3日目に10アンダー61で回ったジョーダン・スピースが、17アンダーとなって首位に立つ。15アンダー2位は先週優勝のダニー・リー、14アンダーにショーン・ステファニ、ジャスティン・トマス、ジョンソン・ワグナーと続く。


最終日はしかしスピースがもたつき、その間に首位に立ったのはこの日好調のトム・ギリス。15番パー4のバーディで21アンダーまでスコアを伸ばし、後続に2打差つけて勝負あったか。4日後に47歳の誕生部を迎えるギリスが勝てば、ツアー初優勝最年長記録の2位につけるということだ。


しかしギリスは続く16番パー3をボギーで20アンダー。そこに追いついたのは、誰あろうスピース。スピースは最後の6ホールを4バーディで同じく20アンダー、勝負はギリスとスピースのプレイオフになった。


18番パー4でのプレイオフは、スピースがティ・ショットを右ラフに打ち込むものの、見事なリカヴァリーのセカンド・ショットをグリーンに乗せてきて、結局二人共パー。プレイオフ2ホール目となる再度18番では、今度はギリスがティ・ショットを右ラフへ。ギリスはセカンド・ショットをフェアウェイ左の水に打ち込んでしまう。ギリスはドロップしてボギー・パットも外した後、スピースはパー・パットを沈めて勝った。19アンダー3位にザック・ジョンソン、リー、18アンダー5位にクリス・ストラウド、ワグナー、トマスの3人が入った。


ジョンソンは最終ホールのパー・パットを弾かれていなければ、一昨年同様スピースとプレイオフだった。リーも最後のパー・パットを弾かれプレイオフを逃した。ディア・ランはコースと相性のいいゴルファーが優勝に絡む場合が多い。それにしてもリーってコリアンだとばかり思っていたら、オーストラリアンだったんだな。スピースは2年前のツアー初優勝もこのジョン・ディアだった。あれからまだたった2年しか経っていないのに、今では世界のナンバー・ワンだ。それにしても全米といいジョン・ディアといい、いったんは勝ちを逃したと思ったスピースの勝負強さが光る。









 

ジョン・ディア・クラシック   ★★★

2015年7月9日-7月12日、 イリノイ州シルヴィス

TPCアット・ディア・ラン

 
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