ザ・ヘリテイジ   ★★★1/2

2011年4月21日-4月24日、サウス・カロライナ州ヒルトン・ヘッド・アイランド

ハーバー・タウン・ゴルフ・リンクス

かつてのMCIやヴェライゾン等、通信カンパニーがスポンサーにつくという印象が大きかったヘリテイジ、今年は冠スポンサーの名がトーナメント名から落ち、ザ・ヘリテイジとなった。このご時勢、ヘリテイジのような歴史のあるトーナメントでもスポンサー探しは容易ではないらしい。


勝負の方は3日目を終わって11アンダーで首位はルーク・ドナルド、10アンダーでジム・フューリック、9アンダー、ブレンドン・デ・ヨングとスコット・ヴァープランク、8アンダー、リッキー・バーンズ、トミー・ゲイニー、ジェイソン・デイが続く。ヘリテイジって割りといつも同じゴルファーが上いいいるという印象があるが、今年もディフェンディング・チャンプのフューリック、同様に優勝に絡んだドナルドやバーンズがいる。


最終日はブレント・スネデカーが好調で、中盤伸び悩んだドナルドに追いつき、いち早く12アンダーでレギュレイションを終える。ドナルドは一時13アンダーまで伸びたもののその後11アンダーまで後退、代わってバーンズが単独首位に立つ場面もあったが、バーンズもその後後退する。結局13番パー4でバーディを奪い再度12アンダーとなったドナルドとスネデカーのプレイオフになった。ドナルドは16番パー4でも4フィートのバーディ・パットがあり、17番パー3では今度はティ・ショットをグリーン・オーヴァーしてボギーの可能性、18番パー4では今度は第3打をあわや入れるかという絶妙のバンカー・ショットを見せたが、すべてパー上がり。一人で盛り上げた。


昨年に続いてプレイオフでは18番で二人とも第2打を6フィートにつけて、まずドナルド、続いてスネデカーもバーディ。17番ではドナルドはまたティ・ショットをバンカーに打ち込むも、これまたカップまで3フィートに寄せるサンド・ショット。結局二人ともパーで上がる。


再度18番ではドナルドの第2打がまたほとんどレギュレイションと同じ場所のバンカーに捕まる。違うのは今度は目玉になってしまったことで、さすがにサンド・ショットが冴えていた今日のドナルドでも、これではカップに寄せられない。あわやグリーン・オーヴァーかというフリンジで止まり、カップまで15フィートを残す。


一方のスネデカーは10フィートのバーディ・パットを外したもののパーで上がる。入れなきゃ負けのドナルドのパー・チップはカップに当たり、すげえ、入れた、と思った瞬間に弾かれ、勝負に決着がついた。11アンダー3位にはゲイニー、10アンダー4位にティム・ヘロンとバーンズが入った。それにしてもハーバー・タウンはプレイオフが多い。








 
 
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