ドイツ・バンク・チャンピオンシップ

2003年8月29-9月1日   ★★1/2

マサチューセッツ州ノートン、TPCオブ・ボストン

数年振りでボストン地区で開催されるトーナメントとなったドイツ・バンク・チャンピオンシップ、通常のトーナメントと異なり、金曜が初日で月曜が最終日という変則スケジュールだ。そのドイツ・バンク、3日目終わった時点で15アンダーで首位に立ったのは、オーストラリアのアダム・スコット。12アンダーで2位のジョナサン・ケイに3打差をつける。スコットはとにかく、そのフォームがタイガー・ウッズにそっくりなことで知られており、シルエットだけを見ると、本当に誰が誰だかわからない。ティ・ショットで打った後に右足をちょこんとはねるところまでそっくり。


そのウッズもドイツ・バンクに出ているのだが、その理由は、このトーナメントがウッズ主催の慈善基金にいくらかの援助をしているためだ。さもなければ、NEC招待に出た翌週は休むというスケジュールが続いているウッズが、このトーナメントに出ることはまずなかっただろう。


そのウッズ、2日目のフロント9を終わった時点で3オーヴァーとウッズらしからぬ展開で、その時点でイーヴン・パーと見られていた足切りスコアを3つもオーヴァー、もしかしたら更新を続けていた連続予選通過記録がここで止まるかと思われた。しかしそこから挽回、最終日には、優勝には絡まないまでもリーダー・ボードに名前が載るまでスコアを伸ばすところはさすがである。見てるとパットなんか外しっぱなしなのに、いつの間にかスコアは縮めているんだよな。


しかしトーナメントの方はまったくスコットが危なげなく、最終日5アンダー66、通算20アンダーで勝った。これまでに世界では4勝しているが、PGAツアーは初優勝で、これで今季のツアーで6人目の、ツアー初優勝者となった。2位には16アンダーでロッコ・メディエイト、3位に15アンダーでジャスティン・ローズ、4位に14アンダーでヴィージェイ・シングが入った。ウッズはスティーヴ・フレッシュと共に11アンダーで7位タイに終わった。







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