Late Night  レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン

放送局: NBC

放送日: 1/3/2008 (Thu) 0:35-1:35


The Late Late Show  ザ・レイト・レイト・ショウ・ウィズ・クレイグ・ファーガソン

放送局: CBS

放送日: 1/3/2008 (Thu) 0:35-1:35


Jimmy Kimmel Live  ジミー・キメル・ライヴ (ジミー・キンメル・ライヴ)

放送局: ABC

放送日: 1/3/2008 (Thu) 0:05-1:05


内容: WGAスト中に再開した深夜トーク・ショウ3本。


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前回、WGA (全米脚本家組合) のスト中であるにもかかわらず放送を再開したアメリカを代表する2本の深夜トーク・ショウ、「トゥナイト」と「レイト・ショウ」について書いたが、その中でも述べた通り、この2本はアメリカを代表するトーク・ショウではあるが、深夜トークはこの2本に限らない。他にもまだある。通常、「トゥナイト」直後に放送される、コナン・オブライエンがホストの「レイト・ナイト」、および「レイト・ショウ」直後のクレイグ・ファーガソンがホストの「ザ・レイト・レイト・ショウ」が、「トゥナイト」、「レイト・ショウ」に続くアメリカ深夜トーク界の2番手と見なされる。そして新参ながらこのジャンルに参入してきたABCのジミー・キメルがホストの「ジミー・キメル・ライヴ」も、この中に入れてもいいかもしれない。


このジャンルは現在、ネットワークではNBCとCBSが拮抗しており、共に夜11時35分のローカルのニューズが終わった直後から、1時間番組の「トゥナイト」と「レイト・ナイト」(NBC)、「レイト・ショウ」と「レイト・レイト・ショウ」(CBS) が続く。ABCはまだ深夜トークは「ジミー・キメル」1本しか擁立しておらず、しかもローカル・ニューズ後の11時35分には長寿ニューズ・マガジンの「ナイトライン」が控えているため、「ジミー・キメル」が始まるのは零時5分からだ。


「レイト・ナイト」、「レイト・レイト・ショウ」、「ジミー・キメル」の3本は、視聴者数の点から見ても、「トゥナイト」、「レイト・ショウ」に遠くおよばない。だいたい常勝「トゥナイト」の視聴者数は平均して毎回500万人弱程度で、「レイト・ショウ」は常に2番手で400万視聴者程度、その下に「レイト・ナイト」、「レイト・レイト・ショウ」、「ジミー・キメル」が横一線でだいたい200万人弱の視聴者でほぼ一定している。ついでに言うとさらにその後放送されるカーソン・デイリーがホストの「ラスト・コール」は、さらにその半分の100万人強の視聴者を毎回獲得している。


「レイト・ナイト」、「レイト・レイト・ショウ」、「ジミー・キメル」の3本では、つい先頃までは、この中では最も古株のオブライエンによる「レイト・ナイト」が僅差ではあるがだいたいいつも頭一つ抜け出ていたが、最近では「レイト・レイト・ショウ」、「ジミー・キメル」もそれぞれ固定ファンを獲得し、本当に横一線になっている。因みに2月第2週の視聴者数では、3本が3本とも180万視聴者という数字が発表になっており、まったく差がない。


これらの深夜トークは、6本ともWGAストの影響を受け、11月第2週からすべて放送済みエピソードを再放送していた。この中ではほとんど脚本家が関係していない「ラスト・コール」は、しばらくして新エピソードで放送を再開したが、視聴者数も少なく、30分番組で脚本家の書くモノローグも実際にはほとんどない「ラスト・コール」は、話題となることはほとんどなかった。一方、他の5本は、それぞれの都合で事態は紛糾させたり収拾をつけたりしている。


これらの5本とも、1月第1週から新エピソードを放送しているわけだが、CBSの「レイト・ショウ」と直後の「レイト・レイト・ショウ」は、共に「レイト・ショウ」ホストのデイヴィッド・レターマンが番組プロデューサーでもあり、両番組一緒にWGAと交渉し、例外的に契約を締結してWGAのお墨付きを得、脚本家が番組に戻って番組を再開した。一方、「トゥナイト」、「レイト・ナイト」、「ジミー・キメル」はそれには倣わず、3本とも脚本家なしで、つまりそれぞれ番組の冒頭モノローグや途中のギャグは、ホストがそれぞれ独自に考えることで番組を再開した。


ここで面白いことに、脚本家なしでも「トゥナイト」は裏番組の「レイト・ショウ」に差を縮められることはなかったが、「レイト・ナイト」は明らかに裏番組の「レイト・レイト・ショウ」に肉薄されている。それどころか、それまでは常時3番手だった「ジミー・キメル」にまで並ばれるようになった。「トゥナイト」くらい長寿番組で固定ファンが確立している番組だと、ちょっとやそっとのことでは視聴者層がぐらつくことはないが、2番手当たりだと、視聴者が面白くないなと思うと、すぐ飽きられてチャンネル換えられる。


番組再開時の「レイト・ナイト」、「レイト・レイト・ショウ」、「ジミー・キメル」の3本では、WGAの許可つきの「レイト・レイト・ショウ」の方が、ゲストという点では当然最も見映えがするだろうと思われたが、実はそうではなかった。というのは、「レイト・レイト・ショウ」ホストのクレイグ・ファーガソンは、晴れてWGAのお墨付きを得たのにもかかわらず、ゲストを呼ばなかったのだ。ここが「レイト・ナイト」との差を詰めるチャンスだというのにだ。これには驚いた。なんと一時間をいつもやっている得意の寸劇等で乗り切った。


元々ファーガソンは、深夜トークの中で最も口が立つ、というか、おしゃべり好きという印象を受ける。モノローグだって毎回10分から15分くらいやるなど、最も長い。こんなに毎回冒頭からしゃべってばかりでよくネタが尽きないものだと感心するくらいだ。どちらかというと「レイト・レイト・ショウ」は、日中トークでホストのエレン・デジェネレスが毎回かなりしゃべり倒す「ジ・エレン・デジェネレス・ショウ」に最も印象が近い。二人共しゃべることが楽しくてしょうがないんだろう。これがジェイ・レノやデイヴィッド・レターマンだと、彼らはしゃべりのプロではあるが、おしゃべり好きという感じはしない。一度ニューヨーク・タイムズがレターマンにインタヴュウした記事を読んだことがあるが、ハイパーな番組内での印象と、現実での一語一句を選びながらゆっくりと話すレターマンとのギャップにかなり驚かされたとインタヴュウアーが書いていた。


「レイト・レイト・ショウ」は翌日からゲストを呼んだが、それがなんと前日に「トゥナイト」にゲストとして出ていた政治家のマイク・ハッカビーと、クロース・アップ・マジシャンのジェイソン・ランドールで、ようやっと再開後3日目から、「ロスト」のドミニク・モナハンといういかにもそれらしい俳優が登場した。とはいえファーガソンは、冒頭のモノローグで、ハリウッドのスターが脚本家に気兼ねして深夜トークに出にくいことはわかる、だから2流の俳優でも構わないからうちに来なさいと売れない俳優に対してラヴ・コールを送っていたから、本人はもしゲストがいないならいないで一人でしゃべり続けようと思えばできないこともないだろうが、だからといってゲストを必要としていないというわけでもなさそうだ。


いずれにしても、おかげで番組はゲストがいてもいなくても、スト前の通常の放送と特に変わったという印象も受けなかった。また、英国人 (正確に言えばスコットランド人) のファーガソンは、この時アメリカ人になるべく、移民局に市民権を申請中で、それがどのように決着を見るかというランニング・ネタでも引っ張っていた。「レイト・レイト・ショウ」が最近視聴率を伸ばしている理由はこの辺にもありそうだ。


一方、「レイト・ナイト」の場合、呼びたくても一流のスターはまず来ないわけで、この日のゲストは、一応は「フルハウス」等で俳優としても知られてはいるが、最近ではNBCのゲーム・ショウ「1 vs 100」等の番組ホストとしての方が通りのいいボブ・サゲット、黒人コメディアンのドウェイン・パーキンス、音楽ゲストはロカビリー・バンドのロバート・ゴードン/クリス・スペッディングだった。そういえばサゲットは、3年前に「レイト・レイト・ショウ」が次期ホストを探すのに色々試行錯誤していた時に、番組の暫定ホストをしていたこともあった。


番組で最初オブライエンがステュディオに姿を現すと、レターマン同様にあご髭を蓄えており、期せずして二人は同じ発想をしたようだ。一方で番組の内容自体は、私が特にオブライエンと相性がいいわけではないということを差し置いても、特に面白いとは言いがたかった。この日最も時間を割いていたのが、仕事がない時のオブライエンの楽屋裏での過ごし方で、別に特に笑えない。最も印象深かったのが、笑いという点ではなく、時間を潰すためにオブライエンが自分のウェディング・リングを指から外し、これをどのくらい机の上で回し続けることができるか挑戦したというものだ。


リングが机の上で回り続けている間、ほぼ40秒程度なのだが、カメラはただその回るリングを映しているだけだった。オフ・ビートなギャグというよりも、時間を稼ぐための苦しまぎれという印象の方が強かった。しかもオブライエンはレコードに挑戦するといって、それを番組内で2回もやった。筒井康隆が、原稿料を稼ぐ最も効果的な方法として、軍隊を舞台にして兵隊を整列させ、順に点呼するという方法をどこかで述べていた。要するに、「一」、「二」、「三」、「四」‥‥と一語ずつで限りなく改行できて、行数を稼げるというものだ。40人いれば40行稼げる。原稿用紙2枚分だ。今回のオブライエンを見て、このせこい挿話を思い出した。因みにオブライエンはこのリング回しを他のエピソードでも試みており、どうやらランニング・ギャグにするつもりのようだ。


オブライエンはその後のエピソードでも、舞台裏を見せますという感じで、実際にステュディオのセット裏や上部の梁の上等に登って色んな内情を見せていたが、興味深くはあってもやはり特に笑えるわけではなく、私が受けた印象は、「苦しまぎれ」だった。たぶんそう思った視聴者が次々に番組離れを起こしたからこそ、現在この時間帯は、「レイト・レイト・ショウ」と「ジミー・キメル」を巻き込んでの三つ巴の戦いになっているのだと思われる。脚本家なしという同じ土俵で、以前同様に視聴者/観客を笑わせ成績を落とすことのなかったレノと、成績が漸減しているオブライエンとでは、プロとしてのレヴェルが違うという気がする。ただし、私は一昨年のエミー賞におけるホスティングで見せたオブライエンの技術は高く評価している。単純にオブライエンのユーモアは万人向けではないと思っているだけだ。


さて、3本目の「ジミー・キメル」では、ゲストとして呼ばれたのは俳優とも言えるコメディアン/パーソナリティのアンディ・ディックと、インディ・カー・レーサーのエリオ・カストロネベス。とはいえカストロネベスは既にアメリカではスポーツ・ファンを除き、ABCの人気勝ち抜きボールルーム・ダンス・リアリティの「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」での素人ダンサーとしての方がより知られているに違いない。一方のディックは、GAPが過去のオードリー・ヘップバーンの映像を利用して製作放送しているコマーシャルのパロディを披露、あまりにもバカげていてこれには思わず笑ってしまった。


驚きだったのが音楽ゲストのキッド・ロックで、実はこれ、放送日の二日前、つまり大晦日のニューヨークのタイムズ・スクエアでキッド・ロックがパフォーマンスを行った、その時の録画なのだ。たぶんこのパフォーマンスの中継権をABCが持っており、それを有効に使いたかったということなのだと思うが、しかし、正直言ってちょっとあきれた。実は「ジミー・キメル」では、音楽ゲストでこの録画という手法を使っているのを他にも何度か見たことがある。他の深夜トークでは当然すべての音楽ゲストはその場で生演奏している。「ジミー・キメル」だけ録画も使うというのはあまり勧められたものではないと思うのだが。


「ジミー・キメル」で実は最も印象深かったのは、この回ではなく、その翌週の木曜夜に、「トゥナイト」のジェイ・レノとお互いにゲストとして登場し合ったというものだった。両番組は共にLA収録であり、日中の収録時間さえかち合わなければ、むろんやってやれない相談ではない。ではあるが、しかし、ABCの「ジミー・キメル」とNBCの「トゥナイト」のホストが融通利かせてお互いの番組に出るってか。キメルは「ジミー・キメル」のホストに就任する前に、ゲストとして何度か「トゥナイト」に出たことがあるそうだが、その時と今とでは状況が違う。むろんレノの場合は、たぶんゲストとして他の深夜トークに出るというのはめったにないだろう。どういう経路でこの企画が実現したかは知らないが、これには興味を惹かれる。


なんせ「トゥナイト」が始まるのは午後11時35分。「ジミー・キメル」は零時5分。両者は半分は裏番組として重なり合うのだ。それなのにわざわざそれを同日放送する番組として収録する。「トゥナイト」ファンが別番組に出るレノ見たさに「ジミー・キメル」にチャンネルを合わせたとすれば、それは「トゥナイト」の視聴率が下がることを意味することに他ならず、逆もまた真なりだ。あるいはそうやってお互いに相殺し合うことで、結果的に数字の上ではプラスマイナス・ゼロになるという計算か。というか、単純に話題集めでその後の放送のプラスになればいいというくらいの考えでしかないとは思うが、しかし、よくやると思ってしまう。


それで当日、当然まず先に始まる「トゥナイト」にチャンネルを合わせ、普段は二人くらいいるゲストの代わりにキメル一人だけのゲストで結構しゃべらせるのを見てから (内容は特に大したことはなかった)、番組が終わって後、即座にチャンネルを7チャンネルのABCに換えてみた。そしたら、本当に「ジミー・キメル」にレノがゲストとして出ている! その3秒前までの「トゥナイト」でのホスト/ゲストの位置を交換して番組やっているではないか。いや、現実に目の前で本当にレノが他人のトーク・ショウにゲストとして出ているのを見ると、感慨深いものがある。


レノはキメルの質問に答えて、昔「レイト・ナイト」にゲストとして出たことがあると言っていたが、既にそれは遠い過去のことだ。今ではゲストとして他人の番組に出るのはめったにある機会ではないので、緊張しているのだろう、組んだ足をしきりに貧乏揺すりしている。全米で最も視聴率を稼ぐ超ヴェテランの深夜トークのホストでも、ところ変われば緊張、というか、居心地悪い思いを味わうのか。「トゥナイト」ではホストのデスクに座っているレノの足はデスクの後ろに隠れて見えないので、レノが貧乏揺すりしているかどうかなんてわからないのだが、そうでないことは賭けてもいい。


レノは以前、NBCのスタントで当時「トゥデイ」ホストだったケイティ・コーリックとホスト交換をしたことがあったのだが、少なくともその時は貧乏揺すりなんかしていなかった。ポイントはホストとして話を訊く側に回るかゲストとして話す立場になるかという、要するに慣れないことをやっているという点にあるのだろう。いずれにしても、おかげでこちらはその足が気になる。他人の貧乏揺すりってどうしてああ気になるのだろう。しかもやるんなら四六時中ずっとやってればそのうちこちらも慣れて気にならなくなるものを、たまに止んだかと思えばまた忘れた頃に再びやりだすので気になってしょうがない。思わずレノの足首つかまえて、その貧乏揺すり、やめろ! と言ってやりたい衝動に駆られる。


それから、たぶんこれは計算ずくなのだろうと思わせられたのが、二人共「トゥナイト」と「ジミー・キメル」でまったく同じスーツ、ネクタイ姿で現れたことで、これは着ているものを変えないよう、あらかじめ二人の間で示し合わせていたに違いない。二人が話した内容で最も興味深かったのは、ゲスト集めの苦労という点で、「トゥナイト」ほどの番組でもゲスト集めには苦労するらしい。駆け出しや新作映画が公開される俳優は呼べば来るが、大物はやはりそれ相応の理由がなければ簡単には動かない。そのため今回のようにストのせいで俳優が来ない場合、新作映画の宣伝に現れた俳優相手に、作品をくだらないと思っても傑作といって持ち上げる必要がないのはいいと言っていた。それが最大のメリットか。


話は変わるが、「ジミー・キメル」を放送しているABCは、毎年アカデミー賞も中継している。それで本来なら「ジミー・キメル」は日曜の放送はないのだが、番組の露出度を高めるため、この時ばかりは特別にABCは番組をアカデミー賞の後に編成する (正確にはアカデミー賞直後のローカル・ニューズの後だ。) 私は通常、夜のニューズはCBSかNBCを見ることの方が多く、ABCのニューズは、見るとすればだいたい深夜から明け方の「ワールド・ニューズ・ナウ」くらいしか見ない。しかしこの日はニューヨークでは夜半までかかるアカデミー賞を見ているので、中継が終わった後は既に他のネットワークではニューズはとっくの昔に終わっている。それでそのままチャンネルを換えずに、めったに見ないABCのニューズを見て、その後、これまためったにないことだが、「ジミー・キメル」を番組の最初から見た。


キメルのガール・フレンドはやはり女性コメディアンのサラ・シルヴァーマンで、彼女は現在コメディ・セントラルで自分のコメディ・ショウ「ザ・サラ・シルヴァーマン・プログラム」を持っている。ついでに言うとキメルもABCに来る前まではコメディ・セントラルの「ザ・マン・ショウ」にいた。シルヴァーマンは近年はMTV主催の各種映画賞中継や、IFCのインディ映画のスピリット賞授賞式のホスト等もやっているから、かなり知名度は上がっている。


近年、なぜだか「ジミー・キメル」はアカデミー賞の時にマット・デイモンと共同でギャグをかますのを恒例としていたが、段々それがエスカレート、昨年はデイモンとシルヴァーマンが一緒にミュージック・ヴィデオを作成、二人はフxxクしていたという放送禁止用語連発、ピーという検閲ブザーが鳴りっぱなしの言語道断ヴィデオを製作した。


これに憤慨したのがキメルで、今回、初監督作の「ゴーン・ベイビー・ゴーン」がDVD化されるためにゲスト出演する予定になっていたデイモンの盟友ベン・アフレックを巻き込み、デイモンなんかクソッタレ、実はオレとアフレックは愛し合っているんだという内容のミュージック・ヴィデオを企画した。そしたら、なぜだかハリウッド中の人間がオレもワタシも混ぜろと興味を示してきたらしく、でき上がったヴィデオは、キメルとアフレックだけでなく、ブラッド・ピットが宅配人として登場したかと思えばロビン・ウィリアムスやドン・チードルがいる。キャメロン・ディアスやグレン・フライがいたかと思えばハリソン・フォードまでいる。


そしてクラシック界の寵児ジョシュ・グローバンがピアノを前に高らかに歌い上げて終わるという、本当に金を出して製作したら間違いなくギャラだけで何百万ドルは下らないだろうという、超豪華なおふざけミュージック・ヴィデオが完成した。いや、何の気なしに見ていたTVでこんだけ豪華なメンツが後から後から出てきて歌うと、さすがに眠気もぶっ飛んで、それまではカウチの上で寝っころがりながら気楽にTVを見ていたのだが、いきなり起き上がってちゃんと座り直して最後まで見た。これはWGAのストが終わってから急いで製作したのだろうか。たぶんフォードなんて昔気質の業界人はスト中であればこういう企画に乗ってくるとは到底思えないから、当然そうなんだろう。しかし、これは、いや‥‥ ジミー・キメル侮りがたしと思ったのであった。






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Late Night with Conan O’Brien
レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン   ★★
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ザ・レイト・レイト・ショウ・ウィズ・クレイグ・ファーガソン   ★★1/2
Jimmy Kimmel Live   ジミー・キメル・ライヴ   ★★1/2

 
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