メルセデス・チャンピオンシップ
メルセデス・チャンピオンシップ
2004年1月8-11日 ★★1/2
ハワイ州マウイ、ザ・プランテーション・コース・アット・カパルア
昨シーズンのツアー優勝者で争われるこのチャンピオンシップ、昨年は、一昨年にツアー初優勝者が続出したためにやたらと初々しいメンツで争われたが、昨シーズンは打って変わってヴェテランが活躍した年になったため、今回は見慣れた顔が並ぶ。全出場ゴルファー30人のうち、11人が40歳以上とかで、本当にたった1年で、がらりと印象が変わる。昨年、膝の手術でこのチャンピオンシップをパスしたウッズも今年はちゃんと出場している。
勝負の方は、3日目を終わって20アンダーのスチュワート・アップルビーが、18アンダーで2位のヴィージェイ・シングに2打差でトップに立つ。その下15アンダー3位にはレティーフ・グーセン、14アンダー4位にダレン・クラーク、そして13アンダー5位にウッズがいる。シングは2日目、バック9をほとんどすべて1パットの8アンダーで周って一時的に首位に立ち、この調子が続くなら誰もシングをつかまえきれまいと思われたが、3日目はそのパットが全然決まらなかった。
最終日はハワイ特有の強い貿易風が吹いたために誰も大きくスコアを伸ばすことができず、結局アップルビーがこの日2アンダー71、通算22アンダーで、パットが決まらないまでも粘るシングを1打差でうっちゃった。3位には17アンダーでクラーク、4位には15アンダーでウッズとグーセンが入った。この感じだと、今年もウッズとシングの賞金王争いは白熱しそうだ。