第76回マスターズ   ★★★1/2

2012年4月5日-4月8日、 ジョージア州オーガスタ
オーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブ

初日5アンダーで首位はリー・ウエストウッド、2日目に同じく5アンダーで首位に立ったのはフレッド・カップルスとジェイソン・ダフナー。そして3日目終了時点で9アンダーで首位に立ったのは、ピーター・ハンソン。8アンダーでフィル・ミッケルソン、7アンダー、ルイス・ウーストヘイゼン、6アンダー、バッバ・ワトソン、5アンダー、マット・クッチャーと続く。


ロリ・マキロイは折り返し地点で4アンダーといいとこにいながら、3日目5オーヴァー77で1オーヴァーに後退。昨年と似たような結果になった。同様にカップルスも3オーヴァーで2アンダーに後退。タイガー・ウッズは3オーヴァー38位タイと、いいとこなし。ミッケルソンは3日目、フロント・ナインこそイーヴン・パーだったが、バック・ナインで一昨年の3日目を彷彿とさせるバーディ・ラッシュの6アンダーで回り、いきなりリーダーボードに踊り出た。


最終日は2番パー5で、ウーストヘイゼンがマスターズ史上初というダブル・イーグルで10アンダー、いきなりトップに躍り出る。これにぴったりつけていたミッケルソンは、4番パー3でティ・ショットを大きくプッシュしてブッシュの中へ。右打ちで掻き出そうとするもうまく行かず、このホール、トリプル・ボギー6を叩く。このホールがミッケルソンのチャンスをほぼ打ち砕いた。


ウーストヘイゼンはその後も安定して首位を維持するが、それをじりじりと追い上げたのがワトソン。ワトソンは13番パー5から16番パー3までを4連続バーディで、10アンダーとなってついにウーストヘイゼンに並ぶ。両者共17、18番をパーで、勝負は2009年以来のプレイオフになった。


レギュレイションの最後のホール、プレイオフと、ワトソンは18番でウーストヘイゼンの内側につけてうっちゃるチャンスがあったが、共に外し、勝負はプレイオフ2ホール目の10番パー4へ。そこで二人ともフェアウェイを右に外す。


特にワトソンのティ・ショットは完全に森の中という感じで、ほとんど勝負あったような感じになった。しかしラフからのウーストヘイゼンの第2打はグリーンに届かず、一方ワトソンは綺麗に弧を描いたドロウ・ボールをピン下8フィートにつけるスーパーショット、いきなり優位に立つ。


ウーストヘイゼンのチップはカップを10フィート、オーヴァー。返しのパー・パットも外し、ボギー。ワトソンは8フィートを2パットで、ついにメイジャー初優勝。こいつは泣きそうだなと思っていたら、案の定大泣きしていた。8アンダー3位にはミッケルソン、ハンソン、クッチャー、リー・ウエストウッド、5アンダー7位にイアン・ポールターが入った。











 
 
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