シェル・ヒューストン・オープン   ★★★

2010年4月1日-4月4日、テキサス州ハンブル
レッドストーン・ゴルフ・クラブ

3日目を終わって10アンダーで首位はアンソニー・キムとブライス・モールダー。8アンダーでヴォーン・テイラーとジョー・オグルヴィ、7アンダーにジェフ・マガート、グレアム・デラット、リー・ウエストウッドが続く。


最終日はキムのティ・ショットが安定しないながらもスコアを伸ばし、フロント・ナインを終えた時点で13アンダーと後続に3打差、そのまま行くかと思わせといて、テイラーが追い上げる。テイラーは難しい18番パー4でバーディをとって12アンダーとキムに1打差、キムはその18番でグリーン周りのバンカーからのアップ&ダウンに失敗してボギー、12アンダーとなって、キムとテイラーのプレイオフになった。


18番でのプレイオフは、久しぶりにティ・ショットがフェアウェイをキープしたキムに対して、テイラーはプッシュしてバンカーへ。第2打もグリーン右バンカーに入れる。一方のキムの第2打はピン・ハイの25フィートにつける。テイラーのサンド・ショットはピンまで20フィート残す。キムはバーディ・パットをきちりと寄せ、先にパーに上がる。テイラーのパー・パットは打った瞬間に弱いとわかるパットで2フィート以上残し、キムがテイラーをうっちゃった。


レギュレイションの18番でのボギー・パットは4フィートの外し頃で、もしかしてと思わずひやりとしたが、キムは通常通りという感じで淡々とパットを沈めた。キムがフェアウェイを外した率は42%で、これはこの15年では最も高い数字らしい。それでも勝てたのはパットの好調さとグリーン周りのスクランブルの上手さ。なかなかヴェテランの味を出すようになってきた。11アンダー3位にチャール・シュワーツェルとデラット、10アンダー5位にショーン・ミキール、9アンダー6位にケヴィン・ステッドラーとマガートが入った。








 
 
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