シェル・ヒューストン・オープン   ★★★1/2

2014年4月3日-4月6日、テキサス州ハンブル
ゴルフ・クラブ・オブ・ヒューストン

3日目終了時点で15アンダーで首位はマット・クッチャー。4打差11アンダーでキャメロン・トリンガレ、セルジオ・ガルシア、9アンダーにマット・ジョーンズ、8アンダー、ベン・カーティス、リッキー・ファウラーがいる。


最終日は雨が降り、予定を早めてピック/クリーン/プレイスでのプレイ。クッチャーは特に調子がいいわけではなく、そこに追いついたのがこの日パットが絶好調のジョーンズ。ジョーンズが11番パー4でバーディを奪い、14アンダーになったところで、ついにクッチャーとジョーンズが並ぶ。


しかしその直後に後続パーティでプレイするクッチャーは10番パー4でバーディ、15アンダーとなって再びリード。さらに13番パー5もバーディで2打差。クッチャーは16番パー3でボギーを叩くが、一方のジョーンズも17番パー4で、パーフェクトなはずのドライヴが飛びすぎてフェアウェイを越えてブッシュの際まで行ってしまい、このホール、ボギーで2打差変わらず。


18番パー4ではジョーンズの第2打はあわやグリーンから池に落ちるかと思えたのをこらえるが、それでも40フィートのバーディ・パットを残す。今日、60フィートのバーディ・パットを決めているとはいえ、それが何度も起こるとも思えないと思っていたら、そのパットがカップに吸い込まれる信じられないバーディ。一方のクッチャーは同じ18番で第2打を池に落としてしまいドロップしての第4打はカップに4フィート残す外し頃。最後の最後での逆転サヨナラ劇か。しかしクッチャーはこれを沈め、勝負はプレイオフへ。


18番でのプレイオフはティ・ショットをバンカーに入れたジョーンズの第2打はグリーン手前まで持っていっただけ。しかしレギュレイションで池に落としたクッチャーも今回は池を嫌って右を狙いすぎ、グリーン右バンカーへ。二人共パー・セイヴは難しそうだと思っていた矢先、ジョーンズの80フィートのチップは、またもやカップに吸い込まれるバーディ。こんなんが何回も起こるか。クッチャーのサンド・ショットは8フィート・ショートで、ジョーンズが勝った。


13アンダー3位はガルシア、12アンダー4位にトリンガレ、10アンダー5位にショーン・ステファニ、9アンダー6位にファウラーが入った。クッチャーは先週も最終日、一時首位タイに並びながら崩れ、今回も最終ホールまでは9割方ものにしていた勝利を逸した。今シーズンのツアーは、ホンダのマキロイやベイ・ヒルのスコット等、ヴェテランが最終日に崩れるシーンが多い。タイガー・ウッズは腰の手術でマスターズ棄権するなど、世代交代の現れか。











 
 
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