PGA観賞ノーツ


PGAゴルフTV観戦記


2020







 



Jan 2 - 5  

Sentry Tournament of Champions  
Plantation Course at Kapalua,  Kapalua, Maui,  HI 

 

資格がありながらタイガー・ウッズやブルックス・ケプカ、ロリ・マキロイ等が欠場の今年のセントリー、第3ラウンド終了時点で11アンダーで首位はザンダー・ショウフィリ。10アンダー、ジャスティン・トマス、8アンダー、ゲアリ・ウッドランド、7アンダー、パトリック・リード、ジョン・ラーム、ホアキン・ニーマン、J. T. ポストン、マシュウ・ウルフ、コリン・モリカワ、ケヴィン・キスナーと続く。 

 

最終ラウンドは強い風が吹いて大きくスコアを伸ばせるゴルファーはいず、一時ショウフィリがフロント・ナインで伸び悩むトマスに2打差をつけるが、トマスもバック・ナイン持ち直し、逆にショウフィリに3打差つけ首位を奪取する。 

 

しかしショウフィリも踏ん張ってトマス15アンダー、ショウフィリ14アンダーで迎えた18番パー5で、トマスは第2打をグリーン手前のブッシュに打ち込み、ロスト・ボール。ドロップしての第4打はカップまで7フィートにつけるが、一方のショウフィリは第2打をグリーンに乗せ、30フィートのイーグル・パットが待っている。 

 

逆転サヨナラ優勝のチャンスがちらつくショウフィリは、力が入ってイーグル・パットは6フィート・オーヴァー。しかしトマスもパー・パットを外し、これを入れればまだ勝てるショウフィリは返しのバーディ・パットも外し、サヨナラ優勝どころかショウフィリ、トマス、そしてこの日好調で先にレギュレイションを終えていたリードの3人でのプレイオフとなった。 

 

18番でのプレイオフは、バーディを奪ったトマスとリードに対し、パーのショウフィリが脱落、プレイオフ2ホール目の18番は二人ともパー、そして同じく18番でのプレイオフ3ホール目でトマスがバーディを奪ってリードをうっちゃった。11アンダー4位にはパトリック・キャントレイ、10アンダー5位にリッキー・ファウラーとニーマンが入った。 

 



Jan 9 - 12  

Sony Open in Hawaii  
Waialae CC,  Honolulu,  HI 

 

第3ラウンド終了時点で12アンダーで首位はブレンダン・スティール。9アンダー、キャメロン・スミス、8アンダー、ケヴィン・キスナー、7アンダー、コリン・モリカワ、ウェブ・シンプソン、ライアン・パーマーと続く。 

 

最終ラウンドは悪天候の中、スティールがスコアを伸ばせないながらも踏ん張り首位をキープするが、18番パー5でバーディのスミスについに追いつかれ、11アンダーのスティールとスミスのプレイオフになった。 

 

10番パー4でのプレイオフは、スミスがティ・ショットをミスりながらも絶妙なリカヴァリー・ショットでグリーンに乗せてきたのに対し、スティールはフェアウェイからの第2打をグリーン・オーヴァー。アップ&ダウンに失敗してボギーの後、スミスは2パット・パーで勝った。10アンダー3位にシンプソン、9アンダー4位にグレム・マクドウェル、パーマー、キスナーの3人が入った。 




Jan 16 - 19  

The American Express  
Stadium Course,  La Quinta,  CA 


第3ラウンド終了時点で21アンダーで首位はアンドリュウ・ランドリーとスコッティ・シェフラー。その下は差が開いて17アンダーでリッキー・ファウラー、16アンダー、チェイス・セイファートとライアン・ムーア、15アンダー、エイブラハム・アンサーとアンドリュウ・プットナムと続く。  

 

最終ラウンドは依然好調のランドリーが順調にスコアを伸ばし、常に後続に2打差以上の差をつけそのまま楽勝で逃げ切るかと見せかけて、13番パー3から15番パー4までを3連続ボギー、そこへ17番パー3でバーディを奪ったアンサーが24アンダーとなって追いつく。 

 

まさかこんな展開かと思わせといて、しかしランドリーは17番、18番パー4と持ち直して連続バーディ、26バーディとなって勝った。あの連続ボギーは何だったんだ。24アンダー2位がアンサー、23アンダー3位にシェフラー、20アンダー4位にセップ・ストラカとバド・コーリーが入った。 




Jan 23 - 26  

Farmers Insurance Open  
Torrey Pines GC (South),  San Diego,  CA 

 

第3ラウンド終了時点で12アンダーで首位はジョン・ラーム。11アンダー、ライアン・ムーア、9アンダー、ロリ・マキロイ、サン・カン、ハリー・ヒグス、キャメロン・チャンプと続く。 

 

最終ラウンドは好調のマーク・リーシュマンが15アンダーまで伸びて一時後続に4打差つけてレギュレイションを終える。リーシュマンに追いつく可能性のあるのは、一時8アンダーまで後退、後半巻き返して13アンダーで18番パー5を迎えたラームがイーグルをとった場合のみだったが、グリーン奥から50フィートの下りのラームのイーグル・パットは1フィート外れ、リーシュマンが15アンダーで勝った。14アンダー2位にラーム、12アンダー3位にマキロイとブラント・スネデカー、11アンダー5位にトム・ホッジ、10アンダー6位にバッバ・ワトソン、トニー・フィナウ、パトリック・リードの3人が入った。 




Jan 30 - Feb 2  

Waste Management Phoenix Open  
TPC Scottsdale,  Scottsdale,  AZ 

 

第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はトニー・フィナウ。15アンダー、ウェブ・シンプソン、14アンダー、ハドソン・スワフォード、J. B. ホームズ、13アンダー、ザンダー・ショウフリ、スコット・ピアシー、アダム・ロングと続く。 

 

最終ラウンドは10番パー4でバーディを奪ったシンプソンが16アンダーとなってフィナウに代わって単独首位に立つが、フィナウも巻き返して13番パー5をバーディで17アンダーで首位に返り咲く。シンプソンは15番パー5でもティ・ショットを池に落としボギー、15アンダーと、17アンダーのフィナウに2打差つけられ勝負あったかに見えたが、17番パー4,18番パー4と連続バーディで17アンダー、再度フィナウに並ぶ。フィナウは18番で6フィートのバーディ・パットがあったがわずかに右に逸れ、フィナウとシンプソンのプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは、二人ともほとんどレギュレイションの時と同じようなバーディ・パットを残し、フィナウがこれまた、今度は左に外し、シンプソンは再度バーディ・パットを決め、一度は離れたかに見えた優勝を強引に引き戻して勝った。14アンダー3位にはジャスティン・トマス、バッバ・ワトソン、ネイト・ラシュリー、13アンダー6位にマックス・ホマとピアシーが入った。 




Feb 6 - 9  

AT&T Pebble Beach Pro-Am  
Pebble Beach GL,  Pebble Beach,  C 


第3ラウンド終了時点で17アンダーで首位はニック・テイラー。16アンダー、フィル・ミッケルソン、14アンダー、ジェイソン・デイ、12アンダー、マット・エヴリー、11アンダー、ケヴィン・ストリールマンと続く。 

 

最終ラウンドは前半はテイラーとミッケルソンのバトルになるが、バック・ナインで二人ともボギーが嵩み、最後になってストリールマンが絡む展開。しかしテイラーはその後持ち直すが、ミッケルソンは調子を取り戻せない。結局テイラーがこの日2アンダー70、通算19アンダーで勝った。ストリールマンが15アンダーで2位、3位14アンダーのミッケルソン、11アンダー4位にデイが入った。 




Feb 13 - 16  

The Genesis Invitational 

Riviera CC,  Pacific Palisades,  CA 

 

第3ラウンド終了時点で10アンダーで首位はロリ・マキロイ、マット・クッチャーとアダム・スコット。9アンダー、ハロルド・ヴァーナー3世、ラッセル・ヘンリー、8アンダー、ダスティン・ジョンソン、ジョエル・ダーメンと続く。 

 

最終ラウンドはマキロイが今一つで早々と脱落。代わってスコット、クッチャー、ヴァーナーが首位に立つも、ヴァーナー、そしてクッチャーもじりじり後退、スコット一人だけが首位を維持する。スコットは17番パー5をバーディで11アンダー、後続に2打差つけ、そのまま逃げ切った。9アンダー2位にクッチャー、サン・カンとスコット・ブラウン、8アンダー5位に松山英樹、ブライソン・デシャンボー、マックス・ホマ、ダーメン、マキロイが入った。 




Feb 20 - 23  

World Golf Championships-Mexico Championship  
Club de Golf Chapultepec,  Mexico City,  MEX 


第3ラウンド終了時点で15アンダーで首位はジャスティン・トマス。14アンダー、パトリック・リードとエリック・ヴァン・ルーエン、11アンダー、ロリ・マキロイ、ジョン・ラーム、ブライソン・デシャンボーと続く。 

 

最終ラウンドは伸び悩むトマスに代わって好調のデシャンボーが首位に立ち、18アンダーまで伸びるが、17番パー3で痛恨のボギー、すぐ後ろに迫っていたリードに並ばれる。リードは16番パー4、17番と連続バーディで一人19アンダー、勝ったと思って気が緩んだか、18番パー4のティ・ショットをフェアウェイ右の林の中に打ち込む。 

 

第2打はフェアウェイに出しただけだが、それでも2打のクッションがあるリードは第3打をグリーンに乗せた後、定石通りの2パット・ボギー、通算18アンダーで勝った。デシャンボーが17アンダー2位、3位15アンダーにラームとルーエン、14アンダー5位にマキロイ、13アンダー6位にトマス、松山英樹、ティレル・ハットンの3人が入った。同日程開催のプエルト・リコ・オープンは、ヴィクター・ホヴランドが勝った。 




Feb 27 - Mar 1  

The Honda Classic  
PGA National (Champion),  Palm Beach Gardens,  FL 

 

第3ラウンド終了時点で5アンダーで首位はトミー・フリートウッド。4アンダー、ブレンダン・スティール、3アンダー、リー・ウエストウッド、ルーク・ドナルド、キャメロン・デイヴィスが続く。メイジャー並みの低スコアに、それにしてもこれはEPGAか。しかもウエストウッドでシニアじゃないのか。 

 

最終ラウンドはフリートウッドが7アンダーまで伸びて一時後続に2打差つけるがその後後退、代わってサンジェイ・イムが6アンダーで首位に立つもこちらも息切れ、代わってフリートウッド、スティール、マッケンジー・ヒューズ3人が5アンダーで首位に立つ。 

 

しかし一旦は沈んだかに見えたイムが再び踏ん張り5アンダー、他のゴルファーが後退したことで再び単独首位、ところがヒューズも17番パー3でまさかの60フィートのバーディ・パットを沈めるも、直後にイムは7フィートのバーディ・パットを沈めて一人6アンダー。イムに追いつく機会のあった18番パー5でのヒューズの15フィートのパットは4フィート、オーヴァーして5アンダーでレギュレイションを終える。 

 

もう一人イムに追いつく機会のあった5アンダーのフリートウッドは18番の第2打を池に落とし、万事休す。あと2フィート左に落ちていたら、イーグルが狙えたスーパーショットだったのに。イムは6アンダーでツアー初優勝、ヒューズが5アンダー2位、4アンダー3位にフリートウッド、3アンダー4位にウエストウッド、スティール、ビョン・ハン・アン、ダニエル・バーガーの4人が入った。 




Mar 5 - 8  

Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard  
Bay Hill Club & Lodge,  Orlando,  FL 

 

第3ラウンド終了時点で6アンダーで首位はティレル・ハットン。4アンダー、ロリ・マキロイとマーク・リーシュマン、3アンダー、クリスチャン・ベズイデンホート、サンジェイ・イム、ダニー・リー、ハリス・イングリッシュと続く。 

 

最終ラウンドは先週のホンダの勝者イムが一時4アンダーでハットンと共に首位に並ぶシーンもあったが、ハットンが6アンダーまで伸びて再び抜け出すかに見えて11番パー4でティ・ショットを池に落としダブル・ボギー、再度二人が首位に並ぶ。 

 

これはわからないと思わせといて、イムは徐々に後退、ハットンは今度はリードを守り切って、この日2オーヴァー74ながら、通算4アンダーで勝った。3アンダー2位がリーシュマン、イムが2アンダー3位、1アンダー4位にブライソン・デシャンボー、イーヴン・パー5位にマキロイ、キース・ミッチェル、ジョエル・ダーメン、リーの4人が入った。 




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JUN 11 - 14 

[Originally MAY 21-24]      

Charles Schwab Challenge 

Colonial CC, Fort Worth, TX 


COVID19のせいで3月のアーノルド・パーマー以来中止されていたツアー、やっとチャールズ・シュワブ・チャレンジから再開される。5月にリッキー・ファウラー/マシュウ・ウルフ vs ロリ・マキロイ/ダスティン・ジョンソン、およびタイガー・ウッズ/ペイトン・マニング vs フィル・ミッケルソン/トム・ブレイディのチャリティ・マッチがあることはあったが、チャリティだからなと、特に興味は惹かれなかった。 

 

今回は本来ならカナディアン・オープン開催日程だが、こちらの方はキャンセルになったらしい。キャンセルと言えば、全英はキャンセルされたがUSオープンは9月開催、マスターズは11月開催だそうで、USオープンの翌週ライダー・カップという強行日程。マスターズの11月というスケジュールがゴルファーにどういう影響を与えるのか。なんとも大変な年だ。 

 

さてそのチャールズ・シュワブ、第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はザンダー・ショウフィリ、12アンダー、ゲアリ・ウッドランド、ジャスティン・トマス、ブランデン・グレイス、コリン・モリカワ、ジョーダン・スピースの5人、11アンダー、ダニエル・バーガー、ハロルド・ヴァーナー3世と続く。 

 

最終ラウンドはバック・ナインでショウフリにモリカワ、ブライソン・デシャンボーが絡む。しかしデシャンボーは17番パー4をボギーで脱落、ショウフリも15番パー4でバンカーからの第2打を引っ掛けて池に落とし、ドロップしての第4打も25フィート、ショート。ダブル・ボギーで完全脱落かと思えたところ、ボギー・パットを執念で決め、次の16番パー3もバーディでまた復活、そういう筋書きかと思わせといて、17番で、これまで難なく決めていた3フィートのパー・パットを外してボギー、ついに脱落する。 

 

これで15アンダーのモリカワの逃げ切りかと思わせといて、最終18番パー4でバーディで15アンダーとなり、この日初めて、最後のホールで首位タイに立ったのはバーガー。モリカワは18番で5フィートのバーディ・パットがあったが決められず、パー上がり。15アンダーのモリカワとバーガーのプレイオフになった。 

 

17番でのプレイオフは、モリカワが今度は3フィートのパー・パットを外し、最後の最後で連続してパターに裏切られ、パーのバーガーが勝った。14アンダー3位にショウフリ、デシャンボー、ジェイソン・コクラク、ジャスティン・ローズの4人、13アンダー7位にバッバ・ワトソン、パトリック・リードが入った。たとえ無観客でも、やはりチャリティよりは本気の勝負の方が面白い。 

 

 


JUN 18 - 21 

[Originally APR 16-19]      

RBC Heritage 

Harbour Town GL, Hilton Head, SC 

 

例年なら4月のマスターズ直後の開催という印象のあるヘリテイジ、今年はコロナ禍のため6月順延だ。第3ラウンドを終えて15アンダーで首位はティレル・ハットン、エイブラハム・アンサー、ライアン・パーマー、ウェブ・シンプソンの4人、14アンダー5位に、カルロス・オーティス、ダニエル・バーガー、ジョエル・ダーメンの3人、13アンダー8位にホアキン・ニーマンら8人が並ぶ混戦模様。 

 

最終ラウンドはハットン、ニーマン、バーガー、シンプソンが交互に20アンダーに到達する。この中から頭一つ抜け出たのがシンプソンで、バック・ナインを5アンダー30で回り、一人22アンダーに到達、結局誰もついてこれず、シンプソンが勝った。21アンダー2位にアンサー、20アンダー3位にバーガーとハットン、19アンダー5位にニーマンとセルジオ・ガルシアが入った。 

 



JUN 25 - 28      

Travelers Championship 

TPC River Highlands, Cromwell, CT 

 

第3ラウンド終了時点で18アンダーで首位はブレンドン・トッド。16アンダー、ダスティン・ジョンソン、15アンダー、ケヴィン・ストリールマン、14アンダー、マッケンジー・ヒューズ、13アンダー、ブライソン・デシャンボー、ケヴィン・ナーと続く。 

 

最終ラウンドは伸びないトッドにジョンソンが追いつき、一時は20アンダーまで伸びて後続に3打差つけるも、ティ・ショットのOBやあわや池ぽちゃ等で、19アンダーに後退する。しかしそれ以上大きく崩れることはなく、最小リードを守り切って、19アンダーで勝った。18アンダー2位にストリールマン、17アンダー3位にウィル・ゴードンとヒューズ、16アンダー5位にナー、15アンダー6位にライアン・アーマー、ブレンダン・スティールら5人が入った。 




JUL 2 - 5  
[Originally MAY 28-31]  

Rocket Mortgage Classic 
Detroit Golf Club, Detroit, MI 

 

第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はマシュウ・ウルフ。16アンダー、ライアン・アーマー、ブライソン・デシャンボー、14アンダー、トロイ・メリット、マーク・ハバード、シーマス・パワー、クリス・カークと続く。 

 

最終ラウンドは、フロント・ナインでもたついたウルフに代わってデシャンボーが首位に着き、21アンダーまで伸びて一時は後続に4打差つける。しかしデシャンボーは14番パー5で、林に打ち込んだティ・ショットをフェアウェイに出そうとして逆に池に落とし、このホール、ボギー。後半持ち直したウルフに1打差まで詰め寄られる。 

 

しかしデシャンボーはここからまた仕切り直してバーディを重ね、この日7アンダー65、通算23アンダーで勝った。2位が20アンダーのウルフ、18アンダー3位にケヴィン・キスナー、16アンダー4位にダニー・ウィレット、アダム・ハドウィン、ティレル・ハットン、アーマーの4人が入った。ウルフは後半持ち直して決め頃のバーディ・パットがいくつもあったんだが、ことごとく外したのが痛かった。 




JUL 9 - 12  
 

Workday Charity Open 
Muirfield Golf Club, Dublin, Ohio 

 

第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はジャスティン・トマス。14アンダー、ヴィクター・ホヴランド、13アンダー、コリン・モリカワ、11アンダー、サム・バーンズ、ケヴィン・ストリールマン、10アンダー、イアン・ポールター、ロリ・サバティーニと続く。 

 

最終ラウンドは出足もたついたトマスにモリカワとホヴランドが追いつくも、トマスは中盤以降持ち直す。バック・ナインでホヴランドが脱落したことで勝負はトマスとモリカワの一騎打ちになるかに見えたが、トマスは15番パー5でイーグル、21アンダーとなってモリカワに3打差つけて勝負あったかに見えた。 

 

しかしトマスは続く16番パー3をボギー、一方のモリカワは17番パー4をバーディで1打差、18番パー4ではモリカワが8フィートのバーディ・パットを外したものの、トマスも下りの6フィートのパー・パットを外し、19アンダーのトマスとモリカワのプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは、モリカワが第2打をカップまで8フィートにつけて優位に立つが、トマスはなんとグリーン奥から50フィートの下りの右曲がりの超ロングのバーディ・パットを沈める。追い詰められたモリカワだがこちらも8フィートを沈める。 

 

またまた18番のプレイオフ2ホール目は二人とも今度はパー、迎えたプレイオフ3ホール目の10番パー4で、トマスのティ・ショットは、右ラフの小さな木の真後ろに止まってしまい、第2打はフェアウェイに出すだけ、第3打をグリーンに乗せてパー・パットも外した後、モリカワは手堅く2パット・パーでツアー2勝目を挙げた。15アンダー3位にホヴランド、14アンダー4位にクリス・セイファート、12アンダー5位にゲアリ・ウッドランドとポールターが入った。 




JUL 16 - 19 

[Originally JUN 4-7]      

the Memorial Tournament presented by Nationwide 

Muirfield Village GC, Dublin, OH 

 

先週のワークデイ・チャリティに続いて2週連続でミューアフィールドでの開催となったメモリアル、こういうこともあるのか。そのメモリアル、第3ラウンド終了時点で12アンダーで首位はジョン・ラーム。8アンダー、トニー・フィナウとライアン・パーマー、6アンダー、ダニー・ウィレット、5アンダー、ジェイソン・デイ、ヘンリク・ノーランダーと続く。最近好調のブライソン・デシャンボーは2日目、15番パー5でクインタプレット・ボギー10を叩いて予選落ち。なんだかジョン・デイリーみたいになってきたな。 

 

最終ラウンドは好調のラームに誰もついてこれず、一時は14アンダーまで伸びて、後続に8打差つける。ラームはバック・ナインで一転して崩れはじめ、ラフからのチップ・ショットを直接カップ・インさせてバーディに見えた16アンダーパー3も、後でアドレスの時にボールが動いたとして逆にボギー。しかしそれまでの貯金が効いて、この日1オーヴァー73ながらも通算11アンダーで6アンダーのパーマーに5打差つけて勝った。5アンダー3位はマシュウ・フィッツパトリック、4アンダー4位にデイとマット・ウォレス、3アンダー6位にマッケンジー・ヒューズとノーランダーが入った。 




JUL 23 - 26  

3M Open 
TPC Twin Cities, Blaine, MN • Purse 

 

第3ラウンド終了時点で15アンダーで首位はマイケル・トンプソンとリッキー・ウェレンスキ。13アンダー3位にシャール・シュワーツェルとトニー・フィナウ、12アンダー5位にマックス・ホマと続く。 

 

最終ラウンドはフロント・ナインで伸び悩むトンプソンにフィナウ、アダム・ロングらが並ぶ一幕もあったがその後トンプソンは持ち直し、結局この日4アンダー68、通算19アンダーでツアー2勝目を挙げた。17アンダー2位にアダム・ロング、16アンダー3にフィナウ、シュワーツェル、ホマ、ボビー・シェルトン、チャールズ・ハウエル3世、エミリアーノ・グリロ、アレックス・ノレン、キャメロン・トリンガレ、ウェレンスキら9人が入った。 




JUL 30 - AUG 2 
[Originally JUL 2-5]  

World Golf Championships-FedEx St. Jude Invitational 
TPC Southwind, Memphis, TN 

 

第3ラウンド終了時点で12アンダーで首位はブレンドン・トッド。11アンダー、ビョン・ハン・アン、10アンダー、リッキー・ファウラー、9アンダー、ブルックス・ケプカ、8アンダー、ジャスティン・トマスと続く。 

 

最終ラウンドはトッドに代わってトマス、ケプカが交互に12アンダーで首位に立つが、16番パー5でトマスがバーディで13アンダー、ケプカがボギーで11アンダーで2打差つく。しかしケプカは17番パー4で50フィートのバーディ・パットを沈めて1打差。それなのに18番パー4でのティ・ショットを池に落とし万事休す。トマスが13アンダーで勝った。10アンダー2位にケプカ、フィル・ミッケルソン、ダニエル・バーガー、トム・ルイスの4人、9アンダー6位にザンダー・ショウフィリ、ジェイソン・デイら6人が入った。同日程開催のバラクータ・チャンピオンシップは、リッチー・ウェレンスキが39ポイントで勝った。 




AUG 6 - 9  
[Originally MAY 14-17]  

PGA Championship 
TPC Harding Park, San Francisco, CA 

 

本来ならメイジャー最終戦のPGAチャンピオンシップ、今年はマスターズ後に予定されていたがそれもコロナウイルスのせいで変更になり、メイジャーの初戦だ。そのチャンピオンシップで第3ラウンド終了時点で9アンダーで首位は、ダスティン・ジョンソン。8アンダー、スコッティ・シェフラーとキャメロン・チャンプ、7アンダー4位にコリン・モリカワ、ポール・ケイシー、ブルックス・ケプカ、6アンダー7位にジャスティン・ローズ、ジェイソン・デイら6人が並ぶ。 

 

最終ラウンドは9アンダーに6人が並ぶ混戦模様と思っていたら、しばらくしたら今度は10アンダーに7人が並ぶ超混戦模様。その中から抜け出たのは、リーチャブルの16番パー4で完璧なティ・ショットをグリーンに乗せてきてイーグルを奪い、一人13アンダーとなって後続に2打差つけたモリカワ。そのまま逃げ切ったモリカワがメイジャー初優勝。11アンダー2位にジョンソンとケイシー、10アンダー4位にマシュウ・ウルフ、デイ、ブライソン・デシャンボー、トニー・フィナウ、シェフラーの5人が入った。 




AUG 13 - 16 

[ORIGINALLY AUG 6-9]

Wyndham Championship 

Sedgefield CC, Greensboro, NC 

 

第3ラウンド終了時点で18アンダーで首位はシー・ウー・キム。16アンダー、ロブ・オッペンハイム、ドク・レッドマン、15アンダー、ビリー・ホーシェル、14アンダー、ジム・ハーマン、マーク・ハバード、13アンダー、ウェブ・シンプソン、ピーター・マルナティと続く。 

 

最終ラウンドは調子の出ないキムに共に5番パー5でイーグルを奪ったハーマンとホーシェルが並ぶ。ホーシェルはさらに21アンダーまでスコアを伸ばし、後続に2打差つけて勝負あったかに見えたが、いったん沈んだかに見えたハーマンがじりじりと挽回する。ホーシェルは16番パー3でボギーを叩き、二人は20アンダーで並ぶ。直後にハーマンは17番パー4でバーディ、一人21アンダーで単独首位に立つ。ホーシェルは17番、18番パー4でいずれも7フィートの入れ頃のバーディ・パットがあったが、共に外し、ハーマンが21アンダーで勝った。ホーシェルが20アンダーで2位、18アンダー3位にケヴィン・キスナー、シンプソン、レッドマン、キムの4人が入った。 




AUG 20 - 23 

[ORIGINALLY AUG 13-16]

THE NORTHERN TRUST 

TPC Boston, Norton, MA 

 

第3ラウンド終了時点で22アンダーで首位はダスティン・ジョンソン。17アンダー、ハリス・イングリッシュとスコッティ・シェフラー、15アンダー、ルイ・ウーストヘイゼン、14アンダー、ダニエル・バーガー、ハリー・ヒグス、ダニー・リーと続く。 

 

ジョンソンはリードして最終日を迎えた場合、だいたい大きく崩れるか圧勝かどちらかの場合が多いが、今回は後者で、最初から最後までまったく安定、最終的に30アンダーまでスコアを伸ばし、19アンダーのイングリッシュに11打差つける圧勝。18アンダー3位にバーガー、17アンダー4位にシェフラーとケヴィン・キスナー、16アンダー6位にジョン・ラームとウェブ・シンプソンが入った。 




AUG 27 - 30 
[Originally AUG 20-23]  

BMW Championship 
Olympia Fields CC (North), Olympia Fields, IL 

 

第3ラウンド終了時点で1アンダーで首位はダスティン・ジョンソンと松山英樹。1オーヴァー、アダム・スコット、ホアキン・ニーマン、マッケンジー・ヒューズ、2オーヴァー、ロリ・マキロイ、ジョン・ラームら6人が並ぶ。 

 

最終ラウンドは、最初の4ホールを3アンダーのジョンソンがすぐに後続に2打差つけ、今週も好調でこのままだとぶっちぎりかと思わせておきながら中盤以降もたつき、そこへニーマンが追いついて首位に並ぶ。しかしニーマンも後半失速、そこに追いついて単独首位に立ったのが、ラーム。 

 

ラームは一人4アンダーとなってレギュレイションを終え、この時3アンダーのジョンソンがラームに追いつくには18番パー4でバーディを奪うしかない。その下り20フィートのダブル・ブレイクの難しいバーディ・パットは、右に、左に曲がった後、カップに吸い込まれ、4アンダーのラームとジョンソンのプレイオフになった。 

 

18番でのプレイオフは、第2打をジョンソンがピンハイの30フィート、ラームがグリーン奥からの下り40フィートにつける。これは2パットでパーをとれない限り勝負あったろうと思えたところからのラームのバーディ・パットは、レギュレイションのジョンソンの2倍の距離を、右に左に曲がてカップに吸い込まれた。ジョンソンのバーディ・パットは僅かにカップに届かず、ラームが勝った。完全に流れはジョンソンのものだと思ったんだが、勝負は下駄を履くまでわからない。2アンダー3位にニーマンと松山、1アンダー5位にトニー・フィナウ、イーヴン・パー6位にジェイソン・コクラクとマシュウ・フィッツパトリックが入った。 

 



Sep 4 - 7   

TOUR Championship  
East Lake GC,  Atlanta 

 

第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はダスティン・ジョンソン。14アンダー、ジャスティン・トマス、ザンダー・ショウフィリ、13アンダー、ジョン・ラーム、12アンダー、コリン・モリカワ、9アンダー、スコッティ・シェフラーと続く。全員最近上位の成績を残した者たちばかりだ。その中でも、やはりジョンソンの好調さが際立つ。 

 

最終ラウンドも流れは変わらず、この日2アンダー68、通算21アンダーのジョンソンが、18アンダーのトマスとショウフリに3打差つけて勝った。17アンダー4位にラーム、14アンダー5位にシェフラー、13アンダー6位にモリカワ、12アンダー7位にティレル・ハットンが入った。 




Sep 17 - 20  

U.S. Open  
Winged Foot GC,  Mamaroneck,  NY 


暑くない時期のUSオープンを見るのは初めてだ。そのオープン、折り返し地点で4アンダーで首位はパトリック・リード。3アンダー、ブライソン・デシャンボー、2アンダー、ジャスティン・トマス、ラファ・カブレラ・ベヨ、ハリス・イングリッシュ、1アンダー、ジェイソン・コクラクと続く。 

 

土曜の第3ラウンドは冷え込み、と、USオープンについて書いている気がしないが、実際NYは今夏 (まだ暦の上では秋ですらない) 一番の冷え込みとなり、うちでは夏布団から秋用のちょっと厚手の掛け布団に替え、天気予報ではアップステイトでは明け方は霜が降りるところもあるという。ジ・オープンならともかくUSオープンでこの寒さは、最初で最後という気がする。 

 

その第3ラウンド終了時点で5アンダーで首位はマシュウ・ウルフ。3アンダー、デシャンボー、1アンダー、ルイ・ウーストヘイゼン、イーヴン・パー、ザンダー・ショウフィリ、松山英樹、イングリッシュ、1オーヴァー、ロリ・マキロイと続く。 

 

最終ラウンドは早い段階でウルフとデシャンボーの一騎打ちとなり、バック・ナインに入ってウルフが後退し始めたことから、デシャンボーのメイジャー初制覇が確実となった。PGAチャンピオンシップでは最後の最後で優勝をコリン・モリカワにトンビにあぶらげさらわれたと思っているだろうし、昨年の3Mではそれこそウルフに最後の最後でいいとこ持ってかれてたし、デシャンボーとしてはこれまでの貸しを返してもらったという感じか。 

 

最終スコアはデシャンボー6アンダー、イーヴン・パー2位にウルフ、2オーヴァー3位にウーストヘイゼン、3オーヴァー4位にイングリッシュ、4オーヴァー5位にショウフィリ、5オーヴァー6位にダスティン・ジョンソンとウィル・ザラトリスが入った。 




Oct 22 - 25  

ZOZO CHAMPIONSHIP @ SHERWOOD  
Sherwood Country Club,  Thousand Oaks,  CA 


COVID19のせいで日本ではなくカリフォルニア開催となったゾーゾー、第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はジャスティン・トマス。18アンダー、ジョン・ラーム、17アンダー、ラント・グリフィン、16アンダー、バッバ・ワトソン、セバスチャン・ムノス、15アンダー、ディラン・フリッテリ、スコッティ・シェフラー、ウェブ・シンプソン、ブライアン・ハーマン、マシュウ・フィッツパトリックと続く。 

 

最終ラウンドは好調のラームが9番パー4をバーディで22アンダーとなってトマスに並び、11番パー5もバーディで23アンダーとなって単独首位に立つ。しかしラームもバック・ナイン伸び悩み、代わって怒涛のバーディ・ラッシュで首位に立ったのはキャントレイ。 

 

キャントレイは一時24アンダーまで伸び、後続に3打差つける。しかしラーム、トマスも持ち直して再度首位に絡むが届かず、キャントレイが23アンダーで勝った。ラームとトマスが22アンダーで2位、19アンダー4位にラッセル・ヘンリー、スミス、ワトソン、パーマーの4人が入った。 




Nov 12 - 15  

Masters Tournament  
Augusta National Golf Club,  Augusta,  GA   


初めての秋開催となったマスターズ、最初、中継が4時で終わっているのは、時宜的に今がシーズンのアメリカン・フットボール中継が優先されているからかと思っていたが、放送を見て合点が行った。要するに夏時間の終わったアメリカでは、現在、4時半には日が暮れてしまうのだ。例年なら7時近くまで中継しているので、4時に日が傾いているマスターズを見るのはなんとも不思議な気がする。また、いまだ緑は綺麗だが、マグノリアの花が咲いていないオーガスタ・ナショナルを見るのも初めてだ。 

 

プレイの方は初日の雨の影響でプレイが順延、その雨も今年、記録的な数がアメリカ上陸し、名前がアルファベットで始まる数で足りなくなったため、ギリシア文字を使ったハリケーンEttaのせいだという異例尽くし。 

 

その折り返し時点で9アンダーで首位はエイブラハム・アンサー、キャメロン・スミス、ダスティン・ジョンソン、ジャスティン・トマス、ジョン・ラーム。 

 

第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はジョンソン。12アンダー、サンジェイ・イム、アンサー、スミス、11アンダー、ディラン・フリッテリ、10アンダー、トマスと続く。 

 

最終ラウンドはフロント・ナインでまだエンジンのかからないジョンソンにイムが1打差に詰め寄るシーンもあったが、その後持ち直し順調にスコアを縮め始めると誰もジョンソンについてこれず、この日4アンダー68、通算20アンダーのマスターズ・レコードでメイジャー2勝目を挙げた。15アンダー2位にスミスとイム、12アンダー4位にトマス、11アンダー5位ロリ・マキロイとフリテリ、10アンダー7位にラーム、ブルックス・ケプカ、C.T.・パンの3人が入った。ディフェンディング・チャンプのタイガー・ウッズは最終日12番パー3でレイズ・クリークにボールを3個落とし、セプタブル・ボギー10というこれまた彼自身の新記録を打ち立てていた。 

 

 

 









 

 

 



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