Dog Eat Dog
放送局: NBC
プレミア放送日: 6/17/2002 (Mon) 21:00-22:00
製作: BBC、NBCステュディオス
製作総指揮: マット・クニツ、スチュアート・クラスナウ
共同製作総指揮: アンドリュウ・ホーグル、ジョナサン・シンガー
製作: マーク・カイザー、クリストファー・ロア、テッド・スミス、ハヴィア・ウィニク
監督: ボブ・レヴィ
ホスト: ブルック・バーンズ
内容: 勝ち抜き体力サヴァイヴァル・ゲーム。6人の参加者が、幾つかの体力ゲームで、最も失敗しそうだと思える者に投票し、選ばれた者はスタジオ内に作られたセットで、雨風に打たれながら決められた時間内に綱渡りをしたり、回転する輪っかにくくりつけられたまま数々の質問に答えさせられたり、逆さまで宙吊りにされたままプールに中に落とされたり、等のゲームに挑戦する。所定時間内にミッションを遂行できなかったり質問に答えられなかったりした参加者は、「ドッグ・パウンド」(獣を閉じ込めておく檻という意味があるが、実際にはただのベンチである) に入れられ、最後の敗者復活戦まで待たなければならない。
うまく所定の目的を達成した場合には、自分に投票した者を逆指名してドッグ・パウンドに入れることができる。これらの難関を乗り越え、最後まで残った勝者は、最後のクイズに挑戦する挑戦者の資格を得る。この最後のクイズは自分が答えるのではなく、それまでに脱落していった者の中から答えさせる者を選び、そいつが答えきれなかったら挑戦者のポイント、逆に指名した者が正答したらそれまでの5人の敗者側のポイントとなり、先に3ポイントとった方が優勝となって、賞金2万5,000ドルを獲得する。挑戦者が勝った場合、賞金は総取り、敗者側が勝った場合、賞金はその5人に分配される。
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2001-2002年シーズンも終わり、アメリカのネットワークは9月までお休みである。いや、昔は休みだったと言った方がいいかもしれない。近年、ケーブルTVの猛追を受けるネットワークは、本来ならシーズンの狭間でくつろいでいるはずのこの時期にも、新しい番組を投入せざるを得なくなった。当然の如くそれらの番組は、製作費が安く上がるリアリティ・ショウということになる。ABCの「フー・ウォンツ・トゥ・ビー・ア・ミリオネア」も、CBSの「サバイバー」も、元はと言えばこの時期に編成され、社会現象を巻き起こすまでのヒット番組となった。
今夏は、さらにこれまでに輪をかけて新しいリアリティ・ショウの編成が予定されている。もちろん視聴者の立場から言わせてもらえればこれは願ったりかなったりで、再放送番組なんかを見せられるよりも、リアリティ・ショウだろうがドラマだろうが、見たことのない番組が見たいに決まっている。既にもう何本も新リアリティ・ショウが始まっているのだが、現段階で人が見ている番組といえば、FOXのタレント発掘番組「アメリカン・アイドル (American Idol)」と、NBCの勝ち抜きサヴァイヴァル・ゲームの「ドッグ・イート・ドッグ (Dog Eat Dog)」だろうか。
リアリティ・ショウとはいえ、まったく系統の違う二つの番組が現在ヒットしているわけだが、実はこの二つの番組には重大な共通点がある。両方ともイギリスで既に放送され、人気を博した番組のアメリカ版の焼き直しという点だ。元々リアリティ・ショウは世界各国でヒットした番組のフォーマットだけを輸入して、その国のテイストに合わせてマイナー・チューンを施すのが普通である。アメリカにおいては、特に英国産のリアリティ・ショウの焼き直しがすこぶる多い。元々同じ言語を話し、テイストが似通っているからということもあるだろうが、それにしても「ミリオネア」も「ウィーケスト・リンク」も、元々はイギリスで始まって人気の出た番組の焼き直しである。全部他人様の物真似だなんて、TV大国の名が泣くぞ。
とはいっても、本心を言えば、面白い番組さえ見れるなら、オリジナルを放送した国がどこかなんてことはまったく関係ない。一般の視聴者は、番組が元々最初に放送された国なんて、はっきり言って気にしちゃいないのだ。というわけで、真夏でも新番組の見れるこういう風潮は、私にとっても万万歳である。
さて、「ドッグ・イート・ドッグ」であるが、途中、回転する輪っかにくくりつけられたままで、連続して出題される質問に答えさせられたりするという「ザ・チャンバー」みたいなクイズ番組的要素もあるが、基本的に専ら体力ゲームである。体力ゲームに挑戦する者を他の者が示し合わせて投票して指名するという、「サバイバー」的裏切り/パワー・ゲームの要素もないことはないが、「サバイバー」みたいに投票されて追放されたらおしまいということはない。結局どこかの段階で全員体力ゲームに挑戦しなければならなくなるため、パワー・ゲームとしてはあまり面白味はない。つまり、ほとんど体力サヴァイヴァル・ゲーム番組と言ってしまっていいだろう。どちらかというと、現在NBCが放送してわりと人気を博しているサヴァイヴァル・ゲーム番組の「フィア・ファクター (Fear Factor)」に一番近いと言える。「フィア・ファクター」の方がいささかグロい嫌いはあるが。
製作陣の名前には、やはり「フィア・ファクター」にも参加していたマーク・クニツや、「ウィーケスト・リンク」に関係していたハヴィア・ウィニク、スチュアート・クラスナウ等の名が見え、さもありなんと思わせる。ホストのブルック・バーンズは、一時、全世界で最も見られていたTVドラマ「ベイウォッチ」出身。
私は最初、まあ、「フィア・ファクター」も「ウィーケスト・リンク」も結構飽きたし、別に「ドッグ・イート・ドッグ」も似たようなもんだろ、話題となっている参加者のストリップ以外は別に見たいとも思わないなあと思っていた。それが気を変えたのは、とりもなおさず、この手のリアリティ・ショウでお馴染みのセレブリティ・ヴァージョンのメンツに痛く興味を惹かれたからである。7月15日に編成されたこのセレブリティ・ヴァージョン、参加者が初代「サバイバー」優勝のリチャード・ハッチ、同じく初代「サバイバー」のスーザン・ホウク、初代「誘惑の島 (Temptation Island)」参加者のアイトーシーとカヤ、「フー・ウォンツ・トゥ・メアリ・ア・マルチミリオネア」のダーヴァ・コンガー、そして、全米で最も有名なハウス・ゲスト (と番組では紹介されていた) のケイト・ケイリンという、いや、これ以上のメンツを集めるのは不可能じゃなかろうかという大盤振る舞いである。
ハッチは「サバイバー」効果も薄れて最近は見なくなっていたが、久し振りに見ると、「サバイバー」撮影後に行った脂肪吸引手術の効果も消えて、また単なるゲイのデブに逆戻りしてしまっている。スーザンは相変わらずで、この人はTVに出ようが出まいが人間が変わらない。本当にそういう性格なんだろう。「誘惑の島」のカヤとアイトーシーは、現在、以前の恋人とはどうなったかという、視聴者が本当に知りたいことには番組内では触れずに終わった。そこにこそホストは突っ込んでくれよ。気が利かねえなあ。「マルチミリオネア」のコンガーは、5月にもFOXの「セレブリティ・ボクシング2」で、元祖妖精のオルガ・コルブトとグローブを交え、叩きのめしたのを見たばかりである。この人、本当に声さえかかればどこにでも行くみたいだ。「プレイボーイ」で脱いで以来、恥も外聞も捨てたようである。
さて、最後のケイリンは、日本人にとっては馴染みのない名前かもしれないが、アメリカ人にとっては、多分上記中、最も有名な人間である。1994年、アメリカの全国民を三面記事の読者と化させたO. J. シンプソン事件で、事件当時ハウス・ゲストとしてシンプソン家に滞在していたために、花形目撃者として一時ありとあらゆる媒体に登場した、究極のインスタント・セレブリティのご本尊の登場である。ちょっとの間だけ有名になり、すぐ忘れ去られた者を揶揄して言う「フィフティーン・ミニッツ・フェイム (15 Minutes Fame)」とは、彼のためにあるような言葉だ。しかもケイリン、8年前とまったく顔が変わっていない。こいつ、人間が成長してないのか。
これらの者が大挙して出場するならば、これはそそられる。それでいそいそとチャンネルを合わせてみた。まず、初っ端、コンガーが3人からの投票を受けて、雨風に打たれながらの平均台ゲームに挑戦する。1分以内にプールの上空にわたされた平均台の上を往復するというもので、指名した者の予想通り?、いきなりコンガーはこのゲームをこなせなくて脱落。次に指名されたケイリンは、回転する輪っかに結わえつけられたまま、1分半に8問のクイズに答えさせられ、7問まで正解したものの結局あと1問が答えられず、これもドッグ・パウンド入り。この時の問題は、ホストの述べる単語に母音が幾つあるかを答えるというものだったが、上下逆さまになったりして頭に血が上り、気分悪くなりそうな中を集中して物事を考えるというのはなかなか難しそうだった。
次にプールの中で大揺れする台の上で落ちないようにしながら、梯子にくくりつけられたリボンを2本一定の場所に集めるというやつでは、ハッチが指名され、これも脱落。その次に指名されたカヤが挑戦させられたのは、1分半以内に何の助けも借りずに涙を流すというもので、カヤは色々頭の中で考えたそうだがやはり泣くことはできず、結局今回は、全員が各々のゲームに失敗して脱落となった (そう言えば昔「SMAPxSMAP」で、確か同じようなゲームをしてたよなあ。結構速攻で皆泣くことができるようで、ヘンに感心したことを思い出した)。最後まで残ったスーザンとアイトーシーは、プールの中に立てられた揺れるポールの上にどちらが長い間立っていられるかという最終ゲームに挑戦、スーザンが勝って、最後のクイズに挑戦する資格を得た。スーザンは最後のクイズでもうまく答えさせる相手の人選に成功、ポイントを積み重ねて無事2万5,000ドルを獲得した。私は「サバイバー」ではスーザンを応援していたので、今回は溜飲を下げたという感じである。
それはそれでいいんだが、私が見たこの回は、話題となっていた参加者のストリップがなく、その点では残念。もちろんハッチのストリップなぞ目が腐るから見たくもないが、コンガーとアイトーシーのストリップなら是非見てみたかった (スーザンもストリップはパスだな)。ネットワークのNBCの放送だから、実際にストリップをやっても胸と下半身はぼかしが入るのだが、スタジオが異様に盛り上がるこのシーンだけは、実は色んなところで紹介されており、番組の本当のセールス・ポイントは、参加者と、ホストのバーンズの野球拳にあるとは専らの噂である。とりたててホスティングがうまいとも思えず、どちらかというと飾りの印象の強いバーンズがホストを担っているのは、もちろん彼女のストリップの可能性に視聴者が興味津々だからだろう。なんてったって「ベイウォッチ」出身だからね、ボディの方は折り紙つきである。
というわけで、なんとなく興味を惹かれたので、次の回も見てみた。そうすると、その回は出演者がすべて女性の、容貌が人並以上のチアリーダーを集めた回だった。「ドッグ・イート・ドッグ」は、体力ゲームのすべてがプール上やプール内の、水が絡むものであるので、彼女らはすべて水着姿となる。この回の最初のゲームは、プール上に設えられた二枚の板の上に参加者を片足ずつ乗せたまま立たせ、質問に正答できなければその板が段々離れていくというもので、視聴者は、誤答するたびに段々大股開きになっていく水着姿の美女を見て楽しむという仕掛けなのだ。要するに、この番組がアピールしている最大の要素は、この色気というか、いやらしいところにあるのだ。もちろん全回出演者が女性だけということではなく、身体に自信のある男性も他の回では登場するのだが、少なくとも男性視聴者に限れば、今回はどんな女性のあられもない姿が見れるのかという期待が、最大のアピール・ポイントになっていることは確かだろう。
さて、実は「ドッグ・イート・ドッグ」に限らず、最近の勝ち抜きサヴァイヴァル型のリアリティ・ショウは、危険な目に遇う参加者が跡を絶たない。「フィア・ファクター」や「ザ・チャンバー」を見ていて、これはやがて死人が出るぞと思っていたが、「ドッグ・イート・ドッグ」でも、番組の収録中に、誰がプールの中で最も長い間息をしないで我慢していられるかというゲームで、限界を超えて我慢したために失神して、病院に運ばれたという参加者がいたということだ。いったい何考えてんだか。実際、私が見たチアリーダー版でも、プールの底で重しを持ったまま歩くというゲームで、これをさせられた女の子がもう少しで溺れそうになって、待機していた酸素ボンベをかついだ救助隊に助けられていた。また、ノルウェイ版の「フィア・ファクター」でも、雌牛の目玉を食って食道に詰まらせて病院に運ばれ、手術を受けて一命を取り止めた者がいたことが報道されている (ゲテモノ食いはこの番組の専売特許である)。
その他にもリアリティ・ショウ関係では、参加者による番組の訴訟が途切れないことも問題になっている。いち早く話題となった、初代「サバイバー」参加者のステイシーによるデキレース訴訟を皮切りに、「ミリオネア」、「誘惑の島」、「ビッグ・ブラザー」等、話題となる番組は、必ずと言っていいほどどこかの段階で誰かから訴えられる運命にある。「ミリオネア」のようなさほど派手でない番組でも、聴覚の不自由な視聴者が、それを理由に番組参加を認められないのは憲法違反として番組を訴え、一方で番組側が、英国版で優勝した参加者がインチキをしたとして、金を返せと訴えるなどしている。MTVの「オズボーンズ」のような視聴者参加型ではない番組まで、番組の大元のアイディアは俺が出したんだとどこぞの誰かから訴えられていた。いったいリアリティ・ショウの行く末はどうなるんだろうと思わないではいられない。
さて、話は変わるが、上の方で番組名だけ挙げといて中身に触れないのもなんなので「アメリカン・アイドル」の方も少し説明すると、これはもう、「スター誕生」(古い?) そのものである。アメリカに長い者なら「スター・サーチ (Star Search)」の新ヴァージョンと言えばわかりやすいかもしれない。これらの素人参加番組に様々な演出を盛り込んで、よりドラマティックにしたものが、「アメリカン・アイドル」だ。1万名を超える応募者の中から、まずジャッジが容赦なく才能のない者を振り落として30名まで絞り、それから後は、参加者が生放送で歌った後、TVを見ている視聴者からの投票で、次回に残る者を決めていくという趣向である。因みにこの番組、イギリスでは「ポップ・アイドル (Pop Idol)」と題され、社会現象化するほどの人気番組だったということだ。
実はこの番組が結構面白いのだ。元々この種の番組は、洋の東西を問わず人気がある。素人のど自慢は最も古い形のエンタテインメントだから、それも当然だろう。「アメリカン・アイドル」は、それに視聴者投票というサヴァイヴァル・ゲームの要素を持ち込み、さらにエンタテインメント性を盛り上げた。毎週火曜日に参加者が歌い、水曜日に生放送で誰が脱落するかを決めるわけだが、誰が残り、誰が落ちるかを時間をかけて盛り上げるこの部分は、要するにまるで「サバイバー」そのものなのだ。
さらに、投票には加わらないが、意見を述べるサイモン・コーウェル (音楽プロデューサー)、ポーラ・アブドゥル (シンガー/ダンサー)、ランディ・ジャクソン (音楽プロデューサー) という3人のジャッジが話題になっている。この中でも特に、コーウェルの毒舌が番組を面白くしているのは論を待たない。予選から何人もの応募者をその辛辣な意見で泣かせてきたコーウェルが、今回何と言うかが番組を見る醍醐味の一つであることは確かだ。というわけで、実は私が今夏最も頻繁に (毎回欠かさず、とも言える) 見ている番組が、何を隠そうこの「アメリカン・アイドル」なのだ。
現在、番組は後半戦に入り、既に残り6人にまで絞られている。この中で最後まで残ったたった一人にレコード・レーベルとの契約および歌手デビューが約束されている。しかし、これまでの経過を見ると、もう、ほとんど優勝するのはタマイラ・グレイかジャスティン・グアリーニのどちらかに絞られたという気がする。特に実力ではタマイラが一歩抜きん出ており、彼女が歌った後でその他の者が歌うのは、なんだか可哀想な気がするくらいだ。しかしジャスティンには既に女性親衛隊がついており、こちらもなかなか侮れない。今週 (7月最終週) はジャスティンは失敗して落とされる寸前まで行ったが、この経験を活かして、今後は手堅くまとめてくるだろう。
私が一番可愛いと思っていたのはライアン・スターだったが、彼女は今週、ついに落とされてしまった。私の女房はニッキ・マッキビンを応援しているが、彼女も毎週首の皮一枚というところで居残っており、あまり先行き芳しいとは言えない。クリスティーナ・クリスチャンはわりとダーク・ホースという印象はあるが、しかし、実力の点でタマイラにあと一歩及ばない。ただしクリスティーナは実力と容貌という点では最もバランスがとれており、もしタマイラが躓くようなことがあれば、彼女が番狂わせを演じる可能性もある。
番組を見ていて非常に面白い点が、全員、回を重ねる毎に歌うのがうまくなっていくだけでなく、顔まで変わってくることだ。最初はどれも皆田舎のにーちゃんねーちゃんにしか見えなかった参加者が、たった数週間のうちに、見られることで度胸がつき、顔が引き締まり、着こなしがうまくなり、場慣れして、全体の印象がまるで変わってくる。その変化が実に面白い。人に見られることで人間は変わるという実例をまざまざと目の当たりにしている思いがする。
というわけでなかなか今夏の話題を提供している「アメリカン・アイドル」であるが、しかし優勝するのは、持っている才能で選ぶとすれば、やはりタマイラしかいないでしょう。彼女が第2のホイットニー・ヒューストンになるのは、既に今から明らかである。万が一何かの陰謀か思いもかけなかったどんでん返しでタマイラが優勝できなかったとしても、彼女は絶対他のレコード・レーベルから声がかかるのは間違いない。というか、他のレーベルは是非ともそれを願っているだろう。とにかく、彼女は格が違うのだ。既に大物という風格を漂わせている。私は彼女のファースト・アルバムを買うのを今から楽しみにしているくらいだ。
追記 (8/7):
私が大穴でもしかしたらと睨んでいたクリスティーナも、今週姿を消した。前回のパフォーマンスははっきり言ってタマイラすら上回っており、実力があることは証明済みだったのだが。しかし彼女はそんなに心臓が強くはなさそうで、今回はちょっと歌の時に声が震えており、ちょっと失敗したかなと思わせてしまったのが痛かった。しかし、それでも、私は落ちるのはニッキかR. J. のどちらかだとばかり思っていたのに。しかも歌を歌った翌日の、居残りを決める結果発表の時は、彼女はストレスのために緊急入院を余儀なくされ、落選者不在のままの生放送であった。まあ、クリスティーナにとっては過度のプレッシャーから解放され、よかったのかもしれない。やはりこの世界、心臓が強くなければやっていけない。それにしても毎回下の3人の中に入っていながら毎回生き残っているニッキは、強運の持ち主なのかそうでないのか。
追記 (8/14):
アンビリーバブル。「アメリカン・アイドル」もどんどん「サバイバー」的な意外な展開を見せるようになってきた。投票で下の二人がニッキとRJだったというところまでは予想通り。そして多分火曜日のパフォーマンスから判断するに、今回こそニッキが落とされるのはほぼ確実と思われた。今回ニッキ、次回RJが追われ、そして実力的には伯仲しているタマイラとジャスティンとケリー・クラークソンの3人で最後の争いが行われるのは、火を見るよりも明らかだと思われた。それがまさかRJがニッキより先に落とされるとは! ニッキの強運侮るべからず。この分だともしかしたら来週も何か番狂わせを演じてくれるかもしれない。
追記 (8/21):
なんてこった。この手の番組では番狂わせというものはつきものだが、なんと今回、優勝はできなくとも最後の二人まで残るのは確実だと思われたタマイラが落ちた。信じられない。昨日のパフォーマンスでは、確かに初めてタマイラが失敗したのを見たとは思ったのだが、2回ずつ歌ったため、2回目は持ち直して、これで大丈夫だと思ったのに。ニッキはこの一と月で初めて悪くないと言えるデキだったが、それでも落ちるのは彼女しかなく、タマイラとジャスティンとケリーの3人が残るのは間違いないと思っていた。ニッキの強運というのはほとんど信じられない。しかし、タマイラは近いうちに他のレーベルからデビューするだろう。それにしても、まるで華がなく、顔も名前も最後まで覚えるのに苦労したケリーがここへ来て大いに大穴の可能性が出てきた。いくらなんでもニッキがこれ以上残れるとは思えないが、しかし、これまでの経過を見ても、次に何が起こるかはわからない。うーん、でも、この番組が面白いのは、やはりこの意外性なんだよなあ。
ところでこの結果は視聴者の電話投票に因っているのだが、毎回何百万件という数の投票があり、しかも放送する毎に段々増えていく。番組が終わった後2時間くらいの間がそのコールの時間帯なのだが、PCを使って自動で何度も連続で電話してくる奴等が結構いるそうだ。何百万件の中の何万件かくらいがそういう者らしいのだが、別に番組自体も組織票を排除してないので、出演者の親類縁者はとにかく電話をかけまくっているらしい。で、私も興味あったので、ほとんど興味本位で電話してみた。何百万件もかかってくるくらいだから繋がらないかと思ったが、1回ですぐ繋がった。それで自分が推す参加者の番号を押すと、録音が投票ありがとうと言って終わりである。なんだ、簡単じゃないか。これなら一人でも2時間あれば100回くらいは電話できそうだ。因みに昨晩私が投票したのは、判官贔屓でニッキである。しかし、これならタマイラにしとけばよかった。
追記 (8/28):
初めて予想通り? に、ついにニッキが落ちた。昨日のパフォーマンスを見る限り、いくらなんでもここで番狂わせはあるまいと思われたが、やっとその通りになった。しかし、彼女はよく頑張ったよ。この2か月間、毎回下の二人か三人に入り、毎回首の皮一枚で残った。私がもし彼女の立場なら、既にストレスでダウンしてるだろう。さて、最終回は元々優勝候補のジャスティンと、大穴のケリー。ケリーは無茶苦茶地味だったので歌がうまいわりには印象に残らなかったが、こうなると五分の勝負である。来週はいよいよ最終回。火曜の放送が1時間、水曜の最終回は二人しかいないのになんと2時間枠での放送だそうで、先週火曜日の「アメリカン・アイドル」が週間視聴率で1位、水曜日が2位になったために、とにかく引き延ばしてコマーシャルをたっぷり入れて儲けようという魂胆のようだ。もう、ここまで来たら2時間でも3時間でも見るけどね。
追記 (9/4):
本当に大穴が来てしまった。いつもですら30分でも長いと思っていた結果発表を、最終回ということもあり、2時間と総集編の形で引き延ばす引き延ばす。そしてその結果、本当に大穴のケリーが来てしまった。ケリーが歌がうまいのは認めるし、最初の方に較べれば容姿だって格段に向上したことも認めるが、しかし、やはり彼女にはジャスティンやタマイラが持っていた華、スター性に欠けるため、優勝はないものと思っていた。私は女房との賭けでジャスティンに10ドル賭けていたのに、うーん、この手の予想で当たったためしがない。いずれにしてもこれで「アメリカン・アイドル」も終わり。「サバイバー」とか「アメイジング・レース」とかもそうなのだが、この手の奴って結構集中して見るために、わりとエネルギーを使い、毎週追っかけて見るのも結構疲れる。番組が終わって実はほっとしたというのが嘘偽りないところ。
