初日に雨風が吹き荒れ、プレイがほとんどできなかった今年のヒューストン・オープン、土曜を終わっても予定に追いつかず、上位陣はフロント・ナインを終わるかどうかという時点で順延。その時点での暫定首位は11アンダーのボー・ヴァン・ペルト、10アンダーでフレッド・カップルス、トミー・アーマー3世、コルト・ノスト、ポール・ケイシーが続く。カップルスは昨年に引き続いての上位絡みで、最近それなりにTVに映る機会が増えているのを見ると、やっと本格的に復活の兆しか。


カップルスは最終日も踏ん張り、この日も風の強い難しい日ながら9番パー4でバーディをとって12アンダーになった時点で単独首位に立つ。その後、J. B. ホームズが11アンダーでレギュレイションを終えるが、この日の難しさを見るに、カップルスが12アンダーで踏ん張れるなら優勝の可能性は高そうだ。


しかしカップルスは16番パー3で3パットのボギーで11アンダー、後続のケイシーが13番パー5でバーディを奪って12アンダーとなり、ついに逆転する。カップルスは続く17番パー4もバンカーからのアップ&ダウンに失敗してまた一つスコアを落とし10アンダー、この日の18番パー4の難しさを見るに、これで優勝の可能性は潰える。カップルスはさらに18番もボギーで、9アンダーでレギュレイションを終える。結局ケイシーは18番をボギーで11アンダーでレギュレイションを終え、ケイシーとホームズのプレイオフになった。


18番でのプレイオフは、いきなりホームズがティ・ショットを左に曲げて池に落とす。これを見たケイシーのティ・ショットは右バンカーへ。ホームズはグリーンに4オンして第5打目のパットはショート、ケイシーは3オンで、2パットで優勝のところを手堅く寄せて2パットのボギーでツアー初優勝。9アンダー3位にはカップルスの他にニック・オハーンとヘンリク・ステンソンが入った。しかしカップルス、勝たせてやりたかったなあ。







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シェル・ヒューストン・オープン

2009年4月2日-4月5日   ★★★

テキサス州ハンブル、レッドストーン・ゴルフ・クラブ

 
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