98年にもこのトーナメントで優勝、昨年も3日目終了時点では首位だったジェフ・スルマンが、2日目終了時点で12アンダーで首位タイ、3日目終了時点では20アンダーと、2位のスティーヴ・ロアリーに2打差をつけて首位に立つ。この分だと、一昨年にロレン・ロバーツが記録したトーナメント・レコードの24アンダーに届くかもしれない。このコースとは相性がいいようだ。ロバーツといい、スルマンといい、PGAではそれほどドライヴァーの飛距離が出ないゴルファーがこのトーナメントでは勝つ確率が高い。TVで見ただけではわからないが、飛ばし屋よりもテクニシャン向けのコースであるようだ。ディフェンディング・チャンプの丸山茂樹は3日目終了時点で9アンダーと、さすがに2連勝は無理だったか。


スルマンは最終日も、最後の数ホールでティ・ショットをフェアウェイを外して少しひやりとさせた他は危なげのないゴルフで、この日も3アンダー68で回り、最終的に23アンダーで、19アンダーで2位のロアリーとティム・へロンに4打差をつけて勝った。4位には18アンダーでケニー・ペリーが入った。タイガー・ウッズのパワー・ゴルフを見るのは快感であるが、たまにはスルマンみたいな、私と身長がほとんど変わらないゴルファーが勝つのを見るのも、それはそれで柔よく剛を制すみたいなまた違った面白さがある。スルマンは今週は、今度はディフェンディング・チャンプとしてB.C.オープンに出るわけだが、全英には出られなかったのか??







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グレイター・ミルウォーキー・オープン

2002年7月11-14日   ★★1/2

ウィスコンシン州ミルウォーキー、ブラウン・ディア・パーク・ゴルフ・コース

 
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