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2018
Jan 4 - 7
Sentry Tournament of Champions
Plantation Course at Kapalua, Kapalua, Maui, HI
ここ数年、韓国のヒュンダイとSBSがスポンサーだった昨季のチャンプによる2018年のツアー第1戦、新しいスポンサーはビジネス・インシュアランスのセントリーだ。そのトーナメント・オブ・チャンピオンズ、第3ラウンド終了時点 で16アンダーで首位はダスティン・ジョンソン。14アンダー、ブライアン・ハーマン、12アンダー、ジョン・ラーム、11アンダー、リッキー・ファウラーとジェイソン・ダフナー、10アンダー、ジョナタン・ヴェガス、パット・ペレスと続く。
ジョンソンはリードして最終日を迎えた時の出来不出来の差が激しいからどうなるかと思っていたが、今回はできのいい方で、最終ラウンドも安定してスコアを伸ばす。アウトを終えた時点でさすがに今回は取りこぼしなしと確信、12番パー4は、下りとはいえ必ずしもリーチャブルとは言えない440ヤードのパー4だが、ジョンソンは乗せてきただけではなく、あと一転がりでカップに入るあわやアルバトロスの楽勝イーグル。終わってみればこの日8アンダー65、通算24アンダーで、16アンダーで2位のジョン・ラームに8打差つける完勝。15アンダー3位にハーマン、14アンダー4位に松山英樹とペレス、ファウラーの3人が入った。
Jan 11 - 14
Sony Open in Hawaii
Waialae CC, Honolulu, Hawaii
第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はトム・ホギ。15アンダー、パットン・キザイヤとブライアン・ハーマン、14アンダー、カイル・スタンリー、13アンダー、クリス・カーク、12アンダー、ラッセル・ノックス、オリー・シュナイダージャンスと続く。
最終日はホギが一時崩れそうな気配を見せ、その隙にキザイヤが一瞬首位に立つシーンも見られたが、すぐにホギがまた首位を奪い返す。ホギはその後踏ん張り、そのまま行くかに思われたが、16番パー4で第2打をバンカーに入れた後、アップ&ダウンに失敗し、ダブル・ボギーで最後の最後でついに沈む。
その間隙をついて、いつの間にやらこの日8アンダー62というベスト・スコアで17アンダーまで伸びていたジェイムズ・ハーンが、同じく17アンダーでレギュレイションを終えたキザイヤとプレイオフになった。
プレイオフは、まず18番パー5を二人共パーで上がった後、2ホール目の18番は今度は二人共バーディ。3ホール目17番パー3は二人共パー、4ホール目18番をバーディ、5ホール目18番をパー、そして6ホール目となる17番で、ティ・ショットがグリーンをとらえきれなかったハーンのパー・パットがカップの右端に弾かれ、パーで上がったキザイヤがツアー2勝目を上げた。16アンダー3位にホギ、15アンダー4位にウェブ・シンプソン、ブライアン・スチュアード、ハーマン、14アンダー7位にゲアリ・ウッドランド、ベン・マーティン、シュナイダージャンスの3人が入った。
Jan 18 - 21
CareerBuilder Challenge
Stadium Course, La Quinta, California
第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はオースティン・クック。18アンダー、マーティン・ピラー、アンドリュウ・ランドリー、17アンダー、スコット・ピアシー、ジョン・ラームと続く。
最終ラウンドは早々とクックが脱落。ピラー、ランドリー、ピアシーらが交互に首位に並ぶ混戦。誰が勝つかわからない。そこで最後に首位に立ったのがラーム。この日5アンダーで22アンダーまで伸びたラームが、まずレギュレイションを終える。そのラームに届く可能性のあるのは21アンダーで追っていたランドリーで、実際、ランドリーは18番パー4で10フィートのバーディ・パットを沈め、22アンダー。勝負はラームとランドリーのプレイオフになった。
18番、18番、10番パー3と、二人共入れ頃のバーディ・パットのチャンスが何度かあったがそれを共に外す。勝負の着かないプレイオフは先週さながらで、そろそろ決めないと明日に持ち越しだぞと思い始めた矢先、プレイオフ4ホール目の18番で6フィートのバーディ・パットを沈めたラームが、ランドリーをうっちゃってツアー2勝目を挙げた。20アンダー3位にジョン・ハー、アダム・ハドウィン、ピラーの3人、19アンダー6位にケヴィン・チャペルとピアシーが入った。
Jan 25 - 28
Farmers Insurance Open
Torrey Pines GC (South), San Diego, California
第3ラウンド終了時点で11アンダーで首位はアレックス・ノレン。10アンダー、ライアン・パーマー、9アンダー、マイケル・キムとJ.B. ホームズ、8アンダー、トニー・フラウ、ジェイソン・デイ、ジャスティン・ローズ、ルーク・リストと続く。
最終ラウンドは好調のデイが12アンダーまで伸びて首位に立つが、ノレンが首位を奪い返す。さらにノレンと同じ最終組のパーマー、ホームズも絡む。その下は3打差つき、4人の中の誰かが勝つのはまず間違いないだろう。
デイがまず10アンダーでレギュレイションを終えるが、ホームズがボギーが嵩んで脱落。ノレンも10アンダーでレギュレイションを終え、最終18番パー5でバーディのパーマーも10アンダーとなり、この3人でプレイオフとなった。これで3トーナメント連続だ。
プレイオフ1ホール目の18番はデイとノレンがバーディで、パーマー一人がパー上がりで脱落。その後18番、16番パー3、17番パー4、18番と、これまた前2週同様決まらず、ついに日没順延となった。翌朝のプレイオフ6ホール目の18番で、ノレンは第2打を池に落とす。デイは2オン2パットのバーディで、ついに決着をつけた。ホームズが9アンダー4位、8アンダー5位にキーガン・ブラッドリー、7アンダー6位にフラウとチャールズ・ハウエル3世が入った。タイガー・ウッズはほぼ2年振りに4ラウンドをこなして3アンダーで23位タイ。それにしても3週連続4ホール以上にまたがるプレイオフか。
Feb 1 - 4
Waste Management Phoenix Open
TPC Scottsdale, Scottsdale, Arizona
第3ラウンドを終了時点で14アンダーで首位はリッキー・ファウラー。13アンダー、ジョン・ラーム、ブライソン・デシャンボー、シェズ・リーヴィー、12アンダー、フィル・ミッケルソン、ダニエル・バーガー、ザンダー・ショウフィルと続く。
最終ラウンドはパットの決まらないファウラーに代わって、リーヴィ―と、この日好調のゲアリ・ウッドランドが首位に立ち、まずウッドランドが18アンダーまで伸びてレギュレイションを終える。リーヴィーは16番パー3をボギーでウッドランドに2打差となりこれまでかと思われたが、17番パー4、18番パー4と連続バーディでウッドランドに追いつき、これで4週連続のプレイオフになった。今度はいつまでもつれるか。
18番でのプレイオフは、二人共第2打がグリーンを外す。遠めのリーヴィーのチップは8フィート、ショート。ウッドランドは1フィートにつけ、リーヴィーのパー・パットがわずかに上に外れた後、ウッドランドはパー・パットを沈めてツアー3勝目を挙げた。15アンダー3位にブレンダン・スティールとオリー・シュニーダージェンス、14アンダー5位にミッケルソン、マット・クッチャー、デシャンボー、チェッソン・ハドリーの4人が入った。昨年ファウラーと優勝争いをしたディフェンディング・チャンプの松山英樹はまったくリーダーボードに名前が見えないのでどうしたんだと思ったら、初日2アンダー69とまずまずのスコアを出しながら、手首の怪我で棄権していた。
Feb 8 - 11
AT&T Pebble Beach Pro-Am
Pebble Beach GL, Pebble Beach, California
第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はテッド・ポッターJr. とダスティン・ジョンソン。12アンダー、ジェイソン・デイとトロイ・メリット、11アンダー、スティーヴ・ストリッカー、パトリック・ロジャース、ジョン・ラーム、10アンダー、シェズ・リーヴィと続く。
最終ラウンドはじりじりとスコアを伸ばすポッターに誰も追いつけない。7番パー3でバーディを奪って17アンダーまでスコアを伸ばし、15アンダーで2位に着けていたリーヴィが14番パー5をボギーで3打差つくと、ポッターはそのままリードを守り切り、17アンダーで2012年のグリーンブリア・クラシック以来6年振りにツアー2勝目を挙げた。14アンダー2位にフィル・ミッケルソン、ジョンソン、デイ、リーヴィの4人、13アンダー6位にケヴィン・ストリールマン、12アンダー7位にスコット・ストーリングスが入った。やっとプレイオフから解放されたと思ったら、今度はちょっと大味な展開。とはいえ、終わった後のポッターはエモーショナルだった。
Feb 15 - 18
Genesis Open
Riviera CC, Pacific Palisades, California
第3ラウンド終了時点で10アンダーで首位はバッバ・ワトソン。9アンダー、パトリック・キャントレイ、8アンダー、キャメロン・スミス、ケヴィン・ナー、トニー・フラウ、グレム・マクドウェル、7アンダー、デレク・ハザウアーと続く。タイガー・ウッズはかすりもせずに予選落ち。
最終ラウンドはワトソン、キャントレイ、ナーの3人が一時10アンダーで首位に並び、その下も2打差以内に常時10人くらいがひしめく混戦。しかしそこからナー、次いでキャントレイも失速、ワトソンが14番パー3でバンカーから直接第2打をカップに放り込むバーディで11アンダーとなって後続に2打差つける。
その後ナーとフラウに1打差に詰め寄られるも、ワトソンは17番パー5をバーディで12アンダーとなって再び2打差。その差を守り切って勝った。ワトソン12アンダー、ナー、フィナウが10アンダー2位、9アンダー4位にキャントレイとスコット・スト―リングス、8アンダー6位にフィル・ミッケルソン、アダム・ハドウィン、スミスの3人が入った。
Feb 22 - 25
The Honda Classic
PGA National (Champion), Palm Beach Gardens, Florida
第3ラウンドを終わって7アンダーで首位はルーク・リスト。6アンダー、ジャスティン・トマスとウェブ・シンプソン、5アンダー、トミー・フリートウッドとジェイミー・ラヴマーク、4アンダー、アレックス・ノレンと続く。
最終ラウンドはリストがボギーが嵩んで早々に戦線から退き、トマス、フリートウッド、シンプソン、ノレンが一時7アンダーで首位に並ぶ。その後フリートウッド一人が7アンダーで踏ん張るが、結局フリートウッドも沈み、再度トマスと、いったんは完全に脱落したかに見えたリストがまた粘って浮上し、それにノレンの3人が7アンダーで首位に並ぶ。ノレンが7アンダーでレギュレイションを終えた後、最終組のトマスとリストは二人共18番パー5をバーディで8アンダー、トマスとリストのプレイオフになった。本当に今季はプレイオフが多い。
18番パー5でのプレイオフは、リストがティ・ショットを右に曲げ、3オン。一方のトマスは2オンで、40フィートのイーグル・パットをカップまで4フィートに寄せ、リストが15フィートのバーディ・パットを外した後、トマスはバーディ・パットを沈めてツアー8勝目。7アンダー3位にノレン、6アンダー4位にフリートウッド、4アンダー5位にシンプソンとビョン・ハン・アン、3アンダー7位にラヴマークが入った。タイガー・ウッズが今回は週末までプレイして、よくTVに映っていた。
Mar 1 - 4
World Golf Championships-Mexico Championship
Club de Golf Chapultepec, Mexico City, Mexico
第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位は、インドのシュバンカー・シャーマ。11アンダーにティレル・ハットン、フィル・ミッケルソン、ラファ・カブレラ・ベヨ、セルジオ・ガルシア、10アンダー6位にパット・ペレス、ザンダー・ショウフル、ダスティン・ジョンソン、ブライアン・ハーマンの4人が並ぶ。
最終ラウンドはミッケルソンが好調で、10番パー4をバーディで15アンダーとなって単独首位に立つが、続く11番パー5で第2打を引っかけてボギー、14アンダーで、この日首位を猛追するジャスティン・トマスと共に首位に並ぶ。トマスは15番パー5もバーディで15アンダー、初めて単独首位に立つ。しかしトマスは17番パー3をボギーで14アンダー、ミッケルソン、ハーマンと並ぶ。しかしトマスは、18番パー4で、120ヤードの第2打が、 バック・スピンがかかって直接カップに入るイーグル、一人16アンダーで首位に立つ。
しかしミッケルソンも 15番、16番パー4をバーディで16アンダー。一方ハットンも15番をイーグルで16アンダー。しかしハットンは18番パー4を痛恨のボギーで、勝負は16アンダーのトマスとミッケルソンのプレイオフになった。
17番でのプレイオフは、ミッケルソンのバーディ・パットが、入ったと思った瞬間に僅かに弾かれて、パー。しかしトマスはパー・パットを引っかけて外し、ミッケルソンが2013年の全英以来というツアー43勝目を挙げた。15アンダー3位にハットンとベヨ、13アンダー5位にハーマンとキラデク・アフィバーンラットが入った。
Mar 8 - 11
Valspar Championship
Innisbrook Resort (Copperhead), Palm Harbor, Florida
第3ラウンド終了時点で9アンダーで首位はコーリー・コナーズ。8アンダーでジャスティン・ローズ、ブラント・スネデカーと共に2位にいるのは、なんとタイガー・ウッズ。本当か。最近復調してきているという気配はあったが、これで最終日またこけるなんてことはないか。勝てば2013年以来という。先週のWGCではフィル・ミッケルソンがやはり2013年以来の勝ち星を挙げていたし、いきなりヴェテラン復活の気配。
最終ラウンドは1番パー5でバーディをとったウッズが9アンダーで一時首位に並ぶシーンも見られたが、4番パー3をボギーで後退、その後ローズが首位を保っていたが、そこに並んで抜き去ったのが、ポール・ケイシー。この日好調のケイシーは10アンダーでレギュレイションを終えて後続を待つ。
バック・ナインに入り、ケイシーに並べるのはパトリック・リードかウッズのどちらかに絞られる。リードは14番パー5をバーディで10アンダーとなりケイシーに並ぶが、18番パー4でバーディ・パットがカップまで届かず、元の場所まで戻ってきてボギー。一方ウッズは8アンダーから伸びず、ここまでか、しかしここまでよく復調してきたと思っていた17番パー3で、まさかの45フィートのバーディ・パットを放り込み、9アンダー。本当にまさかのまさかが起きるかと興奮させるが、しかし18番では25フィートのバーディ・パットはショート、一打足りなかった。
スコアはケイシー10アンダー、ウッズとリードが9アンダー、8アンダーにセルジオ・ガルシア、7アンダー、ローズとロリ・サバティーニ、6アンダー7位にジム・フューリックが入った。しかしやはり、ウッズが優勝に絡むと勝負が50%は面白くなるというのは、ウッズ・ファンである私だけの意見でもないと思う。
Mar 15 - 18
Arnold Palmer Invitational presented by Mastercard
Bay Hill Club & Lodge, Orlando, Florida
第3ラウンド終了時点で12アンダーで首位はヘンリク・ステンソン。11アンダー、ブライソン・デシャンボー、10アンダー、ロリ・マキロイ、9アンダー、ジャスティン・ローズとライアン・ムーア、8アンダー、リッキー・ファウラー、チャーリー・ホフマンら4人。7アンダーにはタイガー・ウッズがいる。
最終日は伸び悩むステンソンにウッズが一時2打差まで詰め寄るシーンもあって、本当の本当に復活かと期待させ、勝負はステンソン、デシャンボー、マキロイ、ローズ、ウッズの5人に絞られる。しかしウッズはその後失速、まだ、あと少しだ。
最後の最後にバーディ・ラッシュでするすると首位に立ったのはマキロイ。マキロイは最後の6ホールを5アンダーで回り、この日8アンダー64で通算18アンダーでレギュレイションを終える。マキロイに追いつくのは16番パー5で、第2打がラッキー・バウンスでグリーンに乗ってきてイーグルを奪ったデシャンボー以外いなかったが、結局デシャンボーは18番パー4をボギーで力尽きた。最終スコアはマキロイ18アンダー、デシャンボー15アンダー、14アンダー3位にローズ、13アンダー4位にステンソン、10アンダー5位にウッズとムーアが入った。これからまだまだツアーは面白くなりそうだ。
Mar 21 - 25
World Golf Championships-Dell Technologies Match Play
Austin Country Club, Austin, Texas
水-金の1グループ4人ずつの総当たり戦を勝ち抜いて週末まで駒を進めたのはケヴィン・キスナー、ジャスティン・トマス、キラデク・アフィバーンラット、パトリック・リード、キャメロン・スミス、ブライアン・ハーマン、セルジオ・ガルシア、ルイ・ウーストヘイゼン、イアン・ポールター、カイル・スタンリー、バッバ・ワトソン、ティレル・ハットン、アレックス・ノレン、チャールズ・ハウエル3世、シー・ウー・キム、マット・クッチャーの16人。
既にこの段階で一桁シードで残っているのは第2シードのトマスと、第7シードのガルシアしかいない。ダスティン・ジョンソンが3戦全敗とか、地元で絶好調に見えたジョーダン・スピースが同じく2勝同士のリードと対戦して敗退とか、先週優勝のロリ・マキロイの敗退とか、やはりマッチ・プレイはやってみないとわからない。
土曜午後の準々決勝に進んだのはキスナー、ポールター、ノレン、スミス、トマス、スタンリー、アフィバーンラット、ワトソンの8人。準々決勝ではキスナーがポールターを8&6で圧倒、ノレンはスミスを4&2で下し、トマスもスタンリーを2&1で退け、ワトソンもアフィバーンラットに5&3で完勝。
日曜の準決勝はワトソンがトマスを3&2で下した後、キスナーがノレンを19ホールで退ける。ワトソンとトマスの勝負は、トマスが勝てばランキング・ナンバー1になるとかでビッグ・ネイム同士の好勝負だったが、白熱したのはキスナーとノレン戦で、グッド・パター同士の勝負はどちらも10フィート内外のパット決めまくりで譲らない。最後の最後でノレンが連続してパットを外して決着がついた。
決勝はワトソンがいきなり5連続でホールをとり、というかキスナーが5連続で落としワトソン5アップ。キスナーはもう少しで6連続でホールを落とすところだった。それにしてもマッチ・プレイではよくあることとはいえ、同じ日の午前と午後でなぜここまで調子が違う。いずれにしてもこの時点でほぼ勝負に決着がつき、7&6で決着がついた。マッチ・プレイ決勝で最大の差がついたんじゃないか。3位決定戦はノレンがトマスを5&3で下した。
Mar 29 - Apr 1
Houston Open
GC of Houston, Humble, Texas
第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はイアン・ポールターとボー・ホスラー。12アンダー、エミリアノ・グリロ、ポール・ダン、ケヴィン・トゥエイ、グレッグ・チャーマース、11アンダー、チェッソン・ハドリー、ロバート・ガリガス、サム・ライダー、ヘンリク・ステンソン、キース・ミッチェル、マット・クッチャーと続く。
最終日は順調にスコアを伸ばすポールターが一時後続に4打差をつけ、そのまま逃げ切るかに思えたが、バック・ナインで4連続バーディをとるなどそこを猛追したのが、ホスラー。ホスラーは15番パー5でバーディを奪うと、ついに19アンダーとなって単独トップに立つ。しかしポールターも譲らず、18番パー4で意地で20フィートのバーディ・パットを沈め、結局勝負は19アンダーの二人のプレイオフとなった。
18番でのプレイオフは、第2打をグリーン横のバンカーに入れたホスラーのサンド・ショットが大きくグリーンを越えて池ポチャ、トリプル・ボギーとなって、パーで上がったポールターが勝った。16アンダー3位にジョーダン・スピース、グリロ、15アンダー5位にライダー、14アンダー6位にステンソンとミッチェルが入った。ポールターは最終日5アンダーと決して悪いスコアではないが、ホスラーよりもよくショットがピンに絡み、10フィート内で外したパットのいくつかが入っていたら、もっと余裕で勝てていた。
Apr 5 - 8
Masters Tournament
Augusta National GC, Augusta, Georgia
折り返し時点で9アンダーで首位はパトリック・リード。7アンダー、マーク・リーシュマン、5アンダー、ヘンリク・ステンソン。第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はリード、11アンダー、ロリ・マキロイ、9アンダー、リッキー・ファウラー、8アンダー、ジョン・ラーム、7アンダー、ステンソン、6アンダー、トミー・フリートウッド、バッバ・ワトソン、リーシュマン、5アンダー、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トマス、4アンダー、ダスティン・ジョンソンと続く。
最終日は好調のスピースが徐々にリードとの差を詰める。リードは特に調子がいいわけではないが、それでも要所を踏ん張り、崩れない。マキロイは後退し、スピースはこの日8アンダー64のベスト・スコアでいち早く13アンダーでレギュレイションを終える。それでも最後の18番パー4でティ・ショットを完全にミスって第2打を300ヤード残してボギーというポカがあった。
最後の最後になって優勝はそのスピースと、こちらもじりじりとスコアを伸ばすファウラー、そしてリードの争いに絞られる。ファウラーは18番をバーディで14アンダーでレギュレイションを終える。15アンダーで18番を迎えたリードは、2オン2パットのパーでリードを守り切ってメイジャー初優勝。流れは完全にスピースに傾いていたし、ギャラリーもほとんどは地元に近いスピースを応援していたという感触があったが、それでも崩れなかったリードは大したもの。リードは先々週のマッチ・プレイでもスピースに勝ってたからな。ファウラーのメイジャー初制覇は今回もお預け。
最終スコアはリード15アンダー、ファウラー、14アンダー、スピース、13アンダー、ラーム11アンダー3位、9アンダー5位にキャメロン・スミス、ワトソン、ステンソン、マキロイ、8アンダー9位にリーシュマンが入った。
Apr 12 - 15
RBC Heritage
Harbour Town GL, Hilton Head, South Carolina
第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はシー・ウー・キム。13アンダー、イアン・ポールター、ルーク・リスト、12アンダー、ビリー・ホーシェル、11アンダー、ロリ・サバティーニ、10アンダー、ヨナス・ブリクスト、ビル・ハース、小平智と続く。
最終日は小平が好調で、最初の3ホールを3連続バーディで、いきなり上位に絡む。一方、上位陣はポールターが崩れ始める。これはもしかしたらもしかするか。とは思ってもキムはスコアを伸ばしこそしないが踏ん張り、15アンダーで一時後続に2打差つけて首位に立つ。これはキムの勝ちだなと思った矢先、キムは12番パー4をボギー、15番パー5でも第2打をミスヒットしたことからまさかのボギー、17番パー3もボギーで12アンダー、だいぶ前に12アンダーでレギュレイションを終えていた小平と並ぶ。
しかしキムは18番パー4で絶妙の第2打をカップまで4フィートに寄せ、バーディ・チャンス。しかしここまでこの距離を外しまくっていたキムは、ここでもパットを引っかけ、パー上がり。勝負はキムと小平のプレイオフになった。
18番で行われたプレイオフ最初の2ホールは、二人共パー。そして3ホール目の17番パー3で、小平は25フィートのバーディ・パットをカップに放り込む。キムは15フィートを外し、小平がPGAツアー初優勝。本当に小平が勝ったか。11アンダー3位にはリストとブライソン・デシャンボー、10アンダー5位にウェブ・シンプソンとホーシェルが入った。
Apr 19 - 22
Valero Texas Open
TPC San Antonio - AT&T Oaks, San Antonio, Texas
第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はザック・ジョンソンとアンドリュウ・ランドリー。12アンダー、トレイ・マリナックス、11アンダー、ライアン・ムーア、9アンダー、ショーン・オヘア、ジミー・ウォーカー、クリス・カーク、マーティン・レアードと続く。
最終日は18アンダーまで伸びたランドリーが、一時後続に3打差つけて首位に立つ。しかしランドリーは11番パー4をボギー、同じホールをマリナックスがバーディで、ランドリー17アンダー、マリナックス16アンダーと1打差、優勝は二人のどちらかに絞られる。
勝負のキモはリーチャブルの17番パー4で、刻んでいったランドリーに対し、ロング・ヒッターのマリナックスはワン・オン狙い。マリナックスはグリーン横のバンカー越えの第2打をシャンクして逆のボールをバンカーに入れてしまい、このホール、ボギー。ランドリー17アンダー、マリナックス15アンダーと逆に2打差ついた。
Apr 26 - 29
Zurich Classic of New Orleans
TPC Louisiana, Avondale, Louisiana
昨年に引き続きゴルファーがペアを組んでフォーサムとフォーボールを交互にプレイするズーリック、第3ラウンド終了時点で20アンダーで首位はケヴィン・キスナー/スコット・ブラウン組。19アンダー、トニー・フィナウ/ダニエル・サマーヘイズ、マイケル・キム/アンドリュウ・プットナム、18アンダー、ブライス・ガーネット/チェッソン・ハドリーと続く。キスナー/ブラウンは昨年に続いての優勝争い。今回は昨年の雪辱を晴らすか。それではと思って昨年優勝のキャメロン・スミス/ジョナス・ブリクストを探したら、彼らは今回は予選落ちだった。
最終ラウンドはしかしキスナー/ブラウンの調子は今一つで、代わって22アンダーまで伸びて首位に立ったのはガーネット/ハドリー。しかしガーネット/ハドリーも息切れし、代わって首位に立ったのはビリー・ホーシェル/スコット・ピアシー。バック・ナインは彼らにジェイソン・ダフナー/パット・ペレスが絡む展開。ダフナー/ぺレスはもうちょっとというところで外したバーディ・パットがいくつもあったが、結局届かず、ホーシェル/ピアシーが逃げ切った。最終スコアはホーシェル/ピアシー22アンダー、ダフナー/ぺレス21アンダー、シャール・シュワーツェル/ルイ・ウーストヘイゼン20アンダー3位、19アンダー4位にクリス・ペイズリー/トミー・フリートウッド、ガーネット/ハドリーが入った。
May 3 - 6
Wells Fargo Championship
Quail Hollow Club, Charlotte, NC
第3ラウンド終了時点で10アンダーで首位はジェイソン・デイ。8アンダー、ニック・ワトニー、7アンダー、ピーター・ウイレイン、ブライソン・デシャンボー、ポール・ケイシー、アーロン・ワイズと続く。
最終ラウンドは12アンダーまで伸びたデイが一時後続に3打差つけ勝負あったかに見えたが、デイは13番パー3、14番パー4と連続ボギー、10アンダーに後退してワイズと並ぶ。これでどうなるかと思ったが、しかしデイは今度は16番パー4、17番パー3と連続バーディ、再び後続に2打差つけ、今度は勝負あった。最終スコアはデイ12アンダー、ワイズとワトニー10アンダー、デシャンボー9アンダー、フィル・ミッケルソン、ケイシー、ピーター・ユーラインの3人が入った。
May 10 - 13
THE PLAYERS Championship
TPC Sawgrass, Ponte Vedra Beach, Florida
第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はウェブ・シンプソン。12アンダー、ダニー・リー、10アンダー、ダスティン・ジョンソン、9アンダー、ジェイソン・デイ、シャール・シュワーツェル、ジミー・ウォーカー、ザンダー・ショウフィル、ジェイソン・ダフナーと続く。
最終ラウンドは、特に調子がいいわけではないシンプソンが後続に4打差まで詰め寄られるシーンもあったが、それでも正直言って7ストロークスがひっくり返される可能性があるとはこちらもほとんど思ってなかった。結局シンプソンはこの日1オーヴァー73ながら通算18アンダーで優勝、それでも一応勝負を面白くしたのが誰あろうタイガー・ウッズで、17番パー3でティ・ショットを池に落としてダブル・ボギーを叩くまでは、14アンダーまで伸びて2位タイだった。2位14アンダーにシュワーツェル、ウォーカー、ショウフィル、13アンダー5位にデイ、ダフナーが入った。結局ウッズは11アンダー11位タイに終わった。
May 17 - 20
AT&T Byron Nelson
Trinity Forest Golf Club, Dallas, TX
見慣れたフォー・シーズンス・リゾートから開催地の替わったバイロン・ネルソン、まったく別のトーナメントみたいだ。そのバイロン・ネルソン、第3ラウンド終了時点で17アンダーで首位はアーロン・ワイズとマーク・リーシュマン。13アンダーでマット・ジョーンズとケヴィン・ナー、12アンダー、ジミー・ウォーカー、ブライアン・ゲイと続く。
最終日もワイズとリーシュマンが常に後続から頭一つ抜け、二人の勝負であることは変わらない。特にワイズはフロント・ナインを5アンダー31で回り、リーシュマンがそのペースに着いていけなかったことで、フロント・ナインで大方勝負は決した。ワイズはバック・ナインもスコアを一つ縮め、この日も6アンダー65通算23アンダーで、ツアー初優勝ながら圧勝。リーシュマンが20アンダーで2位、19アンダー3位にブランデン・グレイス、J. J. スポーン、キース・ミッチェル、16アンダー6位にライアン・ブラウン、ナー、ウォーカーの3人が入った。
May 24 - 27
Fort Worth Invitational
Colonial CC, Fort Worth, Texas
第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はジャスティン・ローズ。10アンダーでブルックス・ケプカ、エミリアノ・グリロ、8アンダー。コーリー・コナーズ、ジョン・ラーム、ルイ・ウーストヘイゼン、J. T. ポストン、ライアン・アーマーと続く。
最終ラウンドはローズが安定、一時は後続に5打差つけるなど常に後続に3ストロークス以上差をつけ、危なげなく勝った。ケプカが17アンダーで2位、16アンダー3位にグリロ、14アンダー4位にケヴィン・ナー、10アンダー5位にラーム、ウーストヘイゼン、ケヴィン・トゥエイの3人が入った。
May 31 - Jun 3
The Memorial Tournament presented by Nationwide
Muirfield Village GC, Dublin, OH
第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はブライソン・デシャンボー。13アンダー、カイル・スタンリー、ホアキン・ニーマン、パトリック・キャントリー、12アンダー、ビョン・ハン・アン、10アンダー、ジャスティン・ローズ、9アンダーにはタイガー・ウッズがいる。
最終日はデシャンボーが一時17アンダーまで伸び、そのまま逃げ切るかに見えたが、その後一つスコアを落とし、最終18番パー4も3パット・ボギーで15アンダーに後退。一時沈んでいたが、14番パー4から17番パー4まで連続バーディで16アンダー、首位タイまで挽回したスタンリーも、18番のティ・ショットをフェアウェイ右の木に当て、ボギーで15アンダー、それに既に15アンダーでレギュレイションを終えていたアンの3人でのプレイオフになった。
18番でのプレイオフは、スタンリーのティ・ショットがスタンスのとれない右ラフに入ってボギーで、まずスタンリーが脱落。同じく18番でのプレイオフ2ホール目は、デシャンボーがバーディを奪ってアンをうっちゃり、ツアー2勝目。14アンダー4位にキャントレイ、13アンダー5位ピーター・ウイレイン、12アンダー6位にニーマンとローズが入った。ウッズは後半崩れて9アンダー、23位タイに終わった。
Jun 7 - 10
FedEx St. Jude Classic
TPC Southwind, Memphis, TN
第3ラウンド終了時点で15アンダーで首位は、ダスティン・ジョンソンとアンドリュウ・プットナム。5打差開いて10アンダーにステュワート・シンク、9アンダー、ウェスリー・ブライアン、リチー・ウエレンスキ、8アンダー、シェズ・リーヴィと続く。
最終ラウンドはせめてジョンソンとプットナムのマッチ・プレイになればという期待もむなしく、早々にプットナムが後退し始めたために、ほとんどジョンソンの独走になる。ジョンソンは優勝確実でさらに18番パー4では第2打を直接カップに放り込むイーグル、この日4アンダー66、通算19アンダーで、13アンダーで2位のプットナムに6打差つける完勝。有終の美と言うより、他のゴルファーの傷口に塩を塗り込むと言う方がよほどしっくり来る。9アンダー3位にJ. B. ホームズ、8アンダー4位にシンクとウェレンスキが入った。
Jun 14 - 17
U.S. Open
Shinnecock Hills GC, Southampton, NY
折り返し地点で4アンダーで首位はダスティン・ジョンソン。イーヴン・パーにスコット・ピアシーとチャーリー・ホフマン、1オーヴァーにヘンリク・ステンソン、ジャスティン・ローズら5人。
第3ラウンド終了時点で3オーヴァーで首位はジョンソン、ブルックス・ケプカ、ダニエル・バーガー、トニー・フィナウの4人、4オーヴァー、ローズ、5オーヴァー、ステンソンと続く。特に午後は晴れてグリーンが固くなり、グリーンをとらえきれずにこぼれてボギーを叩くゴルファーが続出、午前中にアンダー・パー・ラウンドで回ったバーガーとフィナウがいきなり首位タイに躍り出た。なかでもフィル・ミッケルソンの13番パー4での、カップをオーヴァーしてなお転がり続けるボールを止まらないうちに再度パットした1ホールで6オーヴァー10というのと、ファウラーの14オーヴァー・パー84のラウンドというのは強烈だった。ミッケルソンは笑っていたけれども。
最終ラウンドは特にアイアン・ショットが冴えたケプカと、好調のリードが共に1オーヴァーで首位に並ぶが、リードは後半失速、15番パー5でバーディでイーヴン・パー、後続に2打差つけたケプカがほぼ勝負を決めた。ケプカは18番パー4をボギーでワン・オーヴァーになるも、この日7アンダー63というベスト・スコアで通算2オーヴァーまで回復していたトミー・フリートウッドに1打差で、昨年に続きUSオープン2連覇という偉業を達成した。近代ゴルフでUSオープン2連覇は、80年代にカーティス・ストレンジが一度達成しているだけだ。3オーヴァー3位にジョンソン、4オーヴァー4位リード、5オーヴァー5位にフィナウ、6オーヴァー6位にはステンソン、ザンダー・ショウフィル、ティレル・ハットン、バーガーの4人が入った。
Jun 21 - 24
Travelers Championship
TPC River Highlands, Cromwell, CT
第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はポール・ケイシー。12アンダー、ラッセル・ヘンリー、11アンダー、J. B. ホームズ、アニルバン・ラヒリ、ブライアン・ハーマンと続く。
最終ラウンドは伸び悩むケイシーにホームズ、ヘンリー、バッバ・ワトソンが絡む。ワトソンはリーチャブルの15番パー4でバーディを奪い、16アンダーとなってケイシーに並ぶ。ワトソンは18番パー4でも第2打をピンに絡めてバーディ、最後の最後で17アンダーとなってついに単独首位に立つ。ケイシーは16番パー3をボギーで15アンダー、さらに17番パー4でもティ・ショットを池に落とし、ボギーで14アンダーとなって万事休す。
ワトソンは最終日7アンダー63の通算17アンダーでトラヴェラーズ3勝目。14アンダー2位にケイシー、ホームズ、スチュワート・シンク、ボー・ホスラーの4人、13アンダー6位にハーマン、ヘンリー、ケヴィン・トゥエイの3人が入った。
Jun 28 - Jul 1
Quicken Loans National
TPC Potomac at Avenel Farm, Potomac, MD
第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はエイブラハム・アンサーとフランチェスコ・モリナリ。11アンダー、ザック・ブレアーとライアン・アーマー、10アンダー、アンドリュウ・ランドリー、9アンダー、ケヴィン・ストリールマンと続く。
最終ラウンドはスコアを落とすアンサーと伸びるモリナリに分かれ、モリナリがこの日8アンダー62のベスト・スコアで通算21アンダーまで伸び、13アンダーで2位に入ったアーマーに8打差つける完勝。12アンダー3位にサン・カン、11アンダー4位にアンサー、タイガー・ウッズ、10アンダー6位にブロンソン・バーグーン、ボー・ホスラーが入った。それにしてもウッズの復活に期待してもいいのか?
Jul 5 - 8
A Military Tribute at The Greenbrier
The Old White TPC, White Sulphur Springs, WV
昨年まではグリーンブライア・クラシックと称していたグリーンブライア、今年はア・ミリタリー・トリビュートと冠がついている。ウエスト・ヴァージニアだからな、政府関係の機関は近くにいっぱいありそうだ。
そのグリーンブライア、第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はハロルド・ヴァーナー3世とケリー・クラフト。13アンダー、ザンダー・ショウフィルとケヴィン・ナー、12アンダー、サム・ソーンダースと続く。
最終ラウンドはナーが絶好調、瞬く間に首位に立つと、あとは後続との差を広げ続け、この日6アンダー64、通算19アンダーで、14アンダーで2位のクラフトに5打差つける完勝でツアー2勝目を挙げた。13アンダー3位にブラント・スネデカーとジェイソン・コクラク、12アンダー5位にヴァーナー、ソーンダースら5人が入った。
Jul 12 - 15
John Deere Classic
TPC Deere Run, Silvis, IL • Purse: $5,800,000
第3ラウンド終了時点で22アンダーで首位はマイケル・キム。17アンダー、ブロンソン・バーグーン、16アンダー、マット・ジョーンズ、15アンダー、ハロルド ・ヴァーナー3世と続く。
キムは最終日も安定してスコアを伸ばし、5アンダー66、通算27アンダーで、19アンダーで2位のフランチェスコ・モリナリ、ジョエル・ダーメン、サム・ライダー、バーグーンに8打差つけ圧勝のツアー初優勝を飾った。
Jul 19 - 22
The Open Championship
Carnoustie GC, Angus, SCO
1999年のポール・ローリー、2007年のパドレイグ・ハリントンと、近年の番狂わせというか最終日の意外な展開という点では随一の面白さを提供してきたカヌースティ、今回、折り返し地点で6アンダーで首位はザック・ジョンソンとケヴィン・キスナー。5アンダー、トミー・フリートウッド、パット・ペレス、ザンダー・ショウフル。第3ラウンド終了時点で9アンダーで首位はジョーダン・スピース、ショウフィル、キスナー。7アンダー、ケヴィン・チャペル、6アンダー、フランチェスコ・モリナリと続く。5アンダーにはタイガー・ウッズの名も見える。最近ニアミスの機会が増えてきた。もうひと踏ん張りといったところか。
最終日はそのウッズが一時7アンダーで単独首位に立つという場面もあったが、11番パー4でティ・ショットをフェスキュー草に打ち込み、ダブル・ボギーを叩いて沈む。そのウッズと同組でプレイしていたモリナリが、じりじりとスコアを伸ばし、18番パー4でもバーディを奪って、8アンダーと単独トップに立ってレギュレイションを終える。
モリナリに届く可能性があるのは最終組のショウフィルだけだったが、そのショウフィルが17番パー4でボギーを叩いてモリナリと2打差になったところで勝負あった。モリナリは8アンダーでイタリア人として初めてのメイジャー制覇。6アンダー2位にショウフィル、キスナー、ロリ・マキロイ、ジャスティン・ローズ、5アンダー6位にウッズ、チャペル、エディ・ペパレルの3人が入った。同日程開催のバーバソル・チャンピオンシップは、23アンダーでトロイ・メリットが勝った。
Jul 26 - 29
RBC Canadian Open
Glen Abbey GC, Oakville,Ontario, Can
第3ラウンド終了時点で17アンダーで首位はダスティン・ジョンソン、ウィー・キム、ビョン・ハン・アン、ケヴィン・トゥエイの4人、13アンダーにロリ・サバティーニ、ハドソン・スワフォードが続く。
最終日はジョンソンが安定、後続に3打差つける。12番パー3でボギーを叩いて20アンダーと一つスコアを落とした時に、19アンダーでレギュレイションを終えていたキーガン・ブラッドリーに1打差となるシーンがあったが、冷やりとしたのはその一瞬だけで、後は安定、また後続に差をつけ始め、結局この日6アンダー66、通算23アンダーで、20アンダーのキムとアンに3打差つける今季3勝目の快勝。ブラッドリーが19アンダー4位、17アンダー5位にエイブラハム・アンサーが入った。ジョンソンが全英予選落ちだったというのが信じられん。
Aug 2 - 5
World Golf Championships-Bridgestone Invitational
Firestone CC (South), Akron, OH
第3ラウンド終了時点で14アンダーで首位はジャスティン・トマス。11アンダー、ロリ・マキロイとイアン・ポールター、10アンダー、ジェイソン・デイ、9アンダー、マーク・リーシュマン、カイル・スタンリーと続く。
最終日はトマスの調子が特にいいわけではないが、マキロイ、ポールター、デイ、リーシュマンと、追う立場のゴルファーが揃って崩れたおかげで、トマスは最終日1アンダー69、通算15アンダーながら、11アンダー2位のスタンリーに4打差つけて勝った。10アンダー3位にソービヨン・オルセンとダスティン・ジョンソン、9アンダー5位にブルックス・ケプカが入った。同日程のバラクーダ・チャンピオンシップスは、アンドリュウ・プットナムが47ポインツで勝った。
Aug 9 - 12
PGA Championship
Bellerive CC, St. Louis, MO
折り返し地点で10アンダーで首位はゲアリ・ウッドランド。9アンダー、ケヴィン・キスナー、8アンダー、ブルックス・ケプカ、リッキー・ファウラーと続く。
第3ラウンド終了時点で12アンダーで首位はケプカ、10アンダー2位にアダム・スコット、9アンダー3位にファウラー、ジョン・ラーム、ウッドランドの3人、8アンダー6位にタイガー・ウッズ、ジャスティン・トマス、ジェイソン・デイ、シャール・シュワーツェル、ステュワート・シンク、シェイン・ロウリーら6人が並ぶ。
最終日はついにと言うか意外にと言うか、ウッズが首位を脅かす。バック・ナインに入って優勝争いはケプカと追いすがるトマスとウッズの3人に絞られ、そしてトマスも脱落、焦点は果たしてウッズがケプカに追いつけるかという展開になる。ウッズは一足先に14アンダーでレギュレイションを終えるが、ケプカも後半は安定、16アンダーまでスコアを伸ばしてウッズをうっちゃった。13アンダー3位にスコット、11アンダー4位にシンク、ラーム、10アンダー6位にトマス、ウッドランド、トマス・ピーターズ、フランチェスコ・モリナリが入った。
もうウッズがメイジャーで優勝争いに加わることはないんだろうなと思っていただけに、今回、ゴルフが最も面白いのはウッズが上位を猛追する時にあることを再確認した。それにしてもなぜだかメイジャーだけには優勝に絡むケプカも不思議なゴルファーだ。勝つ時のケプカのゴルフを見ていると、まさに盤石という感じ。一方、フロント・ナインでティ・ショットが一度もフェアウェイをキープしていないのに、それでもスコアを伸ばしたウッズもこれまたすごい。来季は本当に期待していいんだろうな。
Aug 16 - 19
Wyndham Championship
Sedgefield CC, Greensboro, NC
第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はブラント・スネデカー。15アンダー、デイヴィッド・ハーン、ブライアン・ゲイ、14アンダー、D. A. ポインツ、C. T. パン、13アンダー、ライアン・ムーア、エイブラハム・アンサーと続く。
最終ラウンドはスネデカー、パンにこの日好調のウェブ・シンプソンが絡む展開で、一時3人は19アンダーで並ぶ。しかしシンプソンは18番パー4でティ・ショットをあわやOBでこのホール、ボギー、18アンダーでレギュレイションを終える。その後スネデカー20アンダー、パン19アンダーで迎えた18番でパンはこのホール、ティ・ショットを本当にOBでダブル・ボギー、やはり18アンダーでレギュレイションを終える。一方スネデカーは18番をバーディで上がり、21アンダー。終わってみれば18アンダーで2位のパンとシンプソンに3打差つけて勝った。17アンダー4位にはジム・フューリック、ポインツ、16アンダー、6位にムーアとゲイが入った。
Aug 23 - 26
THE NORTHERN TRUST
Ridgewood CC, Paramus, NJ
第3ラウンド終了時点で16アンダーで首位はブライソン・デシャンボー。12アンダー、キーガン・ブラッドリー、11アンダー、キャメロン・スミスとトニー・フィナウ、10アンダー、ビリー・ホーシェル、アダム・スコットと続く。
最終ラウンドは、独走するかに見えたデシャンボーが途中躓いて16アンダーに再び後退したところにアーロン・ワイズが14アンダーと2打差まで詰め寄るシーンがあったが、ワイズはこの後後退、一方デシャンボーが持ち直したことで、結局18アンダーでツアー3勝目を挙げた。14アンダー2位にフィナウ、13アンダー3位にスミスとホーシェル、12アンダー5位にスコット、ライアン・パーマー、ワイズの3人が入った。
Aug 31 - Sep 3
Dell Technologies Championship
TPC Boston, Norton, MA
第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はエイブラハム・アンサー。12アンダー、ブライソン・デシャンボーとティレル・ハットン、11アンダー、キャメロン・スミス、ジャスティン・ローズ、10アンダー、エミリアノ・グリロ、カイル・スタンリーと続く。
最終日、猛チャージで一時13アンダーでデシャンボーと共に首位に並んだのは、松山英樹。しかし松山は後半息切れして後退、デシャンボーが単独首位に立つ。デシャンボーはその後は首位を譲り渡すことなく、この日4アンダー67、通算16アンダーで勝った。14アンダー2位にローズ、13アンダー3位にスミス、12アンダー4位に松山、C.T.パン、トニー・フィナウの3人が入った。
Sep 6 - 10
BMW Championship
Aronimink GC, Newtown Square, PA
第3ラウンド終了時点で17アンダーで首位はジャスティン・ローズ。16アンダー、ロリ・マキロイ、ザンダー・ショウフリ、15アンダー、トミー・フリートウッド、リッキー・ファウラー、14アンダー、キーガン・ブラッドリーと続く。
日曜は雨でウォッシュ・アウト、このまま56ホールでのスコアで勝負を決める可能性高しとCBSでは言っていたが、案に反して月曜に小雨の中、最終ラウンド決行。その最終ラウンド、ローズにこの日好調のブラッドリーとビリー・ホーシェルが絡み、一時この3人が19アンダーで首位に並ぶ。この中からさらにブラッドリーが21アンダーまで伸びてこのまま決着するかに見えたがローズも踏ん張り、21アンダーとなってブラッドリーに並び返す。
ブラッドリーは優勝が見えてきて気負ったか、18番パー4でそれまでほとんどフェアウェイをキープしていたドライヴァーを引っ掛け、第2打は今度はプッシュして観客席に入れる。フリー・ドロップの後のアップ&ダウンに失敗して20アンダーに後退。パーで上がれば優勝のローズは9割方勝ったかと思えた。
しかしローズも18番をボギー、二人は20アンダーで並んで勝負はプレイオフへ。18番でのプレイオフは、ローズがフリンジから3パットでまたもやまさかのボギー、ブラッドリーは手堅くパーで、久方振りの勝利を手にした。ホーシェルとショウフリが19アンダーで3位、18アンダー5位にマキロイ、17アンダー5位にウェブ・シンプソンとタイガー・ウッズが入った。ウッズは前半首位に絡むなどかなりいいとこまで回復、完全復調まで本当にもう一歩というところ。
Sep 20 - 23
TOUR Championship
East Lake GC, Atlanta, GA
初日から首位を譲らないのは、誰あろうタイガー・ウッズ。特に第3ラウンド・アウトの5連続バーディを含む7番まで6アンダーのゴルフは、往時のウッズを思い出させる鳥肌モンのできだった。第3ラウンド終了時点で12アンダーと、9アンダー2位のジャスティン・ローズとロリ・マキロイに3打差つける。その下は6アンダーになるので、優勝はこの3人の誰かで決まりだろう。
最終ラウンドはウッズはこれまでのように絶好調というわけではないが、それでも首位を本格的に脅かすゴルファーはいず、結局ウッズはこの日7オーヴァー71というスコアながら、通算11アンダーで5年前のブリヂストン招待以来、5年振り通算80勝目を挙げた。
メイジャーでもないのに、何千人ものギャラリーがウッズを一目見て祝福しようと18番グリーン上に押し寄せ、タイガー、タイガーと歓声を上げる。みんな待っていたんだなあ。9アンダー2位にビリー・ホーシェル、7アンダー3位にダスティン・ジョンソン、6アンダー4位に松山英樹、ウェブ・シンプソン、ローズの3人が入った。
Sep 30 – Oct 2 2018
第42回ライダーカップ
フランス、パリ、ル・ゴルフ・ナショナル
初日
フォーボール
珍しくも敵地でUSAが出だし好調、初日フォーボールで3勝する。一方、先週久し振りの優勝で好調に見えたタイガー・ウッズは、パトリック・リードと組んで敗退。本当にライダー・カップの、それも初日は勝てない。
○B.ケプカ/T.フィナウ 1up ●J.ラーム/J.ローズ
○D.ジョンソン/R.ファウラー 4&2 ●R.マキロイ/オレセン
○スピース/J.トマス 1up ●P.ケイシー/T.ハットン
●T.ウッズ/P.リード 3&1 〇F.モリナリ/T.フリートウッド
USA3-1ヨーロッパ
フォーサム
打って変わって午後のフォーサムはUSAがまったくいいところなく、ヨーロッパが全勝する完勝。特にミッケルソンとデシャンボーは噛み合わないという印象強し。結局あれよあれという間にヨーロッパが逆転。こんなことだろうと思った。
●D.ジョンソン/R.ファウラー 3&2 〇H.ステンソン/J.ローズ
●B.ワトソン/W.シンプソン 4&2 〇R.マキロイ/I.ポールター
●J.トマス/J.スピース 5&4 〇F.モリナリ/T.フリートウッド
●P.ミッケルソン/デシャンボー 5&4 〇S.ガルシア/ノレン
USA3-5ヨーロッパ
第2日
フォーボール
ヨーロッパ優勢は続く。USAはイマイチ噛み合ってない。
●B.ケプカ/T.フィナウ 2&1 〇R.マキロイ/S.ガルシア
●D.ジョンソン/R.ファウラー 3&2 〇ポール・ケイシー/T.ハットン
●T. ウッズ/P.リード 4&3 F.モリナリ/T.フリートウッド
〇J.トマス/J.スピース 2&1 I.ポールター/J.ラーム
USA4-8ヨーロッパ
フォーサム
やはりUSAは今回も敵地では勝てないか。それにしてもウッズってフォーボール/フォーサムでは勝てない。
●D.ジョンソン/B.ケプカ 2&1 J.ローズ/H.ステンソン
〇B.ワトソン/W.シンプソン 3&2 S.ガルシア/ノレン
●T.ウッズ/B.デシャンボー 5&4 F.モリナリ/T.フリートウッド
〇J.スピース/J.トマス 4&3 ●I.ポールター/R.マキロイ
USA6-10ヨーロッパ
最終日
シングルス
9割方ヨーロッパの勝ちを確信しているものの、そこはそれ、なんか起きないこともないかもしれないし、シングルスのマッチそのものは面白かったりするので、最終日もTVの前に座る。
実際、最初の方のマッチをUSが連続してとって、ヨーロッパ 10 1/2 - 9 1/2 USAと1ポイント差まで詰め寄ったりすると、おおっと一瞬思わないでもないが、しかし冷静に見てみると後のマッチのほとんどはヨーロッパ・リードで、やはり簡単にはいつぞやのザ・カントリー・クラブでの奇跡のようなことは、しかも敵地では起こらないのだった。
結局第9マッチのミッケルソン vs モリナリ戦で、16番パー3でミッケルソンがティ・ショットを池に落とし、モリナリがミッケルソンを4&2で下した時点でヨーロッパは14 1/2の過半数に達し、カップ獲得。モリナリは史上4人目の5戦全勝というおまけまでついた。それにしてもUSは本当にヨーロッパでは勝てんなあ。まあそれはアメリカでプレイする時のヨーロッパ側にも言えるか。
勝負としては最も面白かったのは前回のカップ同様第1マッチに登場したマキロイとトマス戦で、最終ホールまでもつれ込んだ接戦は、マキロイのティ・ショットがフェアウェイ右バンカーに目玉で捕まり、マキロイも笑うしかない。第2打はバンカーを出ず、第3打も顎に当たり池ポチャ。それでもドロップして第5打を打ったが、グリーンに乗っただけで、これでコンシード、トマスが1Upで勝った。
印象的だったのが、それまで絶好調だったヨーロッパのフリートウッドが、シングルスの対フィナウ戦で今度は絶不調、これまで信じられないくらい入れまくっていたロング・パットだけでなく、2、3フィートのパットまで外しまくり圧倒的大差で負けたこと。たった一日ですべてが変わる。
前回、たった一人、恋人・妻の不在で参加して最後の記念写真で一人ぽっちだったファウラーが、今回は恋人連れで来たのに負けてしまった。パートナーと一緒の記念写真は次回までお預けか。
○ジャスティン・トマス 1 up ロリ・マキロイ
ブルックス・ケプカ halved ポール・ケイシー
○ウェブ・シンプソン 3 & 2 ●ジャスティン・ローズ
タイガー・ウッズ 2 & 1 ○ジョン・ラーム
○トニー・フィナウ 6 & 4 ●トミー・フリートウッド
●ダスティン・ジョンソン 2 up ○イアン・ポールター
●ジョーダン・スピース 5 & 4 ○トービヨン・オルセン
●リッキー・ファウラー 2 & 1 ○セルジオ・ガルシア
●フィル・ミッケルソン 4 & 1 ○フランチェスコ・モリナリ
○パトリック・リード 3 & 2 ●ティレル・ハットン
●バッバ・ワトソン 5 & 4 ○ヘンリク・ステンソン
●ブライソン・デシャンボー 1 up ○アレックス・ノレン
USA 10 1/2 - 17 1/2 ヨーロッパ
USA
キャプテン: ジム・フューリック
メンバー:
ジャスティン・トマス
ブルックス・ケプカ
ウェブ・シンプソン
ダスティン・ジョンソン
ジョーダン・スピース
リッキー・ファウラー
パトリック・リード
バッバ・ワトソン
キャプテンズ・ピック:
タイガー・ウッズ
トニー・フィナウ
フィル・ミッケルソン
ブライソン・デシャンボー
ヨーロッパ
キャプテン: トマス・ビヨン
メンバー:
ロリ・マキロイ
ジャスティン・ローズ
ジョン・ラーム
トミー・フリートウッド
トービヨン・オルセン
フランチェスコ・モリナリ
ティレル・ハットン
アレックス・ノレン
キャプテンズ・ピック:
ポール・ケイシー
イアン・ポールター
セルジオ・ガルシア
ヘンリク・ステンソン
Oct 26 - 29
World Golf Championships-HSBC Champions
Sheshan International GC, Shanghai, CHN
第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はトニー・フィナウ。10アンダー、ジャスティン・ローズ、ザンダー・ショウフィル、パトリック・リード、8アンダー、アンドリュウ・プットナム、トミー・フリートウッドと続く。
最終ラウンドは伸び悩むフィナウにローズとショウフイルが絡む展開。一時ショウフィルが単独トップに立つ場面も見られたが、フィナウも並び返す。再度フィナウは13アンダーで首位に立つが、ショウフィルも17番パー3でバーディを奪って13アンダー、二人共18番パー5をバーディで、勝負は14アンダーのフィナウとショウフィルのプレイオフになった。レギュレイションの18番パー5では、グリーン奥に乗ったショウフィルのボールにローズの第3打が当たり、二人揃って池ポチャという面白いシーンが見られた。ショウフィルに恨みでもあったか。
18番でのプレイオフは、フィナウのティ・ショットがバンカーの顎近くにつかまり、最終的にパー。一方のショウフルはバーディを奪い、ショウフィルが勝った。10アンダー3位にローズ、8アンダー4位にキラデック・アヒバーンラット、プットナムが入った。
Nov 22 - 25
ISPS Handa Melbourne World Cup of Golf
The Metropolitan Golf Club, South Oakleigh, Victoria, AUS
第3ラウンド終了時点で19アンダーで首位はピーターソン/デトライのベルギー。14アンダーでイタリア (パヴァン/パラトア)、メキシコ (アンサー/ディアズ)、韓国 (アン/キム) が続く。
フォーサムの最終日はベルギーを猛追するオーストラリアにメキシコが絡むという展開。オーストラリアは一時ベルギーに2打差まで詰め寄るが、それまでの差があり過ぎ、結局この日4アンダーのベルギーが通算23アンダーで勝った。オーストラリアとメキシコが20アンダーで2位、17アンダー3位にオルセン・ケルドセンのデンマークとハドウィン/テイラーのカナダが入った。ところでISPS Handaって、新宗教ワールドメイト教祖の半田晴久が会長のスポーツ振興団体だそうだ。
Nov 29 - Dec 2
Hero World Challenge
Albany, New Providence, BAH
第3ラウンド終了時点で13アンダーで首位はヘンリク・ステンソン、トニー・フィナウ、ジョン・ラームの3人。11アンダー、ゲアリ・ウッドランド、10アンダー、リッキー・ファウラーと続く。
最終日は途中から抜け出したラームがその後も順調に後続に差をつけ、この日7アンダー65、通算20アンダーで勝った。16アンダー2位にフィナウ、15アンダー3位ジャスティン・ローズ、14アンダー4位ステンソン、13アンダー5位にファウラーとパトリック・キャントレイが入った。トーナメント・ホストのタイガー・ウッズは1アンダーでブービーの17位、因みにイーヴン・パーで最下位は松山英樹だった。
ウッズは先週、フィル・ミッケルソンとの勝てば900万ドル総取りのマッチ・プレイに出て、サドン・デスで負けていた。あちこち移動してその疲れもあったか。もうウッズも若くはない。