折り返し時点で9アンダーで首位はロリ・マキロイ。8アンダーでジェイソン・デイとジム・フューリック。タイガー・ウッズは予選落ち。3日目終了時点で13アンダーで首位は依然マキロイ。12アンダーでバーント・ウィースバーガー、11アンダー、リッキー・ファウラー、10アンダー、デイとフィル・ミッケルソンが続く。


最終日はフロント・ナインでマキロイが伸び悩んだせいでいきなり混戦となり、一時マキロイ、ウィースバーガー、ファウラー、ミッケルソン、ヘンリク・ステンソンの5人が12アンダーで首位に並ぶ。その後ウィースバーガーが脱落し、マキロイもそのままずるずる行くかと思われたがバック・ナインに入って持ち直し、結局優勝争いはマキロイ、ファウラー、ミッケルソン、ステンソンの4人に絞られる。現在誰の目から見ても世界ナンバー・ワンのマキロイ、今年すべてのメイジャーで優勝に絡んだファウラー、ヴェテランのミッケルソンとステンソンと、メンツとしては申し分なし。誰が勝ってもおかしくない。


そこから抜け出したのは、やはりマキロイ。17番パー4でバーディを奪うと、一人16アンダーとなって後続に2打差つける。雨のためにプレイ開始時間が遅れたため、この時点でほとんど日が暮れてプレイを続けられるかぎりぎり。一刻を争って終わりたいマキロイは、18番パー5では、前のパーティのミッケルソンとファウラーがボールに向かって歩いているその頭の上を超えてティ・ショットを放っていた。


多少は焦っているか、そのボールはあと2フィートでフェアウェイ右のOBラインを越えてクリークに落ちるところをなんとかセーフ。第2打はグリーン手前バンカーへ。サンド・ショットは30フィート残し本当に見えないため、その気になれば明日プレイを終えると言っても認められたろうが、しかしマキロイは続行、2パットのパーで16アンダー、全英に続き今季メイジャー2勝目。ミッケルソンは18番であわやという50フィートのイーグル・チップがあったが外し、15アンダーで2位。ファウラーとステンソンが14アンダーで3位を分けた。12アンダー5位には、フューリックとライアン・パーマーが入った。










 

第96回全米プロ選手権   ★★★★

2014年8月7日-8月10日、ケンタッキー州ルイヴィル

ヴァルハラ・ゴルフ・クラブ

 
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