3日目終了時点で11アンダーで首位はグレム・マクドウェル。10アンダー、ヒロシ・イワタ、9アンダー、マーティン・カイマー、バッバ・ワトソン、8アンダー、リッキー・ファウラー、ティム・クラークと続く。


最終日はワトソンが伸びて一時12アンダーで単独首位に立つ。イワタは一時8アンダーまで後退してそれまでかと思われたが後半挽回して11アンダーとワトソンまで1打差に詰め寄る。ワトソンはリーチャブルの16番パー4で刻んで安全に行き過ぎて第2打がグリーンに届かずボギー。しかし一方のイワタも15番パー5でティ・ショットをブッシュに打ち込んでボギー。この時点で11アンダーのワトソンを首位に、10アンダーにイワタ、ファウラー、クラーク、マクドウェル、カイマーの5人が並ぶ。


ワトソンは17番パー3でティ・ショットをバンカーに入れ、第2打はバンカーを出ず、ダブル・ボギーで脱落、この時点で10アンダーで5人が首位に並ぶ。イワタは16番でワン・オン狙いでバーディ・チャンスがあったがハーフ・インチ右にはずす。


18番パー5では、いったんは完全に脱落したかに思えたワトソンが、第3打の20フィートのバンカー・ショットを直接カップにねじ込みまさかのイーグル、直後にクラークもバーディで二人11アンダー。ファウラーは第2打を池ポチャのパーで10アンダーでレギュレイションを終え、まず一人脱落。イワタは17番で20フィートのパー・パットを入れて首の皮一枚残す。


イワタ、カイマー、マクドウェルの3人の最終パーティは18番は3人共刻んでいき、まずカイマーが第3打を右にそらして池ポチャ、ダブル・ボギーで沈む。マクドウェルも12フィートのバーディ・パットを外す。イワタのバーディ・パットもカップ左にわずかにそれ、勝負は11アンダーのワトソンとクラークのプレイオフになった。ファウラー、イワタ、マクドウェルは10アンダーでわずかに届かなかった。


18番でのプレイオフは刻んでいくクラークに対し、ワトソンはまたしても第2打をグリーン左のバンカーへ。クラークの第3打はカップまで25フィート残す。ワトソンの第3打のサンド・ショットは今度は20フィート残す。クラークは2パットでパー。ワトソンは20フィートを沈め、一度は完全に手放したかに見えた優勝を力づくで引き戻した。いや、ドラマティックな奴。










 

WGC HSBCチャンピオンズ   ★★★1/2

2014年11月6日-11月9日、中国、上海、

シーシャンインターナショナルGC 

 
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