ニッサン・オープン

2005年2月17-21日  

カリフォルニア州ロサンジェルス、リヴィエラ・カントリー・クラブ

雨に祟られた今年のニッサン・オープン、土曜日が終わっても第2ラウンドを始めてすらいないゴルファーがおり、日曜が終わってもやっと終わったのは半分の36ホールのみ。翌週はアクセンチュア・マッチ・プレイのため、通常より1日早い水曜からトーナメントが始まる。そのため月曜日に36ホールを詰め込んでの駆け足フィニッシュを予定しているが、なんでも西海岸は月曜日も雨模様らしく、最悪36ホール・トーナメントの可能性も出てきた。ツアーで36ホールで決着をつけてしまったのは、96年のビュイック・チャレンジで勝ったマイケル・ブラッドリー以来だそうだが、さてどうなるか。


因みにこの時点での首位は9アンダーのチャド・キャンベルとアダム・スコット。36ホール・イヴェントとなった場合は、この二人でプレイオフだ。その下8アンダーにダレン・クラークとブライアン・デイヴィス、7アンダーにコリン・モンゴメリ、J. L. ルイスと続く。タイガー・ウッズもいい位置に着けておきながら、最終ホールで3パットのトリプル・ボギーを叩き5アンダーに後退した。


さて、月曜はやはり雨が上がらず、ついに36ホール・イヴェントとなって、キャンベルとスコットのプレイオフとなってしまった。18番でのプレイオフはスコットがティ・ショットをラフに入れ、第2打もグリーン手前まで持っていくのがやっと。一方のキャンベルは完璧なティ・ショットを打っておきながらも第2打をプッシュしてグリーン右ラフへ。二人共第3打は共にカップに4フィートにつけるが、先にパットしたキャンベルは引っかけてカップ左縁に弾かれる。それを見たスコットは慎重にパー・パットを沈め、ツアー4勝目を手にした。


とはいえなあ、天気は神頼みだとはいえ、やっぱりプロのツアーで36ホール・イヴェントなんて見たくない。ベイスボールだって雨天コールドの場合は半分以上の5回まではやるぞ。それがやっと折り返し地点まで来ただけで決着がつくなんて、なんか騙されているような気がして消化不良も甚だしい。そりゃあゴルファーも色々予定はあるだろうが、それでも36ホールで終わらせるくらいなら、なんとか期日を変えてあと36ホール、せめて18ホールはやってもらいたかった。





< previous                                    HOME

 
 
inserted by FC2 system