第77回マスターズ   ★★★1/2

2013年4月11日-4月14日、 ジョージア州オーガスタ
オーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブ

初日6アンダー首位はセルジオ・ガルシアとマーク・リーシュマン。折り返し地点ではジェイソン・デイが6アンダーで首位、リーシュマンと昨年も折り返し地点まででいい位置にいたフレッド・カップルスが5アンダーで続く。 
 
痛かったのはタイガー・ ウッズで、15番パー5で第3打がフラッグを直撃、思い切り蹴られたボールはグリーンを転がり落ちて池ぽちゃ、それだけならまだしも、ドロップした場所が 適切でなかったと後で問題となり、2ストロークスのペナルティを受け、首位3打差の3アンダー7位タイのはずが1アンダー19位タイに後退。あんな絶妙のショットを放ち、バーディ確実なはずがトリプル・ボギー8だ。それでも、DQの可能性もあったそうだから、トリプル・ボギーで済んで御の字だったと言うべ きか。 
 
3日目伸びたのはアンヘル・カブレラ、ブラント・スネデカーで、この二人が7アンダーで首位、6アンダー3位にアダム・スコットが続く。その下はリーシュマンとデイが5アンダー4位、マット・クッチャー4アンダー6位、ティム・クラークとウッズが3アンダー7位。カップルスは最後の5ホールを5オーヴァー で、昨年同様3日目に沈んだ。こんなの繰り返さなくていいのに。 

 

最終日は1番パー4をバーディ、2番パー5をイーグルのデイがいきなり8アンダーとなって首位、中盤もたつくも13番パー5、14番パー4、15番パー5を3連続バーディで9アンダーとなり、7アンダーのカブレラとスコットに2打差つける。 

 

しかしデイは16番パー3をボギー、 そこにスコットとカブレラが8アンダーで並ぶ。デイは17番パー4もボギーでついに脱落。スコットは18番パー4で20フィートのバーディ・パットを沈め9アンダー、単独首位に立つが、最終パーティのカブレラも18番で第2打をピン傍2フィートにつけバーディ。勝負は9アンダーのスコットとカブレラのプレイオフになった。 

 

18番のプレイオフは今度は二人共グリーンを外すが、結局共にパーで、プレイオフ2ホール目の10番パー4へ。まずカブレラが15フィートの左曲がりのパットを2インチ右に外し た後、13フィート、ほぼピン・ハイのスコットはバーディ・パットを沈め、オーストラリアンでマスターズ初優勝。そういやいつぞやのグレッグ・ノーマンは最終日に崩れて負けたんだった。


デイが7アンダー3位、ウッズとリーシュマンが5アンダー4位、ソービョーン・オルセンとスネデカーが4アンダー6位に入った。途中雨が降ってもなぜだか最終日はいつも晴れている印象のあるマスターズだが、今回は最終日に雨、しかも一時はかなり激しい雨が降る中のプレイだった。ところで、スコットのウェアのスポンサーはユニクロだったんだな。

 

 

 







 
 
inserted by FC2 system