「ザ・ゲイツ (The Gates)」「ウォーターフォールズ (Waterfalls)」等、マイケル・ブルーンバーグ市長下のニューヨークでは、ニューヨークという街全体をキャンパスに見立てたアートの試みが何度か行われている。今回の「メン・オン・ザ・ルーフ」(と最初私が勝手に呼んでいたが、後日「イヴェント・ホライズン (Event Horizon)」と公式名が発表された) は、その最新の試みだ。


「イヴェント・ホライズン」は、等身大の銅像をマンハッタンのビルの屋上に道行く人を見下ろすように 設置するというもので、この銅像を造ったアーティスト、アントニー・ゴームリーによると、「街と人の感覚と戯れる」ものだそうだ。






しかもその設置の最初の場所となったのが5番街と25丁目という、私の勤めているオフィスの目と鼻の先で、ではと、さっそくランチ・タイムを利用して見に行ってきた。まるで間違い探しのようだが、画面左端の方のビルの屋上に、人が立っているのがわかるだろうか。






しかもこれ、一体だけではなく、角度を変えて見ると、その後方にさらにもう一体の銅像があって、前方の銅像を見下ろしている。意味不明でヘンだけど、確かに面白いは面白いと思うのだった。因みにNYPD (ニューヨーク市警) は、すわ飛び降りかと早合点した市民からの通報の殺到を警戒している由。マンハッタン中に設置される銅像の数は全部で31体になるそうだ。








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Event Horizon   イヴェント・ホライズン

2010年3月
ニューヨーク、マンハッタン

 
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