3日目終了時点で13アンダーで首位に立ったのは、これまでツアー未勝利のジョナサン・ケイ。1打差でスコット・ヴァープランク、そのまた1打差でスコット・ホーク、さらに1打差でデイヴィス・ラヴ3世が続く。ケイは今年初めPGAと揉めたとかで、今シーズンのツアーは最初の2か月が出場停止処分、それが解けた後も猶予処分でこのトーナメントに出場しているそうだが、その理由は明らかにされていない。


さて、最終日は、3日目終了時点では8アンダーでケイに5打差あったフィル・ミッケルソンがチャージをかける。ミッケルソンは7番パー4で第2打を直接カップ・インさせるイーグルをとったかと思えば、直後の8番パー3で200ヤードを6フィートに寄せ、ここでもバーディかと思わせといて3パットのボギーとなるなど、いつもと同じようなアグレッシヴなゴルフ。しかし、それでも順調にスコアを縮め、一時はミッケルソン、ラヴ、ケイ、ヴァープランクの4人が12アンダーで首位に並ぶ。ヴェテランに中堅、それにツアー未勝利のゴルファーと、バランスとしては申し分ない。心情としては最近勝ち星のないラヴに頑張ってもらいたいと思うが、誰が勝っても文句はない。途中までは田中秀道の名前もリーダーボードに乗っていたが、いつの間にか見えなくなった。


4人の中で最初に脱落したのはヴァープランク。しかし後の3人は譲らず、全員13アンダーのまま最終18番パー4を迎える。勝ったのはこの3人の中で最初に18番をプレイし、ただひとリバーディを奪って14アンダーとなったミッケルソン。ケイとラヴも共に18番でバーディ・チャンスがあったが、ものにすることができず、13アンダーで2位タイに終わった。ヴァープランクは11アンダーで4位。これでミッケルソンは昨年に続きバック・トゥ・バックのチャンピオンになった。いや、ほんとに、ミッケルソンて、これでまだメイジャーを1勝もしていないのが不思議だ。







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キャノン・グレイター・ハートフォード・オープン

2002年6月20-23日   ★★★

コネティカット州クロムウェル、TPCアット・リヴァー・ハイランズ

 
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