雨のために最終日途中で順延され、月曜日に残りのラウンドが行われた今年のジョン・ディア・クラシックは、昨年同様プレイオフへ。トーナメント自体は競っているわけで、それはそれで面白いのではあるが、やはり一線級のゴルファーが出ていないため、これに勝ってもなあと思ってしまうのはどうしようもない。結局、レギュレイションが終わった時点で19アンダーで並んだカーク・トリプレットとマイケル・クラークとの間で行われたプレイオフで、勝ったのはクラーク。クラークはこれがPGA初勝利。


昨年のJ. L. ルイスも4ホールに渡るプレイオフの末に勝ったわけだが、今回のクラークも4ホールまでもつれての苦戦の勝利。プレイオフ2ホール目の16番パー3では先にトリプレットがバーディ・パットを沈め、クラークがこれに追いつき、次の17番パー5では、今度はクラークが2フィートのバーディ間違いなしにつけているのを見ながらトリプレットが15フィートのバーディで追いつくなど、勝負自体は競っていた。コースは去年と違うわけだが、私は高原のような今回のコースの方が気に入った。見た目にも美しく、こういうコースでプレイできたらさぞ気持ちいいだろうなあという気がする。


プレイオフには至らなかったが、1打差で3位に着けていたのがオクラホマ州立大の今年のNCAAチャンピオン、チャールズ・ハウエル。タイガー・ウッズの後にも、すぐにこういうプロで勝てる人材が現れる。アメリカのゴルファーの層は厚い。







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ジョン・ディア・クラシック

2000年7月27-31日   ★★

イリノイ州シルヴィス、TPCアット・ディア・ラン

 
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