初日、2日目と、トム・レーマンとフレッド・カップルスというヴェテランがロウ・スコアを出し、もしかしたらと思わせる。やはりこういうヴェテランが頑張ってくれると、勝負に俄然張りが出る。カップルスは3日目、4日目と今一つで沈んでいくが、レーマンは踏ん張る。特にレーマンみたいに勝負を諦めず、気迫が表に出てくるタイプが優勝に絡むと、最後まで勝負を面白くしてくれる。やはりレーマン-タイガー・ウッズ路線は、ゴルフを面白くしてくれるのに不可欠な存在だ。かといって、カップルスみたいに淡々とプレイするヴェテランも私は好きなのだが。


最終日は、これにデイヴィス・ラヴがコース・レコードの61を出して浮上してくるという展開で、ますます目が離せない。勝負は最終的に、レーマンに、若手のロリ・サバティーニ、中堅どころのボブ・エステスとスコット・マッカロンが絡むという展開。結局、途中で頭一つ抜けたエステスが30アンダーという、昨年のビリー・アンドラーデの27アンダーという記録を3つも縮めて優勝。レーマンとサバティーニは1打及ばず、ラヴとマッカロンが27アンダーでその後ろに続いた。マッカロンは4日目終了時点で26アンダーで、レーマンに3打差をつけて首位に立ったのだが、最終日スコアを伸ばせなかった。エステスはアドレスで時間がかかり過ぎるので、私はセルジオ・ガルシアと同じくらい好きじゃないのだが、まあしょうがない。







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インヴェンシス・クラシック

2001年10月10-14日   ★★

ネヴァダ州ラスヴェガス、TPCアット・サマリン、デザート・イン・ゴルフ・クラブ、サザン・ハイランズ・ゴルフ・クラブ

 
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