4日目終了時点で24アンダーのデイヴィッド・デュヴォールが首位に立つ。去年の全英以来勝ち星がなかったが、先週ミケロブ・チャンピオンシップでも一時首位に絡むなど、最近また復調してきたような気配がある。さて、完全復活なるか。
と思っていたら最終日、TVをつけたら、既にデュヴォールはリーダー・ボードから消えていた。代わってあれよあれよという間に首位に立ったのがフィル・タタランギで、タタランギはさらに後続に差をつけ始め、この日10アンダー62、通算29アンダーでレギュレイションを終える。上位陣はまだプレイしているが、この差を埋めるのは難しそうだ。
結局、タタランギに少しでも迫るかあるいは追いつきそうだったのはスチュアート・アップルビーとジェフ・スルマンだけだったが、アップルビーは最終18番の8フィートのバーディ・パットを外し、スルマンは18番で第2打をグリーンに乗せ切れず、タタランギのツアー初優勝が決まった。アップルビーとスルマンは28アンダーで、4位には27アンダーでジム・フューリック、5位には26アンダーでロリ・サバティーニが入った。デュヴォールは25アンダーで、ダン・フォースマン、チャールズ・ハウエル3世と共に6位タイにまで後退した。これでタタランギは今季15人目のツアー初優勝者となり、91年の14人という記録を更新した。