ジョン・ディア・クラシック

2005年7月7-10日   ★★★

イリノイ州シルヴィス、TPCアット・ディア・ラン

今年のジョン・ディア、なんといっても注目はハワイのソニー・オープン以外では初めて内地の男子ツアーに挑むミシェル・ウィーの存在だ。しかもウィーは初日1アンダー70で回り、大いに期待させる。さらにウィーは2日目の途中で一時は3アンダーに達し、これはもしかしたら本当の本当にいけるかもと思わせといて、その後崩れ、結局最終的にこの日イーヴン・パー71、通算1アンダーで、足切りに2打届かず、今回も予選落ちとなった。


しかし、ウィーは今後も男子ツアーに挑戦すると言っているし、週末プレイするのを見るのはそう遠くない未来という感じが濃厚にしてきた。もしウィーが週末もプレイすることになれば、タイガー・ウッズ並みかそれ以上のギャラリーを呼ぶことは間違いない。もしウエストチェスター辺りでプレイするようなことになれば、当然私だって見に行くぞ。


さて勝負の方は、3日目を終わって首位は15アンダーのJ. L. ルイス。12アンダー2位にハンク・キーニー、リチャード・ジョンソン、クレイグ・ボウデンの3人、11アンダー5位にジェフ・ブレホートとロバート・ダムロンがいる。


最終日はルイスがスコアを伸ばせなかったことで後続に追い上げられ、勝負は混戦になる。その中をまずショーン・オヘアが16アンダーでレギュレイションを終え、頭一つ抜け出す。あとは彼をとらえきれるかだが、ルイスは最終18番パー4で池ぽちゃボギーの通算14アンダー、同じパーティのキーニーもパーで一つ届かず、ダムロンと共に15アンダーに留まり、結局ツアーでケヴィン・ナーに次いで2番目に若いオヘアがツアー初優勝を手にした。


ルイスと共に14アンダー4位にはマーク・ヘンスビーとウェス・ショートが、13アンダー7位にはジョンソン、丸山茂樹、ハンター・メイハンの3人が入った。それにしても本当にアメリカのゴルファーの層は厚いよな。キーニーも毎回350ヤードのドライヴを見るのは気分がいいが、頻繁に林の中に打ち込んだりOBを叩いていては、勝つゴルフは難しかろう。そろそろ初優勝してもいい頃だと思うが、ポイントはやはりドライヴァーの安定度だろうな。





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