ノーザン・トラスト・オープン

先週ペブル・ビーチでかすりもしない屈辱の予選落ちを屈したフィル・ミッケルソンが、初日8アンダー63でトップに立つ。ミッケルソンは翌日今度は1オーヴァー73で後退、しかし3日目、あわやコース・レコード・タイかと思われる9アンダー62でまたまたトップに返り咲く。週によってだけでなく、1日毎に好不調の激しい波があるところがいかにもこの人らしい。そういえばミッケルソンはノーザン・トラストのディフェンディング・チャンプでもある。


さて、3日目を終わってのスコアはそのミッケルソンの16アンダー、4打差12アンダーにアンドレス・ロメロ、11アンダー3位にフレッド・カップルス、スコット・マッカロン、K. J. チョイ、ロリ・サバティーニら4人が並ぶ。カップルスの名を聞くのも久しぶり。


しかしミッケルソンは最終日、3日目に続いて第1ホールパー5をイーグルで絶好調と見せながら、それから徐々に後退し出す。その後フロント・ナインを3ボギーの1オーヴァーで15アンダーになったところをこの日好調のスティーヴ・ストリッカーに並ばれ、さらに12番パー4、14番パー3でもボギーで13アンダーまで後退、ストリッカーに2打差つけられる。


しかしストリッカーは18番パー4でボギーで、一つ後退して14アンダーでレギュレイションを終える。一方ミッケルソンは16番パー3、17番パー5でやっとバーディを奪い返し、また15アンダーとなって首位に返り咲く。カップルスも踏ん張って17番でバーディを奪って14アンダーとなり、18番次第でプレイオフ、優勝も夢ではないと思わせておきながら、第2打を打った瞬間右に行ったとわかるミス・ショットで林入り、第3打はピンを直撃するかと思った絶妙なショットだったがしかしピンを超えてフリンジに止まり、返しのパットを僅かに外してボギー。


一方ミッケルソンは18番、第2打をややショートでフリンジから50フィートのパットは5フィートのパー・パットを残す。しかしこれを手堅く決めて薄氷の勝利。これでミッケルソンはツアー35勝目、ノーザン・トラストのバック・トゥ・バックのウィナーになった。14アンダーでストリッカー、13アンダー3位にカップルス、ロメロ、チョイの3人が入った。


今年のノーザン・トラストには日本からも石川遼が推薦枠で出場しており、17歳の新星現るとこちらでも話題になった。石川は残念ながら3打およばず予選落ち。米メディアも明るい話題が欲しくて石川に注目しており、是非予選通過してもらいたいと思っていただろうが、残念。








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2009年2月19日-2月22日   ★★★

カリフォルニア州ロサンジェルス、リヴィエラ・カントリー・クラブ

 
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