デル・マッチ・プレイ・チャンピオンシップ   ★★★

2017年3月22日-3月26日、テキサス州オースティン

オースティン・カントリー・クラブ

平日のグループ戦を勝ち抜いて週末のノックアウト・ラウンドまで駒を進めたのは、ケヴィン・ナー、ビル・ハーズ、ソレン・ケルドセン、ウィリアム・マガート、谷原秀人、ポール・ケイシー、ロス・フィッシャー、バッバ・ワトソン、アレックス・ノレン、ブルックス・ケプカ、ダスティン・ジョンソン、ザック・ジョンソン、マーク・リーシュマン、フィル・ミッケルソン、ジョン・ラーム、チャールズ・ハウエル3世の16人。トップ・シードのジョンソン (D) 以外は、ロリ・マキロイ、ジェイソン・デイ、松山英樹、ジョーダン・スピース、ジャスティン・トマス、セルジオ・ガルシアと第7シードまで総崩れ。一次をリーグ戦にしても、やはり一発勝負のマッチ・プレイで勝ち抜くのは難しい。途中棄権のデイは母にガンが見つかったとかで、マッチ・プレイだけじゃなく当分トーナメントには出ないそうだ。 

 

週末は土曜午前のラウンド・オブ・シックスティーンに勝ってクオーター・ファイナルスに進んだのがジョンソン (D)、ノレン、谷原、フィッシャー、ミッケルソン、ラーム、ハーズ、ケルドセンの8人。午後のクオーター・ファイナルズではジョンソンがノレンを3&2で下し、谷原がフィッシャーを4&2で、ハーズがミッケルソンを2&1で、ラームがケルドセンを7&5でそれぞれ下す。 

 

日曜午前のセミファイナルズではジョンソンが谷原を1アップで、ラームがハーズを3&2でそれぞれ下してファイナルに駒を進める。ジョンソンはクオーター・ファイナルこそ3アップから追い上げられて一時はオール・スクエアになり、セミファイナルでは谷原相手に今トーナメントで初めて18番までプレイしたものの、ここまでほとんど危なげない勝ち方。それにしてもジョンソンとラームのファイナルって、先頃のメキシコのWGCでも最終日この二人が優勝を争っていた。ジョンソンはともかく、最近のラームの頭角の現し方はすごい。 

 

とはいえ午後のファイナルではジョンソンがラーム相手に一時は5アップのリードと、あまりに差がつき過ぎて、強いのはいいがはっきり言って大味な展開で、もうちょっと競ってもいいぞと思わせた。そしたらそこからラームが挽回に転じ、17番パー3を迎えて1ダウンまで追い上げる。1ダウンのまま迎えた18番パー4では、ラームがリーチャブルというには微妙な300ヤード超えのグリーンを超えるティ・ショットを放つ。しかし第2打のチップを打つ寸前に後ろでトイレのドアが閉まる音が鳴り響いたのが影響したか20フィート・ショートし、結局パー上がり。ジョンソンは2オン2パットのパーで、追いすがるラームをうっちゃって1アップで勝った。


コンソレーション・マッチはハーズが谷原を2&1で下した。谷原は破れこそしたものの、パー3ではホール・イン・ワンを見せるなど、ギャラリーを沸かせていた。同日程開催のプエルト・リコ・オープンは、D. A. ポインツが20アンダーで18アンダーのレティーフ・グーセン、ブライソン・デシャンボー、ビル・ルンドに2打差つけて勝った。





 






 
 
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