ノーザン・トラスト・オープン   ★★★1/2

2012年2月16日-2月19日、カリフォルニア州ロサンジェルス

リヴィエラ・カントリー・クラブ

3日目終了時点で7アンダーで首位はキーガン・ブラッドリーとフィル・ミッケルソン。6アンダーにブライス・モールダー、ジョナサン・バード、パット・ペレズ、5アンダー、アーロン・バッデリー、ダスティン・ジョンソン、ビル・ハーズと続く。ミッケルソンは先週に引き続いて調子がいい。今季は復調を狙うタイガー・ウッズが、近年パスしていたホンダ・クラシックにもエントリーするらしいが、それでも、やはり最も相性の悪いコースの一つであるリヴィエラにまで出るという気はないようだ。


最終日は出だし好調のミッケルソンが9アンダーとなって7アンダーの後続に2打差つける。しかしミッケルソンは後半失速、一方、前半もたついたが後半持ち直したブラッドリーもまた首位に絡み、さらにハーズもじりじりと追い上げ、一瞬単独首位に立つなどこの3人の勝負になる。


最後は7アンダーで再度単独首位に立ってレギュレイションを終えたハーズを6アンダーのミッケルソンとブラッドリーが追う。後がない18番パー4でまずはこの日パットが今一つのミッケルソンが、今度は35フィートのバーディ・パットを沈めてギャラリーを沸かすと、負けじとブラッドリーも15フィートのバーディ・パットを沈め、結局ハーズ、ミッケルソン、ブラッドリーの3人のプレイオフになった。


18番でのプレイオフはブラッドリーが入れればサヨナラ優勝の10フィートのバーディ・パットがあったが、決めたと思った瞬間にするりと右にそれ、3人ともパーでプレイオフ2ホール目のリーチャブルの10番パー4へ。


ミッケルソンのティ・ショットはグリーン手前ラフへ、ブラッドリーはグリーン手前バンカーへ、ハーズはグリーン左ラフへそれそれぞれグリーンを外し、3人とも難しい第2打を残す。ハーズのボールは半ばラフに埋まっているため、バンカー越えで直接カップを狙わず、安全にグリーン中央に出す。ミッケルソンの第2打はグリーンを越えて奥のバンカーに入る。ブラッドリーのサンド・ショットはグリーン・エッジ、カップまで10フィートに止まる。これでまたまたブラッドリー有利。


しかしハーズは40フィートのバーディ・パットを沈める。入れるしかないミッケルソンのサンド・ショットはカップまで届かず、そしてブラッドリーのパットは、またまた入ったと思った瞬間に右にそれ、ここで脱落するだろうと思われたハーズが大逆転で勝った。昨季のツアー・チャンピオンシップといい、とにかく劇的に勝つやつだ。5アンダー4位には、この日7アンダー64のベスト・スコアをマークしたセルジオ・ガルシア、ジミー・ウォーカー、ジャロッド・ライル、ジョンソンの4人が入った。








 
 
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