FBRオープン

2007年2月1日-2月4日   ★★★

アリゾナ州スコッツデイル、TPCオブ・スコッツデイル

3日目終了時点で首位は16アンダーのジェフ・クイニー。2打差14アンダーにアーロン・バッデリー、13アンダー3位にブレット・クイグリーとバート・ブライアント、12アンダー5位にヴォーン・テイラー、ジョン・ロリンズ、ロバート・ギャリガスの3人が続く。これでクイニーは3トーナメント連続で優勝に絡んでおり、いきなりツアーの常連といった感じになった。「ジャックアス」のジョニー・ノックスヴィルを思い出してしまうのは私だけか。

最終日は13番パー5でバーディを奪って19アンダーとなったバッデリーが一瞬クイニーと共に首位に立つが、クイニーは1分後に同じホールでバーディを奪って20アンダーとまた突き放す。その後クイニー21アンダー、バッデリーと、この日絶好調で18番パー4をプレイ中のロリンズが20アンダーとなって迎えたリーチャブルの17番パー4で、クイニーはドライヴを引っかけて池に落とす。絶妙のリカヴァリー・ショットで5フィートにつけるも、バッデリーは先にバーディを決め、21アンダーとクイニーに並ぶ。是が非でもパー・セイヴしなければならなかったクイニーだが、パー・パットは打った瞬間にプッシュとわかるボギーで、バッデリー21アンダー、クイニー20アンダーと一気に逆転する。

18番パー4ではクイニーはセカンド・ショットをバンカーに入れ、第3打は8フィートオーヴァー。既にグリーンに乗っており2パットで優勝のバッデリーはバーディ・パットを1フィートにつける。たぶんこれで勝負は決まりだったろうが、クイニーはさらに返しのパー・パットを外す。バッデリーはパー・パットを沈め、昨シーズンのヴェライゾン・ヘリテイジに続いてツアー2勝目。クイニーの初優勝はまたお預けとなった。

しかしその二人よりも惜しかったのがロリンズで、ロリンズは14番でバーディ・チャンス、15番ではカップに2インチにつけるあわやイーグルのチップ・ショット、18番での第2打はフラッグを直撃と、この中のどれか一つでも入ってれば首位タイか、単独首位に躍り出ていた。ああもったいない。優勝スコアはバッデリー21アンダー、ロリンズ20アンダー、クイニー19アンダー、ブライアント18アンダー、ビリー・メイフェア17アンダー、ヒース・スローカム16アンダー、ヴィージェイ・シング15アンダーと、7位まで一打差で一人ずつ並んだ。こういうのも珍しい。 



 
 
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