メルセデス・チャンピオンシップ
メルセデス・チャンピオンシップ
2005年1月6日-1月9日 ★★★1/2
ハワイ州マウイ、ザ・プランテーション・コース・アット・カパルア
昨シーズンのプレイヤー・オブ・ザ・イヤーのヴィージェイ・シングが、初日から3日まで首位をキープする。とはいえ3日目はアーニー・エルスがフロント・ナイン好調で、一瞬、出足もたついたシングを追い抜くという一幕も見られたが、結局3日目終了時点でシングが首位に返り咲く。その19アンダーで首位のシングの下には、18アンダーでジョナサン・ケイ、17アンダーでエルス、16アンダーにスチュワート・シンクが続く。タイガー・ウッズは14アンダーで7位だが、特に最初の2日間にもうちょっとパットが決まってさえいればと思わせた。
昨シーズン、初日から最終日までワイヤー・トゥ・ワイヤーで首位をキープしたまま勝ったゴルファーは、NEC招待のシンクと84ランバー・クラシックのシングだけだそうで、さらにシングは3日目終了時点で首位に立った場合、ここまで11トーナメント連続で勝っている。そのシングに追いつくのは並大抵のことじゃないだろう。このままシングがメルセデスを制するのは十中八九確実なように思われた。
それがそのシングが最終日に崩れるとはいったい誰が想像しただろうか。別にとりたてて調子がよさそうには見えなかったシングであり、3日目も一時はエルスに首位を奪われるという展開もあり、さらに最終日、シング、ケイ、シンク、スチュワート・アップルビーが20アンダーで並ぶという展開になっても、それでも、シングが崩れるという展開だけは予想してなかった。それが13番パー4でドライヴァーを引っかけてブッシュに入れ、結局トリプル・ボギー7を叩いてしまう。これでいきなり勝負の行方はまったくわからなくなった。
結局勝ったのは、この日6アンダー67で周り、通算21アンダーまでスコアを伸ばしたアップルビーで、これでアップルビーは昨年に引き続いてこのトーナメント2連覇となった。20アンダー2位にはケイ、19アンダー3位にウッズとエルス、18アンダー5位にシング、シンク、アダム・スコットが入った。
最終日は風が吹き、小雨がちらつく中のプレイで、あんなにフェアウェイが広いカパルアで、右に左に曲げてペナルティをくらったり、ブッシュの中から叩き出すなどのショットが頻出した。エルスが18番で右に曲げてOB、シンクもやはり18番で第2打をブッシュに打ち込んでペナルティなど、こんな状況でプレイするゴルファーには悪いが、やはり悪コンディションでの我慢較べや、大叩きして順位が変動すると、ゲームが動いてエキサイティングなものになるのは否定できない。ウッズも本格復活の兆しが見えてきたみたいだし、今年のツアーは面白くなりそうだ。