デュバイ・デザート・クラシック

2007年2月1日-2月4日   ★★★

アラブ首長国連邦、デュバイ、エミグレイツ・ゴルフ・クラブ

昨年、プレイオフでアーニー・エルスを破ったタイガー・ウッズがディフェンディング・チャンプのデュバイ・デザート・クラシック、普段ならEPGAまで追っかけることはほとんどないのだが、3日目を終わった時点で首位がエルスの17アンダー、ウッズは3打差14アンダーで、もしかしたらまた昨年の再現かということを聞くと、いても立ってもいられなくなってゴルフ・チャンネルに合わせてしまった。とはいえメイジャーでもないのに日曜の朝から早起きするきにもなれず、録画しといて後で見たわけだが。いずれにしても二人の間にはヘンリク・ステンソンら3人がいるのだが、もう目はエルスとウッズしか見えていない。

最終日はフロント・ナインでエルスの調子が悪く後退したため、一時エルス、ウッズ、ステンソン、ロス・フィッシャーの4人が15アンダーで首位に並ぶ。しかし今度はウッズがそこから連続ボギーで後退、13アンダーまでスコアを落とし、フィッシャー、エルス、ステンソン、ニコラス・ハースが16アンダーで首位に並ぶ。ウッズはその後3連続バーディで挽回するが時既に遅く、ステンソンは18アンダーまでスコアを伸ばして単独首位、18番パー5でもバーディを奪い、19アンダーとなって結局そのまま逃げ切った。2位がエルスで18アンダー、3位ウッズとファースが17アンダー、5位がフィッシャーで16アンダーだった。

中東は空気中にやはり砂が舞っているのか、ちょっとでもカメラがロング・ショットになると、風景が霞む。その上陽が差すと陽射しも強いようでゴルファーの多くは目の保護にサングラスを着用していたが、ウッズの敗因はあの似合わないサングラス姿にあったのではないかと思ってしまった。解説がまるでFBIみたいと言っていたが、本心では、誰かセレブリティのボディ・ガードみたいと言いたかったに違いない。まるで似合わない。それだけでなく、サングラスを外す時に、キャップの上にかけるのではなく、後ろ向きにかける、一部の弱いゴルファーがよくやるあのやり方だけは、みっともないから止めてくれと思った。なんかウッズの後ろ向きサングラス姿を見た瞬間、あんな格好をするくらいなら負けてもいいと思ったくらいだ。少なくとも中盤の連続ボギーは、ウッズのサングラス姿に失望したファンのマイナス気分が伝わったためと私は確信している。



 
 
inserted by FC2 system