MCIヘリテイジ

2005年4月14-17日   ★★★

サウス・カロライナ州ヒルトン・ヘッド・アイランド、ハーバー・タウン・ゴルフ・リンクス

初日9アンダー62というロウ・スコアを見せながらも、2日目3オーヴァー74で6アンダーまでスコアを落とし、しかし3日目にまた5アンダー66という起伏の激しいゴルフで11アンダーとなったピーター・ロナードが3日目終了時点で首位。一方、初日と2日目を6アンダー65、通算12アンダーという好調なゴルフを見せていたダレン・クラークが、これまた3日目2オーヴァー73を叩いて通算10アンダーで2位に着ける。二人共出入りの激しいゴルフだから最終日はどうなるかわからないと思いつつも、その下3位は6アンダーのロッド・パンプリング、4位5アンダーにはデイヴィス・ラヴ3世と差があるから、やっぱり勝負はロナードかクラークかで決まる可能性は高そうだ。それにしても過去ヘリテイジで5勝しているラヴがまた上位にいるところを見ると、本当にこのコースと相性がいいようだ。


最終日はいきなりクラークが3連続バーディを含む最初の5ホールで4アンダーとなり、調子がよくなさそうなロナードに対して、クラーク14アンダー、ロナード10アンダーと4打差がつき、そのまま行くかと思われた。そしたらクラークはそこからボギー、ボギー、ダブルボギーでいきなり貯金を吐き出し、一方のロナードが8番パー4でバーディを奪ったことでロナード11アンダー、クラーク10アンダーと逆転する。


しかしロナードは続く9番パー4でボギーを叩いて二人は10アンダーで並ぶ。10、11番は二人共パー、12番パー4でクラークがバーディ、ロナードがボギーとなったことでクラーク11アンダー、ロナード9アンダーと2打差。しかしクラークは続く13番パー4で第3打のバンカー・ショットがバンカーを出ず、ダブル・ボギーでまた二人は9アンダーで並ぶ。


グリーン右側をクリークが流れる14番パー3は今季ツアーで最も難しいホールだそうで、パーで上がることすら難しい。しかしカップはその右側に切ってある。クラークとロナードのティ・ショットは二人共左側ラフへ、ほとんど同じ位置で止まる。先に第2打を打ったクラークのショットは、もう少しでグリーン・オーヴァーしてクリークに落ちそうなところを、土手の木材の上で止まる。それを見たロナードは弱めに打ち10フィート残す。結局このホール、二人共ボギーで8アンダー。


15番パー5ではクラークがボギー、16番パー4は共にパー、17番パー3では今度はロナードがボギーを叩き、二人は7アンダーで並んで18番パー4へ。そこでクラークが第2打を引っかけて波打ち際のブッシュの中に打ち込み、ダブル・ボギーとなって万事休した。ロナードはこのホール、パーで上がり、この日4オーヴァー75を叩きながらも通算7アンダーでツアー初優勝。クラークは5オーヴァー76で、ラヴ、ジム・フューリック、ビリー・アンドラーデと共に5アンダー2位タイまで後退した。クラークは最終日3つもダブル・ボギーがあった。我慢較べというにはちと冗長な展開だったことは否めないかな。





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