3日目を終わって12アンダーで首位はバッバ・ワトソン。11アンダー、スコット・ラングリー、10アンダー、松山英樹、9アンダー、アダム・スコットと続く。スコットは先週に続いて調子がいい。松山は先週は3日目終了時点で首位タイだったのが、最終日に沈んだ。今回はどうなるか。


最終日は勝負は早々とワトソン、松山、スコット、それにこの日絶好調のケヴィン・ナーの争いになる。ナーはいち早く13アンダーでレギュレイションを終える。しかし松山は15番パー5をバーディで15アンダー、ついに単独首位に立つ。


最終パーティのワトソンは同じ15番のティ・ショットをOBでダブル・ボギー、12アンダーまでスコアを落とすが、しかし松山も続く16番パー3のティ・ショットを池に落としてダブル・ボギー、さらに17番パー4もボギーで12アンダー、いったんはつかみかけていた勝利を遠ざける。しかし松山は18番パー4で第2打をカップまで6フィートにつけてバーディ、13アンダーとなり、勝負はナーと松山とのプレイオフになった


18番でのプレイオフは松山のティ・ショットがフェアウェイ右のバンカーに捕まるが、ナーは左のクリークに落とす。一気に有利になった松山だが、第2打は引っかけてグリーン左のバンカーのそのまた左のラフへ。ナーはグリーン傍からの第4打のチップをカップ・オーヴァーの7フィートにつける。松山の第3打はカップまで12フィートを残す。しかし松山はこのパー・パットを沈めてツアー初優勝。12アンダー3位にワトソン、10アンダー4位スコットとクリス・クラーク、9アンダー6位にスティーヴ・ストリッカーとベン・カーティスが入った。


松山はメモリアルという歴史あるトーナメントでの優勝で、これはもう大したもの。実は私は松山は、昔はそうでもなかったのだが、髪を伸ばしてから、プレイ・スタイルはともかく、なんとなくナーと雰囲気が似ていると思っていた。私がそう思っていたくらいだから、二人の区別はつかないアメリカ人ギャラリーは多かったはず。しかし松山は英語はまったくダメだったんだな。日本語で「嬉しい」は、まあそりゃ嬉しいだろうが、もうちょっと英語勉強してくれてもいいぞ。










 

ザ・メモリアル  ★★★1/2

2014年5月29日-6月1日、 オハイオ州ダブリン

ムーアフィールド・ヴィレッジ・ゴルフ・クラブ

 
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