バークレイズがノーザン・トラストになったようにドイツ・バンクもデル・テクノロジーズにスポンサーが代わったプレイオフズ2戦目、ノーザン・トラストは開催コースも代わったが、デルはTPCボストンのままだ。
3日目終了時点で12アンダーで首位はジャスティン・トマスとマーク・リーシュマン、11アンダー、ポール・ケイシー、10アンダー、ジョーダン・スピース、グレイソン・マーレイ、アダム・ハドウィン、9アンダー、ダスティン・ジョンソン、ジョン・ラームと続く。
最終日は早々とトマスとリーシュマン、それにこの日好調のスピースの3人の争いになる。一時18アンダーまで伸びたリーシュマンがスピースとトマスに2打差つけ、そのまま行くかと思われたが、リーシュマンはバック・ナインで失速、スピースも後退し、13番パー4でバーディを奪い、一人16アンダーとなったトマスが単独首位に立つ。トマスは15番パー4でもバーディを奪い、17アンダー、そのまま逃げ切った。14アンダー2位にスピース、13アンダー3位にリーシュマン、12アンダー4位にラームとケイシーが入った。
バック・ナインで大きく崩れたリーシュマンは、18番パー5でグリーンに乗せ損ねた後の第3打をミス・ヒットし、横に飛んだボールはあわやカメラマンに当たろうとして、大きく足を広げたカメラマンの足の間を抜けて行った。実況のジム・ナンツはなんだかむちゃくちゃ興奮して、プレイ・オブ・ザ・デイだと評していた。翌日のニューズでもこのシーンが何度も採り上げられていた。こんなショットで人の記憶に残るのは嫌だろうなあ。