長引く不況のせいで打撃を受けた米自動車業界、ついに古参のビュイックがスポンサーから撤退、ついでにタイガー・ウッズもいないことでいつもとなにやら違う雰囲気のトリー・パインズ、3日目を終わって13アンダーで首位は今田竜二、2打差11アンダーにベン・クレインとマイケル・シム、10アンダー4位にルーカス・グローヴァーがいる。フィル・ミッケルソンはその他5人と共に9アンダーで9位タイだ。

最終日はボギー先行の今田に、最初の5ホールを3バーディのクレインがあっという間にが追いつき追い越す。クレインは最後の最後でぶれ出したとはいえ、40フィート超のロング・パットを3回は沈めたのが大きかった。ミッケルソンも最初の3ホールを3ボギーで早々と戦線から脱落する。

ブレント・スネデカーは18番パー5でバーディをとればクレインに追いついたが外し、シムも18番でバーディ・チップを外し、結局クレインがこの日2アンダー70、通算13アンダーでツアー3勝目。12アンダー2位がスネデカー、シム、マーク・リーシュマン、11アンダー5位にマイケル・アレン、アレックス・プルー、アーニー・エルス、リッキー・フロウラーが入った。今田はこの日3オーヴァー75の通算10アンダーで9位タイに終わった。クレインは最後少し乱れたために、18番でパー・パットを沈めた時に自分が勝ったとは認識してなくて、キャディから握手を求められて初めて勝ったと気づいていた。