2日目、3日目と64を出したマーク・カルカヴェッキアが、3日目を終わった時点で17アンダー、2位のノタ・ビゲイ3世に3打差をつけて首位に立つ。最近カルカヴェッキアが勝ったのは見たことないし、久し振りに彼の番かと思っていたら、勝ったのは最終日、その3打差をひっくり返したビゲイ3世。ビゲイ3世はトータル20アンダーで、先週のセント・ジュード・クラシックに続いてバック・トゥ・バックの2連勝。大したものだ。ネイティヴ・アメリカンの血を引くビゲイは、タイガー・ウッズ同様マイノリティであるだけでなく、スタンフォードでウッズのチームメイトでもあった。また、今年飲酒運転で逮捕されたりと自分のゴルフ以外のところでマスコミを騒がせていたが、先週、今週とゴルファーとしての実力も見せつけた。やるじゃない。


ブルズ・アイのパターで左、右両方から打つビゲイのパッティングは変則的であるが、最終日はそのパットがよく決まっていた。特にカルカヴェッキアと同率19アンダーで並んだ最終18番で、カルカヴェッキアが先にバーディ・パットを外した後、25フィートのバーディ・パットを入れて優勝をもぎ取ったあたりの粘り強さ、勝負強さはなかなか大したもの。完全にプレイオフだと思っていたカルカヴェッキアの唖然とした表情が印象的だった。ビゲイがいったんは2打リードして迎えたリーチャブルの15番パー4で、バーディ・パットを外した後カルカヴェッキアがイーグルをとって追いついた時は、流れは完全にカルカヴェッキアに傾いたかと思ったんだが。これでウッズが全米オープンを勝った後ビゲイが2連勝で、スタンフォード出身がツアー3連勝。来週ウッズがウエスタン・オープンのタイトルをディフェンドすれば、スタンフォードの4連勝となるらしい。まあ、それはそれで面白いんだが、私としては今回デイヴィス・ラヴ3世が予選落ちしたのが気になる。どうしたんだろう。調子悪いのだろうか。







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キャノン・グレイター・ハートフォード・オープン

2000年6月29-7月2日   ★★1/2

コネティカット州クロムウェル、TPCアット・リヴァー・ハイランズ

 
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