2日目終了時点から首位に立ったロバート・アレンビーと、2日目の15番パー5でキャリア初のダブル・イーグルをとったクレイグ・ステッドラーが最終日を終わって13アンダーで並び、プレイオフへ。18番パー4のプレイオフはドライヴをラフに入れたステッドラー不利。ステッドラーの第2打はグリーン右側、池のすぐ後ろに切ってあるピンの反対側、グリーン左側のエッジへ。完全に有利になったアレンビーはピンをデッドに狙うが、かすかにダフったボールは無情にも池の中へ。逆に有利になったステッドラーは第3打のチップをピンそば5フィートにつける。アレンビーはドロップした第4打をピン奥4フィートにつけるが、ステッドラーは5フィートを沈めれば勝ちである。しかしステッドラーはこれを外し、アレンビーはパットを決め、二人ともボギーとなって勝負は今度は第10番パー4へ。


ステッドラーはここでも見事なアイアン・ショットを見せ、今度は4フィートのバーディ・パットを残すのみと有利に。しかしまたもやこれを外し、勝負はまたまた18番へ。ステッドラーの第2打は何とまたピンそば5フィート。そして信じられないがステッドラーはまたしてもこれを外す。プレイオフの第4ホールはまた10番。今度は二人ともグリーンを外す。そしてアレンビーは12フィートのパー・パットを沈め、今度はステッドラーが10フィートのパー・パットの番である。そして案の定というか、まさかいくらなんでもというか、ステッドラーはこれをまたまた外し、オーストラリアン、アレンビーのPGAツアー初優勝が決まったのであった。それにしてもステッドラー、あまりにもパットが入らないので苦笑いしていたが、勝ちのチャンスを3回も連続して逃がしたのである。家に帰ったらはらわた煮え繰り返ったのは間違いない。







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ヒューストン・オープン

2000年4月27-30日   ★★1/2

テキサス州ウッドランズ、TPCアット・ザ・ウッドランズ

 
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