3日目終了時点で、今季ワールドコム・クラシックで勝ったホセ・コセレスが19アンダーで、16アンダーで2位のデイヴィス・ラヴ3世に3打差をつけてトップに立つ。しかし15アンダーですぐその下にいるのは、ヴィージェイ・シング、スチュアート・アップルビー、スコット・マッカロンで、マッカロンは先週も優勝に絡んでいた。14アンダーには横尾要もおり、彼は2日目終了時点では首位に立っていた。さらに13アンダーにはタイガー・ウッズ、ジャスパー・パーナヴィク、全米プロ優勝のデイヴィッド・トムス、12アンダーに先週好調だったトム・レーマンと、この辺までなら誰が勝ってもおかしくない。これはコセレスには悪いが、彼は当て馬だな。


案の定、最終日、8番を終わった時点でコセレスはラヴに追いつかれ、この二人とスキップ・ケンドール、ジェリー・スミスが19アンダーで首位に並ぶ。しかも1打差18アンダーにはシング、シング、マッカロン、ポール・エイジンガー、ウッディ・オースチンがおり、混戦模様。ウッズやレーマン、パーナヴィクはどうしたと思うが、まあ、試合が面白くなってくれるなら文句はない。


しかし、コセレスはここから踏ん張り、またじりじりと頭一つ抜け出す。特にパー5で着実にバーディを奪うコセレスに対し、すべて2オンを狙いに行きながらパーで上がらざるを得なかったラヴとの差が、最終的なスコアの違いとなって現れた。 結局、勝負はコセレス23アンダー、ラヴ21アンダーと2打差がついたまま最終ホールを迎える。ここでラヴは意地を見せてバーディを奪い、外し頃の4フィートのパー・パットを残したコセレスのパットを待つ。しかしコセレスは慎重にこれを沈め、ワールドコム・クラシックに続いて今季2勝目を飾った。ウッズはアメリカン・エキスプレス・チャンピオンシップとライダー・カップが開催されなかったため、6週間振りのトーナメントだったが、ことごとくパットが外れていたのが痛く、16アンダーと結局優勝には絡まずじまい。やはり変に間が開き過ぎて、勝負カンが鈍っているという感じだった。







< previous                                    HOME

 

ナショナル・カー・レンタル・クラシック

2001年10月18-21日   ★★★

フロリダ州レイク・ブエナ・ヴィスタ、ディズニー・ワールド・リゾート、マグノリア・コース

 
inserted by FC2 system