2日目に8番パー3でホール・イン・ワン、3日目に2番パー4で第2打を直接カップに放り込むイーグル等のおかげで、3日目を終わってスティーヴ・ストリッカーが12アンダーで首位に立つ。9アンダー2位にジョナサン・バード、8アンダーにマット・クッチャーとブラント・ジョビ、7アンダーでマーク・ウィルソン、ショーン・ミキール、ロリ・マキロイが続く。

日曜もストリッカーは順調にスコアを伸ばし、フロント・ナインを6アンダー30で回る。18アンダーとなり後続に5打差つけて、ほとんど勝負あったかと思われた。しかしストリッカーが13番パー4をプレイしている時に雷雲が近づいてきたためプレイは中断、6時になっても天候は回復せず、CBSはまだストリッカーが後続に3打リードしている時点で中継を打ち切った。

 

まあ、リードが少し縮まったとはいえ、ストリッカーが大きく崩れるとも思えず、さらにこの日はMTVの「アメリカズ・ベスト・ダンス・クルー (America's Best Dance Crew)」の第6シーズンの最終回、その後「MTVムーヴィ・アウォーズ (Movie Awards)」が続くので、実はその後ゴルフ・チャンネルで継続された中継のことをすっかり忘れて、いつもの如くTVを見ながらカウチの上で眠りこけてしまった。

 

あっ、ストリッカー、勝ったんだっけ? と思い出したのは既に翌朝で、ネットをチェックして、あれからストリッカーはボギーを二つ叩いて16アンダーまでスコアを落とし、勝つには勝ったにせよクッチャー、ジョビ、ダスティン・ジョンソンに1打差に詰め寄られての、盤石とは到底言えない勝利だったことを知った。そうか、やはりあのままでは終わらなかったか。