最終日、14アンダーで首位を走るデイヴィッド・ゴセットから数えて、上位9人のうちポール・スタンコウスキを除く8人はツアー未勝利。そういう知らないゴルファーの方が多い勝負はやはりあまり面白くない。このトーナメントって、全英の翌週開催ということもあり、どうしてもいつもこういう展開になる。せめて先週PGAツアーで勝ったジェフ・スルマンだとか、先々週丸山茂樹を猛追したチャールズ・ハウエル3世辺りが絡んでくるならまだ面白くなりそうなんだが。


その中で将来有望は、やはり最も若く、1999年の全米アマチュアの覇者であるゴセット。ゴセットは実はまだツアー・カードを持ってなく、PGAのイヴェントには招待枠で出ており、バイ・コム・ツアーとだいたい交互にかけもちで出場している。これに勝てばPGAのツアー・ゴルファーを押し退けて優勝することになるわけで、これではPGAの威光も霞むなあ。でもそういうのもたまには見てみたい。


結局勝負の方は、そのゴセットが最後まで粘り、最終日66の通算19アンダーで、追いすがるブライニー・バードを1打差でうっちゃった。バードはマット・デイモンによく似ており、彼が画面に映る度に「バガー・ヴァンスの伝説」を思い出した。でも変則的なパットはまったく好きになれなかったが。







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ジョン・ディア・クラシック

2001年7月26-29日   ★★

イリノイ州シルヴィス、TPCアット・ディア・ラン

 
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