3日目を終わって17アンダーで首位はダスティン・ジョンソン。11アンダーで2位のブルックス・ケプカに6打差つけ、勝負はほぼ決まったも同然か。その下は10アンダーでヘンリク・ステンソン、9アンダー、ブライアン・ハーマン、ジャスティン・ローズと続く。 

 

しかし最終日、ジョンソンは最初の2ホールをボギーで15アンダー。それでも後続には常に3打差つけ、とりこぼすことはないだろうと思った矢先から、バック・ナインに入ってさらにボギーが嵩み出す。ドライヴァーはちゃんと飛んでフェアウェイをキープしてもアイアンの距離感が今一つで、グリーンに乗らなければバーディはとれない。    


それでも今年のもう一つのWGCであるメキシコでも、似たような展開でも結局は勝ったよなと思っていたが、15番パー4もボギーで13アンダーまで後退、そこにローズが追いつき、17番パー3も奪ったローズがついに14アンダーで単独首位に立つ。ジョンソンは16番パー4もボギーで、ローズに追いつくには18番パー5をイーグルで上がる必要があったが、完璧なドライヴァーでいい位置にいながら、第2打のアイアンがやはりグリーンを外し、パー上がり。4つのパー5で1オーヴァーと、バーディ・ホールでバーディを一つもとれないどころかオーヴァー・パーになったのが痛かった。 

 

結局ローズは14アンダーで優勝。最終日、8打差をひっくり返しての逆転劇だった。12アンダー2位にジョンソン、ケプカ、ステンソン、8アンダー5位にラファ・カブレラ・ベヨ、カイル・スタンリー、ピーター・ウィレインの3人が入った。 












 

WGC HSBCチャンピオンズ  ★★★

2017年10月26日-10月29日、中国、上海、

シーシャン・インターナショナルGC 

 
inserted by FC2 system