折り返し時点で9アンダーで首位はジミー・ウォーカーとロバート・ストレブ。7アンダー、エミリアノ・グリロ、ジェイソン・デイと続く。土曜の第3ラウンドは雨でほぼウォッシュ・アウト。日曜のほとんど夜明けと同時に第3ラウンドの残りと最終ラウンドを詰め込む。しかし天気予報では日曜も雨だ。さてどうなるか。 

 

日曜に小雨の中行われた第3ラウンド終了時点で11アンダーで依然首位はウォーカー。10アンダー、デイ、9アンダー、ヘンリク・ステンソンとブルックス・ケプカ、7アンダー、ストレブ、ウィリアム・マガート、松山英樹と続く。これ以上天候が崩れなければ、なんとか日曜中に終えれるかもしれない。 

 

その最終ラウンド、勝負はウォーカーにデイとステンソンが付かず離れずという展開で進むが、ステンソンが15番パー4でダブル・ボギーを叩いて沈む。ウォーカーは17番パー5をバーディで14アンダー、11アンダーのデイに3打差つけて勝負あったかに見えたが、直後にデイは18番パー5でイーグル、13アンダーと1打差。 

 

とはいえウォーカーは18番をパー上がりで優勝だ。しかしウォーカーは安全に行こうとはせず、288ヤードの第2打を2オン狙い、ボールはグリーンからバンカーを挟んだ右ラフへ。第3打次第ではボギーでプレイオフの可能性が浮上する。しかしウォーカーは第3打をグリーン奥カップまで40フィートに載せ、バーディ・パットはカップを4フィート・オーヴァー、返しのパー・パットをきっちりと沈めて14アンダーでメイジャー初制覇。今年は全メイジャーを初めての者が制した。 

 

10アンダー3位にはダニエル・サマーヘイズ、9アンダー4位にブランデン・グレイス、松山、ケプカ、8アンダー7位にステンソン、マーティン・カイマー、ストレブの3人が入った。松山はバーディ・パットを外しまくりで、そのうち半分が入っただけでも首位に立ってたのにと、解説のイアン・ベイカー-フィンチもニック・ファルドも言っていた。












 

第98回全米プロ選手権   ★★★

2016年7月28日-7月31日、ニュージャージー州スプリングフィールド

バルタスロル・ゴルフ・クラブ

 
inserted by FC2 system