先週健闘した石川遼は2日目までに17オーヴァーで予選落ち。そしてタイガー・ウッズも10オーヴァーで予選落ち。かすりもしない。


3日目を終わって首位は7アンダーのブレンダン・スティールとジェイソン・ダフナー。6アンダーでキーガン・ブラッドリー、5アンダー、スコット・ヴァープランク、4アンダー、スティーヴ・ストリッカー、3アンダーでアンダース・ハンセンとD. A. ポインツが続く。


最終日はスティールが徐々に脱落するが、ダフナーとブラッドリーは踏ん張り、ブラッドリーが12番パー5でイーグルを奪った時点で二人は9アンダーで並ぶ。しかしダフナーはその後も安定してスコアを伸ばすが、ブラッドリーは15番パー3で第2打を池に落としてトリプル・ボギー6を叩き、ダフナー11アンダー、ブラッドリーおよびその他のゴルファーが6アンダーと5打差ついた時は、勝負はこれまでかと思われた。


しかしそれから盤石に見えたダフナーが15番でティ・ショットを池に落としたのを皮切りに、16番パー4、17番パー3と連続ボギー、一方のブラッドリーはそこから16番、17番と連続バーディで、二人は8アンダーで再び並ぶ。結局勝負は8アンダーでレギュレイションを終えた二人のプレイオフになった。


16番から18番の3ホールで行われたプレイオフは、16番でダフナーがセカンド・ショットをそのままカップに放り込むかと思わせる絶妙のショットを見せれば、ブラッドリーはその内側につけ譲らない。ダフナーがバーディ・パットを外した後、ブラッドリーはパットを沈めて1アンダーと1打リードする。


16番ではダフナーは今度は3パットのボギー、ブラッドリーはパーで、これでブラッドリー1アンダー、ダフナー1オーヴァーと2打差。ダフナーは18番でブラッドリーより遠い位置から意地でバーディ・パットを沈めるが、2パットで優勝のブラッドリーは手堅く2パットでまとめ、メイジャー初優勝。こうなるとレギュレイションの17番で30フィートの下りの速い難しいパットを沈めたバーディ・パットは本当にでかかった。ダフナーは淡々という感じでプレイしていたが、今夜は眠れまい。


7アンダー2位はアンダース・ハンセン、5アンダー4位にロバート・カールソン、前回のアスレティック・クラブでのPGAチャンピオンシップの優勝者デイヴィッド・トムズ、スコット・ヴァープランク、4アンダー7位にアダム・スコットが入った。








 

第93回全米プロ選手権   ★★★★

2011年8月11日-8月14日、ジョージア州ジョンズ・クリーク

アトランタ・アスレティック・クラブ

 
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