マッシヴ・モンスター・メイヘム   Massive Monster Mayhem 

放送局: ニックトゥーンズ 

プレミア放送日: 10/25/2017 (Wed) 20:00-20:30 

製作: DHXメディア 

製作総指揮: アート・シュピーゲル、スティーヴ・デニュア 

ホスト: グレアム・コンウェイ、デヴォン・デショーン・スチュワート 

 

内容: 子供の参加者がスーパーヒーローとなってモンスターと戦う勝ち抜き体力勝負リアリティ。 


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Massive Monster Mayhem


マッシヴ・モンスター・メイヘム  ★★1/2

体力勝負系の勝ち抜きリアリティには目のない方で、NBCのアメリカ版「SASUKE」こと「アメリカン・ニンジャ・ウォリアー (American Ninja Warrior)」を筆頭に、この手の番組はだいたい見ている。 

 

「マッシヴ・モンスター・メイヘム」は、子供向けチャンネルであるニコロデオンの姉妹チャンネルであるニックトゥーンズの番組であるからして、最初から興味を持っていたわけではないが、それでもまったく気にならないわけでもなく、なんとはなしにという感じで見始めた。 

 

だいたい、タイトルがすごい。「マッシヴ・モンスター・メイヘム」だ。巨大怪獣大殺戮だ。いったいどういう番組かというと、銀河を滅ぼさんとする悪の親玉マスター・メイヘムが、地球に刺客を放つ。地球側もそのモンスターと戦わせる相手を選抜しなければならない。 

 

そのためにまず3人の子供のプレイヤーが、それぞれ簡単そうな障害物をクリアする時間を競う。第1ステージの「メガレイター (Megalator)」は、「ニンジャ・ウォリアー」に慣れている者の目から見たらあくびの出そうなちゃちい障害物で、はっきり言って特に目新しかったり面白いというものではない。 

 

ここで一人脱落し、残った二人で第2ステージの「メガ・デュエル (Mega Duel)」に進む。ここでは思い思いの武器を持ち、吊り下げられた水風船を割る要領で得点を競う。この勝負に勝ち抜いて最後のステージの「マッシュ・ダウン (Mash Down)」でモンスター・スーパースターと戦う人類代表に選出されると、自分も巨大ロボット化して、市街地のビルのミニチュア・セットの中で、ビルをなぎ倒し破壊しながら、モンスターと肉弾戦を演じなければならない。 

 

これが実はすこぶる面白そうなのだ。男の子で子供の頃、自分が怪獣かロボットになったように暴れまくるなんて遊びをしたことのない子はほとんどいないと思うが、番組は、それを具体化してくれる。自分で遊ぶ場合はせいぜい積み木か段ボール箱をビルに模したものを壊すくらいが関の山だと思うが、「マッシヴ・モンスター・メイヘム」は、「ウルトラマン」や「ゴジラ」のような市街地のセットを、好きなように壊して暴れさせてくれる。体力勝負で、かなり重いコスチュームを着せられて動き回るので最後は結構ぜいはー言っているのだが、それでもこれは楽しそうだ。 

 

プレイヤーは着ているメガ・メカ・バトル・スーツによって様々な武器を利用できる他、助けてくれるモンスター・スーパースターを呼び寄せたりもできる。壊したビルによってはプライズが隠されていたりするなど、要するに全身を使ったヴィデオ・ゲームみたいなものだ。最後には多くのビルの中のどれかに隠されているパワー・ポッドを手に入れて制限時間内にメガ・リアクターに放り込むことができれば、無事モンスターを制圧できる。TVスクリーンでは後付けのCGで光線出たり爆発したりという効果も加味されている。あと40年若ければ、是非やってみたいと思うのだった。 










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