バーンズ (US) 

 

US 11 - 7 インターナショナル 

 

 

最終日: シングルス 

 

ほぼ互角の戦いをするシングルスだが、ということはほとんどインターナショナルに勝機はないことも意味している。案の定、半ばでショウフィリがコナーズ相手に18番パー4でパー・パットを沈めた時点で、コナーズのパー・パットを待たずしてその時1Upだったショウフィリの勝ちが確定、USが15 1/2ポインツに達してカップを保持した。 

 

シングルスでは面白い勝負してんだから、ペアを組んだ時にもっとなんとかしてくれ。やっぱりライダー・カップのヨーロッパのように、もうちょっと住んでいる世界が近ければいいケミストリーが生まれやすいというのはあるかもしれない。ワールド・ランキングNo.1のシェフラーが1勝もできなくても勝てるUSの層の厚さもそうだが、インターナショナルにLIVツアーに参加した全英チャンプのキャメロン・スミスとかがいたらまた話は変わったろうなという気もするが、それを言ってもしょうがない。 

 

スピース (US) 4&3 デイヴィス (I) 

キム (SW) (I) 1 Up トマス (US) 

キャントレイ (US) 3&2 スコット (I) 

バーンズ (US) Tied 松山 (I) 

ムノス (I) 2&1 シェフラー (US) 

フィナウ (US) 3&1 ペンドリス (I) 

ショウフィリ (US) 1Up コナーズ (I) 

リー (I)  ホーシェル (US) 

イム (I) 1 Up ヤング (US) 

モリカワ (US) 3&2 ペレイラ (I) 

ホマ (US) 1 Up キム (T) (I) 

ベズイデンホート (I) 2&1 キスナー (US) 

 

 

最終スコア 

US 17.5 - 12.5 インターナショナル 

 

USティーム 

Sam Burns 

Patrick Cantlay 

Tony Finau 

Max Homa 

Billy Horschel 

Kevin Kisner 

Collin Morikawa 

Xander Schauffele 

Scottie Scheffler 

Jordan Spieth 

Justin Thomas 

Cameron Young 

 

監督: デイヴィス・ラヴ3世 

 

インターナショナル・ティーム 

Christiaan Bezuidenhout 

Corey Conners 

Cam Davis 

Sungjae Im 

Si Woo Kim 

Tom Kim 

K.H. Lee 

Hideki Matsuyama 

Sebastian Munoz 

Taylor Pendrith 

Mito Pereira 

Adam Scott 

 

監督: トレヴァー・イメルマン 

 

 

 

Oct 13 - 16, 2022  

ZOZO CHAMPIONSHIP 

Accordia Golf Narashino Country Club,  Chiba,  JPN 

 

第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はリッキー・ファウラー。13アンダー、キーガン・ブラッドリー、12アンダー、アンドリュウ・プットナム、11アンダー、ヴィクター・ホヴランド、10アンダー、ヘイデン・バックリー、マヴェリック・マクニーリーと続く。 

 

最終ラウンドはファウラー、ブラッドリー、プットナムの三つ巴の争いとなり、一時16アンダーまで伸びたブラッドリーが後続に2打差つけるが、ボギーを2つ叩いて14アンダーとなり、プットナムと並ぶ。しかしブラッドリーは17番パー4をバーディで15アンダー、再度単独首位となり、今度はこれを守り切って勝った。ファウラーは首位に並び返すチャンスが何度もあったが決めきれなかった。プットナムとファウラーが14アンダー2位、13アンダー4位にエミリアノ・グリロ、12アンダー5位にバックリー、ホヴランド、サヒス・シーガラの3人が入った。 

 

 


 


 









 

 

 



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