第78回マスターズ   ★★★

2014年4月10日-4月13日、 ジョージア州オーガスタ
オーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブ

折り返し時点で7アンダー首位はバッバ・ワトソン。4アンダーにゲアリ・ウッドランドとジョン・センデン、3アンダー、ジョナス・ブリクスト、トマス・ビヨーン、ジョーダン・スピース、そしてディフェンディング・チャンプのアダム・スコットが続く。 

 

3日目終了時点で5アンダーで首位はワトソンとスピース、4アンダーでマット・クッチャーとブリクスト、3アンダー、ミゲル・エンゲル・ヒムネスとリッキー・ファウラーが続く。ワトソンは2番パー5でイーグルをとっておきながら、その後は下り坂でこの日2オーヴァー74。パットがほとんど決まらなかった。 

 

最終日はクッチャーが2番でバーディを獲って5アンダーで首位に並んだ後、2番でスピースがバーディを奪って6アンダーとなり、初めて単独首位に立つ。勝てばタイガー・ウッズの記録を抜いて史上最年少マスターズ制覇だ。ス ピースは4番パー3では、バンカーから30フィートのサンド・ショットを直接カップに入れるスーパーショットでバーディ、ワトソンに2打差つける。クッ チャーは3番パー4でもバーディで6アンダーで一時首位のスピースと並んだが、4番パー3でダブル・ボギーを叩いて元の木阿弥。 

 

一方ワトソンは我 慢のゴルフで、8番パー5でバーディ、一方のスピースがボギーで二人は7アンダーで並ぶ。続く9番パー4でも、ワトソンはバーディで8アンダー、スピース はまたもやボギーで2打差つく。ワトソンは10番パー4をボギーで7アンダー、1打差になるが、スピースは12番パー3でティ・ショットをクリークに落と して5アンダーと再び2打差、13番パー5でワトソンがバーディ、8アンダーとなって3打差つく。あとはワトソンがこのリードを守り切って一昨年以来マスターズ2勝目。3打差ついたといってもエモーショナルなワトソンはやはり必死で耐えていたようで、案の定18番グリーン上ではもう泣きそうだった。 

 

最終スコアはワトソン8アンダー、スピースとブリクストが5アンダーで2位、4アンダー4位にヒムネス、2アンダー5位にクッチャーとファウラー、1アンダー7位にリー・ウエストウッドが入った。マスターズではいつも上位に絡むフレッド・カップルスは、最初の2ホールを2バーディで3アンダーになった時は本気でどうなるかと一瞬思ったが、バック・ナインが5オーヴァー41で沈んだ。またクッチャーはこれで3トーナメント連続で、最終日に首位に並びながらその後崩れて沈むのを繰り返している。 

 


 

 







 
 
inserted by FC2 system