ノーザン・トラスト・オープン

2008年2月14日-2月17日   ★★★

カリフォルニア州ロサンジェルス、リヴィエラ・カントリー・クラブ

さて、と金曜朝に今週のツアーは何だったっけと新聞のスポーツ欄のゴルフ関係を覗くと、それらしいトーナメントが載ってない。なんか、全部聞いたことのないトーナメントばかりで、シニアとLPGAとEPGAとAPGAかなんかかと思っていたら、そのうちの一つノーザン・トラスト・オープンのコースがリヴィエラ・カントリー・クラブとなっている。お、なんだ、ということは、ニッサン・オープンから日産がスポンサーを降りたのか。これでツアーで日本車メイカーはホンダだけになってしまった。トヨタはたしかLPGAではなんかスポンサーになっていたような気がするが、ツアーには興味はないのだろうか。


そのノーザン・トラスト、3日目を終わって11アンダーで首位はフィル・ミッケルソン。その下10アンダーにジェフ・クイニーが続く。その下はいきなり6アンダーのジョン・ロリンズ、5アンダーのスチュアート・アップルビー、ヴォーン・テイラー、スコット・ヴァープランクと差が開いてしまうので、たぶん大きなポカがない限りミッケルソンかクイニーで決まりだろう。とはいえミッケルソンはそのポカをやるかもとも思わせてしまうのだが。


しかし先週1ホールで6オーヴァーなんてスコアを出された時には、逆にこれで来週なんかやってくれるかもなんて思わせてもくれた。よくも悪くもこれがミッケルソンだ。こういうゴルフが、まず競っている時には崩れないタイガー・ウッズとは逆に人気があるのもわかる。さらにミッケルソンは昨年も3日目終了時点で単独首位に立っていながら最終日チャールズ・ハウエル3世に追いつかれてプレイオフで破れている。ついでに言うと先々週もFBRでプレイオフでJ. B. ホームズに破れているなど、今週にかける意気込みは大きいだろう。やはりウッズがいない時はミッケルソンが盛り上げてくれないと。


最終日は1番パー5でミッケルソンがバーディ、3番パー4でクイニーがボギーを叩いたことで3打差つき、このままいくかと思わせといてクイニーは6番パー3、8番パー4でバーディを奪って1打差、そして9番パー4でミッケルソン、ボギー、クイニーがバーディの2ストローク・スウィングで、クイニー12アンダー、ミッケルソン11アンダーとついに逆転する。しかしミッケルソンも意地を見せ、続く10番パー4でバーディを奪って並び返し、二人とも11番パー5をバーディで13アンダーとスコアを伸ばす。


しかしそこまではほとんどまったく崩れるそぶりを見せず、ここまで214ホールを3パットなしと現在の最長記録を伸ばしていたクイニーのパットがぶれだす。13番パー4、14番パー3、15番パー4と3連続ボギー、17番パー5でもボギーを叩くなど、やはり初優勝のプレッシャーは本人が意識しているようには見えなくとも両肩に重くのしかかっていたようだ。結局ミッケルソンは15番でボギーを叩くもこの日1アンダー70、通算12アンダーで先週と昨年の雪辱を果たし、ツアー通算33勝目。クイニーは18番パー4でやっと一つバーディをとって返すも、この日イーヴン・パー71、通算10アンダーで初優勝はならなかった。7アンダー3位にルーク・ドナルドとパドレイグ・ハリントン、6アンダー5位にはヴァープランクとともに今田竜二が入った。






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